元    さ    ん    の   山   紀   行
赤谷山(2,260m)白萩山(2,269m>
<富山県黒部市、上市町>平成20年10月20日
















「10/20 コラム(山つれづれ) より」

10/20 前日が前日だけに、健脚者ばかりの赤谷山行に、ぎりぎりまで悩んだらしかったが、「誘ってくれているのだから、誰も放っていかないよ!」 の言葉が、山ノ神への後押しした形になったのかもしれない。歩き始めると、「私の足が、どうかしたのかしら・・・・ 何ともないようだ。」 となった。

 昨日の山中は12時間、そして、今日のコースも決して楽なものではない。それが、歩けるのであるから・・・・、昨秋、雨の毛勝山の翌日、やはり白山に出向いている。

 しかし、二人で歩くのとは違い、休憩かと思っていたら先に行かれる。やっぱり甘くはないのである。体裁だけのリックにしておいたのと、仲間の忍耐と寛容が有り、まだ何とか、大幅なスケジュールを狂わす程にはならなかったのが救いであった。

 錦繍の語句が、そのまま当てはまるブナクラ谷の紅葉は最盛期。その光景を目の当たりにしながら、仲間とワイワイ出来るのであるから、こんな楽しい事はない。「行けるかしら?」 の不安が、「頑張れば、私も少しは・・」 になったかもしれない。でも、後々厄介とならなければいいのであるが・・・

 一瞬見えたかに思えた剱岳の頭であったが、隠れてしまえばそのままであった。赤谷山からの先は、4名だけが臨んだ。見印になる少々のテープに、らしき踏跡、そして、所々の枝切りに助けられて、白萩山の頂に立ったが、ヤブの中であり、ガスに覆われては致し方ない。

 時折、赤ハゲ・白ハゲが眼前に姿を現したが、それだけでは物足りなかった。私としては、二度目の山となったが、「わざわざ来る山でもない。」 「もう来ない。」 の仲間のコメント。しかし、残雪期になれば、また違ったものになるかもしれない。

 午後5時まで、取水口に戻らなければならないと言っていたが、山頂発が予定より30分遅れ、途中には、素晴らしき紅葉に、何度も足を止めた事もあり、またまた日没寸前の帰還となってしまった。





◆◆◆コースタイム◆◆◆
高岡4:35=ブナクラ取水口(5:50~6:05)=河原休憩(6:55~7:05)=戸倉谷7:35=ブナクラ峠(8:35~45)=赤谷山(10:40~50)=白萩山(11:30~45)=赤谷山(12:20~13:30)=ブナクラ峠(14:55~15:05)=戸倉谷(15:55~16:10)=ブナクラ取水口(17:25~40)=高岡19:00

★★★ 同行者 ★★★
           北ちゃん・田村氏・橋ちゃん・ねぎちゃん・比佐恵