元   さ   ん   の   山   歩   き
唐 松 岳 (2,696.4m)
<富山県宇奈月町、長野県白馬村> 平成24年08月06日~07日






雨が上がった八方池





~~ 雨が上がったのでテントを撤収。~~


~~ a.m.9:30 過ぎから、山頂に向かう。~~



展望が全くない唐松岳山頂で・・・



故山植物の女王と言われている「コマクサ」


唐松山荘に戻って・・・ a.m.11:00 少し前、下山開始です。



一輪だけ「クロユリ」を見付けました。



チングルマ



a.m.11:35 丸山ケルン



「ハクサンシャジン」を撮る「山ノ神」



まだ一角に、ニッコウキスゲが残っていました。



ずっと晴れておれば良かったのに・・・
八方池より少し上部で腰を降ろす「山ノ神」


青空が覗いて来たのですが・・・


八方池を一周しました。 八方池周りの祠


クガイソウ タカネマツムシソウと八方池。


ヤナギラン(八方池山荘付近で・・) リフトに乗らず、
歩けばシモツケソウの群落が楽しめる。




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 元さんの戯言・呟きから

8/7 山の夜は、すぐに眠りに着く。また寝るしかない。雨で濡れたズボンは乾いていたが、ドロが跳ねて結構汚れていた。そのズボンを脱いで、シュラフに入っても、全く寒くなかった。我がテントはゴアであり、余程の事がない限り結露せず快適である。ましてや、3~4人用であるから、居住空間がよい。

 夜中に目を覚まし外に目をやると、ガスの中で真っ白であった。予報は良くなかったが、「夕方、もしくは、夜半から晴れだし、星が輝く。」 ようにイメージしていたが、その目論見が外れてしまった。その内パタパタと雨が降り出したので、再びシュラフの中に潜り込んでしまった。

 好天なら、五龍岳方面に足を延ばそうかと思っていたが、雨では、その考えが吹っ飛んでしまい朝寝と決め込んだ。ようやく7時半頃になって雨が止んだが、後にする事となると、山頂に出掛ける事くらいである。

 昨夜は、飲み過ぎた事もあり、朝食は味噌汁と芝寿司、それにコーヒーの簡単な物として、テントを撤収し山荘まで上がってしまった。何にも見えない山頂に長居も出来ず、午前11時前下山に掛かった。



8/8 コンロが点火しなかった。予備のライターも点かなかった。非常時の為にと買ってあったマッチもダメであった。前回使用時に、コンロの自動点火が可笑しかった。しかし、二重三重の備えがあると思っていたのに、その確認を怠っていた事になる。ライターはガス不足だったようだ。マッチは数年前、山用品店で買った高額な品とは言え、湿ってしまっていたような気がする。

 食事は山行の楽しみの一つであるのに参ってしまった。隣のテントに火を借りるとしても、離れているし何度も借りなければいけないわけだから、やっぱり言い出せなかった。そこで、10数分歩いて山荘にライターかマッチの購入を申し出たのであるが、「売っていない。」と言われた。

 事情を説明して、何とかわけてもらえないかと食い下がったところ、貸してもらえる事となった。「使ったらすぐ返すように・・」 と言われたが、そんなわけにはいかないので、下山時に返す約束をして事なきを得た。

 札束(私は持たないけれど・・) 解決するような事はしなかったし、山小屋の対応も決して悪くなかった。一生懸命お願いすれば、気持ちは通ずると信じている。そう言えば、八方池付近で登山靴のソールを剥がしていた方に、私の常備している小物で修理してあげた事があったから、今度は助けてもらったような気がする。





 ■■■ コースタイム ■■■


 ■■ 同行者 ■■
       比佐恵