元  さ  ん  の  山  紀  行
白  山 (2,702.2m)
<石川県白山市・岐阜県白川村>平成17年07月11日



平瀬道を行く

白水湖とニッコウキスゲ 大倉山付近から白山山頂付近を遠望!
ニッコウキスゲの群落 ハクサンフーロとニッコウキスゲ
白山山頂で、ガスの中全員で記念撮影 室堂センターベランダで楽しいランチ!



 平瀬道は1年ぶり、白山は先週に続いて2回目となる。好山病友の会の諸氏に「雨かもしれないけれど白山へ行く?」と問い掛ければ、「行く行く!」「何であろうが行く!」のいつもの返事が来る。
 「白川郷道の駅に午前5時半集合」の約束に156号線庄川沿い、また304号線五箇山トンネル経由、余裕のある人は東海北陸自動車道と思い思いの方法で駆け付ける。今回は「山ノ神」の出足宜しく一番乗りで30分前に到着し気分の良いものになった。

 登山口に着いても、雨の気配はなく、「こりゃ、どうした事か?」などと、良き方向へ傾いたお天気に、皆ニコニコ顔のスタートとなった。
 1キロ毎にある標識を30分の目安に歩くのであるが、「今日の山ノ神はどうしたの?」などの言葉が飛び交う中、スイスイを行く。「その内、失速するでしょう!」などと笑いながら賑やかな行軍となる。
 2キロの標識を過ぎて、エメラルド色した白水湖が下方に見え出した頃から、シャッターを切る音が頻繁になる。ログハウス調の大倉山避難小屋で休憩するが、雨降る中を下山時に休憩するとは誰も思わないほど青空が見えていた。

 大倉山を過ぎてお花が多くなる頃から、隊列が大きく乱れ始めた。先へ先へと行きたい人、お花を撮りたい人、説明する人、聞きたい人、ましてや知らなかったお花に遭遇した人、山菜に目のない人となれば、言うに及ばぬ事となりにけり。でも、ここは国立公園で、<撮るだけ!匂いを嗅ぐだけ!>にしましょう。
 カンクラ雪渓を慎重に渡ると、またまたお花・ ・ 花・ ・ 花になる。

 花に目も気も奪われている間にガスに覆われてしまった。室堂に着いてからは、あの青空が何処へ行ったのかと思うほどの小雨模様になってしまった。でも、とりあえず山頂に立たねばなるまい。始めのうちはクロユリを撮るのに一生懸命であったが、そのうち風雨が強くなり、それどころではなくなってしまった。山頂では記念撮影だけの寂しいものになったが、それでもピークに立てた喜びは何時もと変わらない。

 お天気がままならず、食事をする場所を思案していると、室堂センターの職員の方が食堂を利用されるよう勧めて頂いたが、コンロを使用したい我々は、センターベランダの風当たりの少ない所を選び、テーブルとイスを使わせてもらった。
 我々の食事はいつでも楽しい。食べきれないほどの食材と面白い話に事欠かない。今日は橋本君が「肴」にされてしまったが、決して気分は悪くなかったようであった。
 雨を覚悟していたものの、雨はやはりイヤである。大倉山避難小屋で15分ほどの休憩はしたものの、3時間ほどで登山口に降りた。現地解散となったが、汗を流したい者は、雨の中の露天風呂へと足を運んだ。






白水湖にある平瀬道登山口 登山口から1キロ地点で休憩 後続を気にしながら、振り返って・・ 山頂が見えたが、まだまだ遠い・・

白水湖とニッコウキスゲ 「ここで写真を一枚!」 お天気もまずまず、視界が利いた 白水湖を左に見ながら・・・

2時間半で、大倉山避難小屋に着く また階段を登る ニッコウキスゲがいい! 3人が先行する

ユキザサ(アマナ)の群落 お花が賑やかになる カンクラ雪渓を渡る キンポウゲのプロムナードを行く

カンクラ雪渓標識の前で 痩せた尾根道を行く 室堂センターが見えて来た 頂上への途中、室堂を振り返る

視界も悪く頂上を早々に 白山頂上にある白山奥宮前で 雨の中、大倉山避難小屋を発つ 下山後白水湖畔にある露天風呂に


 



  ★★★コースタイム★★★

高岡3:45=白川道の駅(5:05~35)=登山口(6:10~30)=室堂5.9キロ・大白川1キロの地点7:00=室堂4.9キロ・大白川2キロの地点7:30=室堂3.9キロ・大白川3キロの地点8:10=大倉山避難小屋(9:00~10)=カンクラ雪渓(10:20~25)=室堂(11:20~30)=青石(頂上まで750m.室堂370m)11:50=白山頂上(12:10~25)=室堂センターベランダ(12:45~14:25)=大倉山避難小屋(15:40~55)=登山口・露天風呂(17:25~18:15)=高岡20:45


  ★☆★同行者★☆★
        「北ちゃん」・長勢君・橋本君・イマイチ女史・eiko女史・「山ノ神」