ブナオ峠の登山口
 前日の高頭山の雨模様から一転晴れあがり、出発時間は遅いものの、昨年通行出来なかったブナオ峠に向かった。

 西赤尾からブナオ峠間の通行は出来るが、ブナオ峠~刀利ダム間は通行できないとの村役場の情報は誤りだったのか、西赤尾からブナオ峠に向かう私に、工事用の車両2台と擦れ違い、待機場所や慎重に擦れ違えれば何ともないのだが、石川から来たと言う老夫婦の車と鉢合わせになった。

   少し端に寄る事を希望すると、「貴方の方が若いから、貴方の方が運転がうまいから。」と言って谷川には寄らず、山側に寄って待っている格好を見て、「どうしてこんな道に来たの。」と言いたかったが、擦れ違う時に平身低頭の姿には苦笑いをしてしまった。

大門山頂上で

 大門山には、過去二度ばかり来ていて、一度は、夏の日のお昼をかなり回った小雨降る中、家内と長男を連れて只ピークを踏んだだけの山行き。
 その時は、何となく来たものの、結局日が暮れてしまい、未だ幼い長男にはきつい山行きになってしまった。
  もう一度は、10月の中旬に独りで来て、あまりの紅葉の綺麗さにつられて奈良岳まで行ってしまった事を覚えている。



大門山と赤摩木古山との分岐で

 ブナオ峠から大門山と赤摩木古山への分岐点までは、雑木の林の中を我慢しての1時間登行。

  • ブナオ峠~分岐は、2.3キロ

  • 分岐~大門山は、0.4キロ

  • 分岐~赤摩木古山は、0.9キロ




  • 赤摩木古山から大門山を望む

     眺めるとそうでもないのだが、大門山からの展望となるとササヤブの中に刈り上げた所があるだけで、さほど展望が良くない。
     金沢では山容が富士山に似て美しいので「加賀富士?」と呼ばれているらしく、それとは関係がないが金沢の市街地が見渡せる。
     私の今の興味は、この大門山に連なる多子津山、赤堂山、大倉山、順尾山の 「越中の百山」未踏の山々である。残雪期しか登れない山で、取り付きが分からないのである。

    赤摩木古山頂上で

     分岐点から、なだらかな道を10~20分程度で赤摩木古山に着く。
    ベンチや方位盤があり、とても展望の良い所である。
     石川県側の高三郎山や奥三方山などの山々は、どれがそのピークか分かりにくいが、南に立派な大笠山その日は、霞んで確認できなかったが、やがて白い山容を見せるであろう白山、西には人形山、北方向には、大門山の右奥に猿ヶ山などなど。








      ◇◇コースタイム◇◇

    高岡9:45→ブナオ峠登山口(11:35~50)→大門山と赤摩木古山との分岐(12:38~42)→
    大門山(12:52~57)→分岐(13:05~14)→赤摩木古山頂上(13:19~1402)→
    分岐14:17→ブナオ峠登山口(14:54~1503)→刀利ダム
    =《順尾山、大倉山、赤堂山、多子津山の取り付きを模索》=福光→高岡