元    さ      ん    の    山    紀   行
八乙女山  (756㍍)
<富山県南砺市(旧井波町・利賀村)>  令和03年01月18日







大雪で東屋は埋まる寸前だった。


旧ゲレンデから直登。 砺波平野を見下ろす。


6合目に到達。 雪に埋もれた6合目の階段を行く。


先日の大雪で積雪も多く、ラッセルを強いられる。


8合目にて・・・ 東屋が埋もれていた。


東屋に入る時は、ぐるっと回り庇から降りるように・・・




直江氏がやって来られ山談義(東屋で)となった。のち、一緒に下山する事になった。




84歳になろうとする直江氏は元気だった。 雪は降り続いていた。








     元さんの戯れ・呟きから・・・

1/18 雨や吹雪、または高岡の新規積雪が15cmだったら中止にするという条件で高落場山行きを昨夜決めた。午前5時半時点で10cmあるかないかで雪が降っていた。道路積雪情報では、五箇山の梨谷での新たな積雪は15~20cmだった。思案のしどころである。

 しかし、「山ノ神」は起きて来ない。ずっと起きない。五箇山トンネル前を、午前7時半から8時までにスタートしないと、とてもじゃないけど山頂に届かない。そんな「山ノ神」に愛想が尽きて、諦めながら軽めの食事をした。「行きたくなかったのだろう?」 という言葉を投げ掛けたが、それ以上言うと、また諍いになるから止めた。

 結局、またまた八乙女山にしたが、閑乗寺からもう雪がいっぱい。そして、降っていた雪が止んで青空まで覗くではないか? でも、それも束の間で、また降り出した。トレースはしっかり着いているものの、階段などは、その姿形がない程雪量が多い。今年3回目となったが、もちろん一番の積雪である。

 久しぶりにすれ違いではあるが、浅山君にお目に掛かった。私の子供のような年齢であるが、やっぱり元気である。先のトレースも彼らのものであった。東屋が、もう少しで雪に全部覆い被さってしまうような雰囲気である。流石にまだ東屋の屋根に登れるようではないが、このまま降り続けばそうなる事請け合い。

 東屋の入口も降りるように入らなければならない。東屋の周囲が雪に覆われているため風が吹き込まず、暖かくはないが寒くはない。「山ノ神」の今日は、ここまでというので、コーヒーを飲んでから、最高点と三角点の周遊に出掛けようかと思っていたところに、八乙女山の主のような方・直江氏がやって来られた。そうなると、次から次へと、八乙女山に関する話が出て来て、私もここまでとした。

 雪はどんどん降り続いた。明日までに、かなり積もりそうである。3人で一緒に降ることにした。途中、目も開けられない程の風雪になったり、杉の木からの落雪に見舞われ雪だらけにもなった。また下雪が固く、その上に新雪が積もって足を取られる事もあった。直江氏とは、3度目の出会いであるが、本当に元気な方である。(昭和12年生) 






 ■■■ 同行者 ■■■
       比佐恵   下山時:直江氏