No.458 (H.24.05.23)   山菜シリーズⅡ 


                           



     ある程度の収穫を得て、長い林道を歩いて車に戻った。
     登山靴を抜こうと思ったら、
     「まだあるかもしれないから・・」
     と「山ノ神」がいうので、仕方なく登山靴を履いたまま
     運転する事になる。

     うねりくねった山道を、慎重に運転している中、
     「あった!」と「山ノ神」が言う。
     よく車の中から見付けるものである。

     道路から5~10m程上の法面に、
     確かにウドが生い茂っていた。
     「あそこはダメだよ!繋がるものがないし、
     ピッケルも刺さらないよ!」
     と言うと、「こっちからなら、登れるのじゃないの?」
     だって・・・

     「危ない所はやめて・・」だったハズなのに、
     時間が経つに連れ、慣れてきたのか、
     「あそこにも、ここにも・・」を繰り返す。

     その内、「もっと上にも・・・」になる。
     ご勘弁を・・・・

     下にいる「山ノ神」はどんな顔をしているのか、
     シャッターを切ってみた。
     心配顔でもなんでもない。これはどういう事?