元   さ   ん   の   山   紀    行
大明神山 (2,082.6m)
<富山県魚津市>  平成18年04月24日









~ 4月下旬なのに、南又の残雪は、このような状態でした。 ~


8:00  鉄塔 9:00頃


9:50頃 10:45頃

~ 視界が悪く、いつ何処で撮っても、同じようなガスの中でした。 ~


~ 11:20頃  何も見えない。~


~ 12:05頃  相変わらず何も見えない。~


~ 天候が天候だけに、シェルターは深く掘る事になった。 ~



~ 何も見えない山頂であったが、延々と山の話が弾み、宴の時間が2時間を超えた。 ~




参加者7名。
(左から、ねぎちゃん・宮ちゃん・橋ちゃん・長勢君・イッちゃん・元さん・前が北ちゃん)


~ 名残惜しかったが、下山の準備となる。 ~


~ 実力者ばかりだから、降りは早い。 ~


「長勢君でも転ぶんだ!」と歓声が上がった。 一気に降る。


~ どんどん降りる。 ~


降りて来た斜面を振り返る。 ちょっと一息入れる。


~ 高度を下げると、視界も広がってくる。 ~




17:00  取り付き地点に到着。 長い林道歩きが残っているが、
降りてしまえば気が楽である。










  山つれづれ・・・・から

4/24 前大日岳への人津谷林道の橋(土管)が流されている情報を入手したが、どのような状態か把握出来ず、行き先を大明神山に変更する事になった。尾田さんからの情報で、まだ賞味期間であるという事、明朝雨は残るが、好天に向かうという予報を信じての決断であった。それには、前大日岳・早乙女岳を楽しみにしていた二人のメンバーが外れるという辛い決断でもあった。

 午前5時~6時には雨が上がる。遅くても7時くらいには、何とかなるであろうと思っての片貝第2発電所からの出発であったが、一向に雨はあがらなかった。しかし、不思議と止めようなどの声は、何処からも聞こえて来なかった。
 予想通り取付いて、しばらしてから、少々ヤブに悩まされたが、「このようなものは、ヤブ漕ぎには入らない。」と北ちゃんの一喝で、それもそうかと思ったが、スノーシューを持て余してしまった。
 雪を掴まえると、一昨日のものであろうスキーのトレースを発見したが、雨は止んだが視界はなく闇の世界の登高となった。急登を凌ぎ、稜線に出てからの真っ白な世界では、ストックで雪庇を気にしながら、GPSを巧みに操り山頂を踏んだ。
 風当たりの強い山頂で、一瞬でもの展望を期待しての宴会場の設営となったのであるが、今日は入口に強風が吹き込まない対策を高じてみたが、いつも入口で震えている私に取っては奏効したと感じられた。(これからはこのタイプを採用になるであろう。)

 「この時期に、単独でなく、これほどのメンバー(7名)で、しかも視界のない大明神山に足を運んだなどという事は、過去にあまり例がないのではないか?」 驕りではなく、山頂を踏んだメンバーに対しての誉め言葉に、何故か酔いしれて、満足感が漂っていたように思えてならなかった。雨の中を午前5時半頃出発し、車に戻ったのが午後7時である。山頂では宴会場建設時間を含めれば、2時間半程滞在した事になるから、やっぱり凄い!「今回参加を見合わせた二人を、次回(来年以降)に空身で招待しよう。」などとの意見まで出て、いやはや、その時に、私は歩けるのであろうか?





 ■■■ コースタイム ■■■
  片貝第2発電所5:25=分岐6:10=取り付き(7:15~25)=鉄塔8:00=1,292m9:50=1,853m11:40=大明神山頂上(12:30~14:55)=取り付き地点(17:00~15)=片貝第2発電所19:00 

 ■■■ 同行者 ■■■
            北ちゃん・長勢君・橋ちゃん・ねぎちゃん・イッちゃん・宮ちゃん