元 さ ん の 山 紀 行
白 山 (2,702.2m)
<石川県白山市・岐阜県白川村>平成28年07月04日
初めから雨でした。(最も覚悟して行ったのですから・・)
それでも、最初の内は、降ったりやんだりでした。
お花に出会うと、ちょっと休憩?になります。
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元気さをアピールため写真を撮ったのですが・・ |
大倉山避難小屋 |
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キンポウゲが、ずっと咲いていました。 |
ニッコウキスゲとの戯れです。 |
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ニッコウキスゲ |
キヌガサソウ |
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ニッコウキスゲの群落がありました。 |
誰もいない雨の中、独りで山頂に行って来ました。
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今年はクロユリの開花が早かったようです。 |
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雨に風が伴っていました。 |
転ばないように・・・ |
雨の中、川のような所を歩いて来ました。
元さんの戯言・呟きから
7/4 起きたら雨だった。車を走らせている間も、雨は降り続いていた。濡れるのが嫌だった事もあって、461号白山公園線に入る前の「道の駅飛騨白山(大白川温泉しらみずの湯)」で、雨具や登山靴を装着した。予定通り午前6時登山開始出来たが、周りには車がなかった。
歩き始めて、すぐに雨具(上)を脱いだり、傘を差したりしたが、大降りはしなかった。そして、心配していたブヨも気にならず、気温も適当に低く快適?に近い歩きが出来たような気がした。大倉山に近付いた頃から、お花が現れだし、ホッとな心になる。
ニッコウキスゲ・ハクサンチドリ・ヨツバシオガマ・ハクサンフーロ・ミヤマキンポーゲ・グンナイフーロ・キヌガサソウ・コイワカガミ・シナノキンバイなどなど、次々に・・・。そして、ハクサンコザクラは、これからという感じで、雨の中、また雪渓近くで縮んで見えた。
賽の河原に入って、クロユリの群落に迎えられた。「一面に咲いている。」 という感じながら、雨足が激しくなっては、上手い事シャッターが切れない状態になってしまった。傘を差せど盃になったりし、カメラ自体が水浸しになってしまったのである。
取りあえず、室堂センターに入ったのが、正午くらいであった。従業員だけの閑散とした状態だったが、ストーブが点けられていて暖かだった。あまり登る気のない「山ノ神」を置いて、私だけが山頂に臨む形になったが、高度を上げる度に、風雨が激しくなり、ちょっぴり、たじろいだりしたが、後は根性というのか、執念だけの歩きになってしまった。
もちろん、山頂には誰一人いないわけで、シャッターを切るのも大変であった。何処を撮っているのか分からない上に、その度にカメラが濡れていき、仕舞には、レンズ前のジャバラが開かなくなってしまった。これが致命傷になったのかわからないが、下山には、カメラ自体、ウンともスンとも言わなくなってしまった。
午後1時前に、ずぶ濡れになって、室堂センターに戻ったが、帰りの事を思う(孫達の迎え)と、すぐにでも戻らなければならなかった。ずっと、休んでいないし、もしかしたら、水も飲んでいなかったかもしれない。雨の中、欲張りにも。室堂周辺の散策路を余計に歩いた事もあり、余計に時間を費やした。それも、川になっている状態の中である。
急がなくてはならないけれども、滑ってケガをしては、元も子もない。そんな時に、膝に違和感を覚えた。痛み出したのである。「ずっと歩いていたから・・・」、「水分を取っていなかったから・・」 などが原因だと思われるが、これくらいの事で参るとは情けなくなってしまった。
一年一年弱っていくのが当たり前なのかもしれないが、まだ認めたくないし、「弱るのにも弱り方がある。」 と思っているのである。雨の中の階段を、3時間も降りなければならないのだから、それはそれは応える。「何故、山ノ神より劣るのか!」 も腹立たしい一つである。
左足をかばえば、やがて、右足にも負担が掛かってくるのは当たり前である。でも、激痛という程のものではないだけに、それなりに歩けるから未だいい。一番心配したのは、この先の事である。「このような事が、これからも起きるのでは・・」 である。
しかし、頑張り通して、予定より15分程遅れて登山口に戻る事が出来た。育成クラブ(学童保育)と保育所の迎えには十分間に合った。それから、富山へ、好山病・夏を語る会(飲み会)に向かった。もちろん泊まりである。足を引き摺りながら・・ 久しぶりに会える仲間もあり、「だやい!」 とは言っておれない。
■■■ コースタイム ■■■
登山口6:00=大倉山避難小屋付近(8:30~40)=室堂(11:00~05)=白山頂上(11:35~40)=室堂(12:00~10)=大倉山避難小屋(13:30~40)=登山口15:15
■■■■ 同行者 ■■■■
比佐恵