元   さ   ん   の   山   紀    行
天狗岳(八ヶ岳) (2,646.5m)
<長野県>    平成25年05月06日



西天狗岳山頂直下で・・・・





登山口にある唐沢鉱泉。 西天狗・西尾根の標識。 西尾根登山口のしゃくなげ橋。


~ 5分も歩かない内に、カチカチに凍った雪が現れた。 ~


あまりにもカチカチで、ピッケル・アイゼンが刺さらないくらいであった。


枯尾の峰との分岐。 カチカチであったが、
このような状態なら歩き難くはなかった。。


このような状態だと、
最初の一歩がなかなかのようであった。
午前10時30分 視界が開けた。


しばらく行くと第1展望台に出た。
2,418mの標高点の手前のようである。
第1展望台からの光景。赤岳方面。


目の前がこれから登る西天狗。 第2展望台(標高2520~30m地点)


第2展望台から一旦降る。 西天狗を目指して岩場を登り始める。


~ 岩と岩と間の残雪は、相変わらずカチカチに凍っていた。 ~


西天狗山頂


西天狗山頂から東天狗を望む。 西天狗山頂で、「山ノ神」がはしゃぐ!


出会った登山者は、2組3人だけ。
その内の青年に、シャッターを切ってもらった。


西天狗岳の東側斜面は残雪がびっしり。 東天狗岳の山頂付近には雪がなかった。


東天狗岳の標識。 根石岳方面への登山道。


東天狗岳から、硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳などのピークを望む。


風の強かった東天狗山頂で・・・ <東天狗から岩場を降る「山ノ神」/td>


西天狗を振り返る。 やっぱり、トラバースは緊張するものです。


中山峠と黒百合ヒュッテへの分岐。 怪しげな雲が立ち込めてきた。


分岐から天狗ノ奥庭・黒百合ヒュッテを目指す。 再び西天狗を振り返る。


遠くに蓼科山が望める。 「山ノ神」イヤな所から、ようやく脱出出来る。


~ 天狗ノ奥庭から、東天狗(左)・西天狗(右)を望む。 ~


ようやく、黒百合ヒュッテが見えて来た。 黒百合ヒュッテ前で、昼食とした。(25分間)


渋ノ湯との分岐に出た。 唐沢鉱泉を目指す。


やはり凍っていた。 唐沢鉱泉に戻った。


唐沢鉱泉→西尾根→西天狗→東天狗→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉







元さんの戯言・呟きから

5/6 池田夫妻のお招きで蓼科に行く事になった。ホテルのような所に泊まれるのは、もしかしたら、新婚旅行以来かもしれない。山小屋やテントが似合う私達であるから、緊張して臨まなければいけないような感じであったが、でも、心はワクワクであった。

 「行き帰りは好きように・・」 であったし、「この日ばかりは、思い切り歩かせてあげたい。」 との夫妻の思いやりであったから、一日目は、思い切って、八ヶ岳の一角の天狗岳を目指す事にした。

 ETCの故障というアクシデントが起こり、高速を諦め下道を走ったが、登山口とした唐沢鉱泉到着は計画通りであった。しかし、天狗岳は2,646mの高さ故、ある程度の雪を覚悟していたが、歩き始めて、すぐにアイゼンを用いなければならないとは思っていなかった。

 薄氷ながらカチカチであった。まるでガラスの上を歩かなければならない状態である。「こんなのに行くの?」 山ノ神の顔が引き攣っていた。「行ける所まで・・ダメだと思ったら引き返す。」 と、言ったものの、私自身あまり自信がなかった。「山ノ神」にしてみれば、軽アイゼンを使った事があるくらいで、ピッケル・アイゼンの使用法など皆無と言っていいくらいのレベルであるから・・・。

 「滑らないから・・」 と何度言ったか分からない。古くて重い12本刃のアイゼンであったが、その威力が、「山ノ神」に浸透していったみたいであった。でも、山頂直下の岩場では、唯でさえ苦手にしているのに、所々が凍っており、アイゼンを外しわけにもいかず、固まってしまった事が何度となくあった。

 西天狗岳に登れば、強風に見舞われたものの絶景である。13年前の11月、渋ノ湯から、この山頂に立った事があったが、全く雰囲気の違うものである。「あれが赤岳・阿弥陀岳、そして、こちらが、根石岳から硫黄岳・横岳」 などと言いながら、暫しの大展望を楽しみ先を急いだ。

 西天狗岳の西側は殆ど雪がないが東側はびっしりと雪があった。しかし、東天狗岳も西側には殆ど雪がない。こちらも風が強く食事どころではなく、お腹を空かしながら黒百合ヒュッテを目指す事になる。

 途中、中山峠と道を分けるのであるが、それまでに、トレースがあるものの、降り気味のトラバースは、「山ノ神」でなくともイヤなものである。短い距離であったが、カチカチの急な降りで、「山ノ神」が固まりかけたので、雪量の多い所に活路を見付けるために踏み込んだ私が、ずぼっと、嵌り転倒し、アイゼンで自分の膨ら脛を切ってしまった。 (少々痛かったが、風呂に入るまでキズを見なかった。)

 高度を下げ、天狗ノ裏への降りは、少々雪が緩み、時間を稼ぐには絶好のところであったが、「山ノ神」の空腹と疲れは、ピークに差し掛かっており、「早く早く」 とは言えなかった。黒百合ヒュッテ前は、まだまだ雪に覆われていたが、雪上のベンチを利用して、カップ麺を頂いた。少々ぬるかろうが、固かろうが何を食べても美味しかった。

 後は、時間との競争である。渋ノ湯・唐沢鉱泉へ向かう登山道は、凍っていても高速道路のようで歩き易かった。全行程7時間半くらいであったが、我々の力量として、まずまずであったように思う。

 そして、宿泊先の「サンライズ蓼科」に向かった。池田夫妻に暖かく迎えて頂き、美味しいディナーを頂いた。4人だけであったし、たくさんお話しをさせて頂いた。もちろん、部屋に戻っても、心行くまで飲み続けたのでした。




 ■■■コースタイム■■■
 唐沢鉱泉8:20=展望台10:55=西天狗(12:30~45)=東天狗(13:00~20)=黒百合ヒュッテ(14:20~45)=渋ノ湯分岐15:05=唐沢鉱泉(16:05~15)=蓼科

 ■■■同行者■■■
        比佐恵