元   さ   ん   の  山  紀  行
赤 谷 山 (2,260m)
<富山県黒部市、上市町>平成20年09月15日







僅かな時間であったが、剱岳を望む事が出来た。(赤谷山頂上で)





取水口の鉄製ハシゴを使わず右岸を登る。 崩壊地(デブリ痕)は、草木が伸びて分からない。


戸倉谷を渡る。 草木を払いながら、ブナクラ峠を目指すが・・


ブナクラ峠直下の岩塊を登る。 後立山連峰をバックに、ブナクラ峠で


ブナクラ峠付近から剱岳を望む。 黒部側を巻いて高度を上げる。


再び稜線に出る。 猫又山をバックに山頂を目指す。


赤谷山最高点にて・・ 赤谷山から剱岳を望む。


八尾町の松崎・島崎氏と一緒に・・・ 後立山連峰が、ガスに包まれるのは遅かった。






「9/15~9/16コラム(山つれづれ・・・より)」

9/15 「起きないのか?」 の後は、何度も繰り返さなかった。それでも、山ノ神は、渋々ながら起きて、準備を始めた。やはり、「どうしようかと思ったらしい。」 「行かないと、一週間のブランクが生じる。」 が、赤谷山に行く気持ちになった「最大の要因。」 かもしれない。

 「ブナクラ周辺の山は好きでない。」 と言いながら、それでも、毎年、大猫山にしても、猫又山にしても出掛けているのであるが・・・ それでいて、「凄い!」 「いいね。」 を連発し、それを肴にしながら、ビールを飲んでいるのであるから、おかしな話である。

 本当は、もうちょっと早く、ブナクラ取水口を出発したかったのであるが、それは、我が家の事情から致し方なかった。ゆっくり焦らずを、モットーに、今日は我慢の登高であった。「急かせなかった。」 「足が上がらない時は、手を取った。」

 ブナクラ峠から 一端黒部川に巻いて、再び稜線出る2010m~20m周辺に達した頃から、ガスに包まれてしまったが、運良く山頂では、剱岳を仰ぐ事が出来、頗る満足となった。少々小さな虫が身体にまとわりつき、難儀であったが、山という所はこんなもの。山頂では、終始追いつ追われつとなった八尾町の松崎・島崎氏と、ちょっぴり山談義。話し込めば、何と「オワラの先生」 とか・・

 ブナクラ取水口発午前6時半、帰還午後5時40分。溢れんばかりの車が、駐車場から一台の車もいなくなっていたのは当たり前であった。でも、山ノ神は、「行って良かった。」 と、ご満悦であり、我が家はしばらく平和が続きそうである。

9/16 ブナクラ谷(取水口~ブナクラ峠)を歩き始めて思った事は、「あまり人が入っていないのか?」 であった。駐車場には、たくさんの車があったし、大猫山ばかりではなかろうし、猫又山へ行かれれば、周遊される方もあると思うし・・・

 「でも、最近、雨が多いし(局地的)、谷筋は敬遠されていたのか?」 とまで思う程手入れがなされていなかった。所々に、下草を刈った痕跡が見られるのであるが、なかなか手が回らないようである。

 以前、ブナクラ修復グループの方から、こんな話を聞いた事がある。「登山道を造るのは良いが、その距離が延びると、メンテナンスが大変! メンバーが高齢化していくから尚更だ。」 

 私も何度となく、ブナクラの登山道を歩かせて頂いているが、昨日は、「何とかしなくては・・」 と思わずにはいられなかった。今度行く時に、いや、これから行く時には、10mでも30mでも良いから、下草を刈ろう。時間にして、10分でも20分でも良いから・・・ きれいになっており、手を入れる事がなければ、それに越した事はない。でも、きっと整備のマニアルがあるかもしれないから、教えてもらわないといけないのかも・・





◆◆◆コースタイム◆◆◆
高岡4:50=ブナクラ取水口(6:15~30)=ブナクラ峠9:30=赤谷山頂上(11:55~13:20)=ブナクラ峠15:00=ブナクラ取水口(17:40~55)=高岡

 ☆☆☆ 同行者 ☆☆☆
                比佐恵