元    さ    ん    の    山    紀    行
木曽駒ヶ岳 Ⅱ
<長野県木曽町・上松町・大桑村・駒ヶ根市・宮田村>
平成24年09月03日~04日




最後の最後に、スコールのプレゼントがありました。






一瞬、陽が出たと思ったのですが・・ 雨具を着ての出発! 草木が生い茂っていました。


岩がゴロゴロの所は、「山ノ神」は苦手! 岩に沿って、このような橋が続きます。


「山ノ神」にとって、苦手な所です。 八合目の水場も涸れていました。


登山道に草木が生い茂っていました。 また、岩がゴロゴロ・・・


視界が利かない中、足が前に進まない。 チングルマも雨に濡れて萎んでいます。


九合目・玉ノ窪山荘は、標高2,756m 玉ノ窪山荘は、本日休業の貼り紙がしてありました。


何かを祀ってあったのだが・・ 唯、黙々と・・・


そんなに登りにくい所ではない・・ この標識を見違えてしまった。


木曽小屋の正面玄関。 植えられたようなコマクサであったが・・


高山植物の女王であるコマクサ。 秋の花・トウヤクリンドウ。


白いコマクサは、珍しいようです。




木曽小屋からキャンプ場方面の巻道を行く。


キャンプ場としての水場は、
きれいなトイレの建物の中にあった
ガスで視界が悪く、建物は近付か
ないと分からない状態であった。
だだっ広く、視界が悪いと、何処を歩
いているのか分からないほどである。


小雨で風が強く、とても寒かったので、早々に退散をした。


~~ 風が強く、雨も伴ってとても寒く感じた木曽駒ヶ岳山頂。 ~~


山頂の祠。 頂上本社 木曽小屋の案内表示。


寒いからすぐに降る事にした。 山頂から、すぐに木曽小屋ある。 ハシゴがあるが、大した事はない。


慎重に・・・ ガスの切れ間から、
玉ノ窪山荘の青い屋根が見えた。
風の当たらない所で、
温かいカップ麺を食べた。


玉ノ窪山荘から降って15分。 あの岩壁の下を巻く。


ようやく八合目に到着。(疲れた!)
七合目の避難小屋まで、まだ1時間ほどある。
イヤな所。でも終わって見れば
そうでもなかった。


大きな石を飛び越えて・・・ 何故か、トリカブトを見て心が和んだ。


七合目避難小屋で1時間ほど休憩する。 展望台付近を行く。


此処まで来れば、あとの道程は何の問題もない。 六合目で、ちょっとばかり休憩。


四合目半 幸ノ川徒渉地点に戻る。


林道歩きとなって、何だか雲行きが怪しくなったと思ったら、すぐに、スコールのような雨になってしまった。



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   元さんの戯言・呟きから

9/4 昨夜は、体調がイマイチだった事もあって、あまり食が進まなかったし、持参した清酒も半分程残してしまった。外は細かい雨が降っており、最初から雨具を着なければいけなかった。そして、この雨では周遊コースを諦め、山頂に立ってから、再びこの小屋に戻る事にした。従って、寝具類を置いて出掛ける事にした。

 3Lの水を担ぎ上げたが、今朝のコーヒーで残り少なくなってしまった。歯磨きのうがいも、使い過ぎないようにした。カツカツの水がイヤだったので、昨日の内に、10分程と言われているAコースにある水場に向かったのであるが、20~25分行ってもなかったのである。涸れていたのである。

 避難小屋に戻っても、水が使えるように、カラのペットボトルを、全部ザックに詰め出発する事になった。8合目の水場まで、「山ノ神」が嫌がるほど結構大変であった。そして、此処も水が涸れていた。昨日は、雨の中、此処まで給水に来なくて良かったと改めて思った。

 玉ノ窪小屋・木曽小屋は、シーズンが終わった平日だからか分からないが、カギが掛かっていて、当然水を求める事が出来なかった。山頂を回り込みキャンプ場がある頂上小屋に行ったが、この小屋もカギが掛かっていた。きれいなトイレの中に給水設備があり、少々の心付けをしてその水を頂いた。

 この頂上小屋も、10~20m程まで近付かないと分からない視界が悪かった。そして、思った。昨日、出発時間を早くしたとしても、このキャンプ場までは、辿り着く事が出来なかったのではなかろうかと・・・・

 ロープが張ってなかったら、山頂へのルートも分からないくらいであっただけに、GPSは便利と思った。でも、山頂を経由せず、先に頂上小屋へ行ってしまったのは、あやふやの標識の所為もあるが、GPSで確認しなかったからである。

 山頂は風が伴い寒かった。写真を何枚か撮って、「すぐに帰ろう。」 と、「山ノ神」 にせがまれてしまった。木曽小屋まで5分、その先の玉ノ窪小屋まで25分ほどで届いた。小屋と石垣の間で、コンロを出し、ラーメンを作り、コーヒーで暖まった。

 「山ノ神」が嫌がっていた滑りそうな大きな岩の間も問題なく通過し、避難小屋に無事辿り着いた。その頃から、いつもの事であるが、一部に陽が差し始めたのである。食料や酒が、もう一日分くらい残っているのであるが、そんな事を言っておれないし、荷物を纏めて下山するのみである。

 やっぱり降りるのは早いものである。如何に我々でも、2時間も掛からず徒渉地点までやって来たのである。しかし、雲行きが怪しいと思った途端に大粒の雨が降り出し、何もかもが、ビシャビシャになってしまった。



  ■■■ コースタイム ■■■

 七合目避難小屋5:40=八合目・水場6:40=休憩2,610m(7:20~25)=九合目・玉ノ窪山荘(8:00~20)=木曽小屋8:50=頂上小屋・キャンプ場(9:15~40)=木曽駒ヶ岳頂上(9:55~10:05)=九合目・玉ノ窪山荘(10:30~11:00)=八合目12:05=七合目避難小屋(13:05~14:05)=六合目(14:40~45)=四合目半15:35=徒渉地点16:00=ヒルトップP16:40=雨が止み着替え(16:50~17:05)=奈川渡18:05=平湯18:30=奥飛騨道の駅18:45=神岡19:10=高岡20:40

    ■■■■ 同行者 ■■■■
             比佐恵