元  さ  ん  の  山  紀  行
白  山 (2,702.2m)
<石川県白山市・岐阜県白川村>平成21年07月07日




== ゆっくりお花を求めて・・・ ==
往路は観光新道   復路は砂防新道





観光新道を選択。 いつも最初は調子が良い。 市ノ瀬からの定禅道と合流。


稜線に出れば、風あり展望も良し。 別山を望む。 ササユリも・・・


殿ヶ池ヒュッテへの最後の登り。 殿ヶ池ヒュッテ。


ニッコウキスゲとの戯れ。 お花畑で足を止める。 「馬の鬣」付近から見下ろす。


蛇塚あたりの残雪。 やっとの思いで室堂到着! 山頂から下山してくる黒川女史と遭遇。


ガスの中の山頂(御前峰)で・・・ 今年もクロユリと対面。 黒ボコ岩から砂防新道へ・・・


お花もある12曲がり辺で・・・ 小さく可愛いキヌガサソウ。 南竜との分岐を通過。


甚之助ヒュッテ前で・・・ 砂防ダムは、まるでビルディングのよう 吊り橋を渡れば別当出合。








「7/7 コラム(山つれづれ・・・より)」

7/7 「降るような降らないような・・・・・・」 そんなお天気に翻弄されているこの頃。昨夜の内に行き先が決まらず、また、山ノ神自身も 「あまり山には行きたくない。」 ようであった。早めに起きた今朝も雲行きが必ずしも良くなく、県東部の山沿いでは、かなりの雨が降っているようであった。

 しかし、時間の経過と共に、「もしかしたら、あまり降らないのでは・・・」 、「もしかしたら、陽が差すかもしれない。」 と思うようになり、白山行きを決断した。いざ出発と思いきや、山ノ神が、「私も行く。」 と寝床から起きてきた。この後はいつものパターンで出遅れ・・・、給油や金沢市内(山側環状)のスーパーに寄った事もあり、別当出合発が午前8時50分となってしまった。

 山ノ神は、「観光新道がご希望!」 それに従ったが、ちょっと行っては立ち止まり、あまりペースが上がらない。そして、「心臓がバクバクする。」 という。「そうか、ゆっくり行くしかないなぁ~。」 と、今の立場の私にはそう言うしかない。最も、私自身も転んだりして手を着くと大変な事になるから、ちょうど良かったのかもしれない。

 時々青空が顔を出し、風もあった事から、心配していた「虫」も気にならず快適?な歩きが出来た。火曜日なのに意外と上り下り共登山者があり、結構声掛けを楽しんだ。「ゆっくり歩く」 は、これからの私達に与えられた課題でもあるが、その先の時間が迫って来て窮屈さも感じる。「もっと朝立ちを早くする。」 「宿泊をする。」 でなければ、その思いは達せられなくなる。しかし、「私は途中まででも良い。」 という山ノ神とは、どうしても一線を画してしまう。

 今回も、「私の白山は室堂まで・・・」 の山ノ神を置いて私だけが山頂に向かった。(午後1時半であった。) 風が強く、しかも霧雨。「行ったって・・・」 の気持ちも分からないではないが、それを除くと私には達成感が欠如するような気がしてならない。かと言って、包帯を濡らし、転ぼうものなら深手となるリスクを負っての歩きであるから、これも困ったものかもしれない。

 山頂に向かってすぐの所で、降って来られた福井の黒川女史と遭遇。あまりにの突然でお互い声(名前)が出なかった。「室堂センター前のベンチに家内がいるよ。」 と告げると、単独行の彼女は、ニコニコしながら飛んで行った。(黒川女史は、別当出合を午前10時15分に出て、エコーラインがら登って来たと言うから速い。)

 ちょっと、濡れながら山頂から戻った後、3人で砂防新道経由して、下山する事となったが、その黒川女史の歩きにつられたのか、喋りながらの歩きが奏功したのか、別人のようになった山ノ神は快調で、予想を遙かに上回る歩きで別当出合に着く事が出来た。




  ★★★コースタイム★★★

 高岡5:30=別当出合駐車場(8:15~35)=別当出合(8:45~55)=市ノ瀬からの定禅道に合流(10:10~20)=3キロ地点10:55=殿ヶ池ヒュッテ(11:35~55)=馬のたて髪12:25=室堂(13:15~30)=白山頂上(13:55~14:05)=室堂(14:25~35)=黒ボコ岩14:50=南竜との分岐15:15=甚之助ヒュッテ(15:25~35)=別当出合16:50=駐車場(17:00~17:10)

  ★☆★同行者★☆★
        「比佐恵」