No.465 (H.24.08.08) 元も子も・・・ 唐松岳行きは、当然の如く、黒菱平から歩いた。 出来る事なら倹約精神からである。 本当のところは、皆様のような大盤振る舞いをすれば、 「次行く山行に支障が出る。」 のが本音である。 それなのに、下山時の八方山荘に着いたら、 「山ノ神」が、吸い込まれるように売店に行ってしまった。 片手にビールである。 それも、自分のものだけ・・・ 「ソフトクリーム(300円)にしようかと思ったけれど、 値段からして、ビール(400円)の方に手が伸びた。」 である。 「昨夜は、あんなに飲んだのに・・」 と言えば、 「頑張ったのだから、ご褒美よ!」 だって! 「終いには、一口あげようか?」 とまで言う。 「こちらは運転手なんだ。俺に現金で400円くれ」 には、絶対に反応をしない。 ガソリンや高速代で、どれだけ倹約しても、 これではザルから水が零れているようなもの。 「でも、これが楽しみなんだ。」 という「山ノ神」の気持ちが分からなくもないが、 何もかも合わせている自分の気持ちは、 「どうなんだ!」 と言いたくなる。 |