元    さ   ん   の   山   紀   行
唐 堀 山 (1,160m)
<富山県富山市(旧細入村) 岐阜県飛騨市(旧宮川村) >
 平成21年05月18日




目的のススダケは、まだ時期が早く、コシアブラ採りになった。 





a.m.6:35
加賀沢側のこの標識のあるところから・・
a.m.6:55
道路は崩壊。ここからは行けない事を確認
もう一度、車に戻って、新たな取り付きを
求めて、小豆沢方面へ・・ a.m.7:15


小豆沢側から旧国道に入ったが・・・ すぐに通行止。そして、歩いたが・・ 道は、ズタズタに崩壊。行く手を阻んだ。


a.m.8:00 尾根沿いの点検道と見る。法面に長い梯子が・・ 前半は急登。そして、ヤブ道であった。


後半は、ヤブが薄くなって事なきを得た。 GPSで進路を確認する「北ちゃん」


a.m.9:35  鉄塔で従来の登山道と合流。 周りには、タラの芽がいっぱい。


遠くに剱岳を認める事が出来た。 薬師岳もくっきりと・・


山頂(食事処)を求めて・・ a.m.11:50   バッタリ池原氏と出遭う。


ヘリーポートで食事! 思わぬ出遭いに話が弾む! 「ねぎちゃん」が、天ぷらを・・


唐堀山の標識 p.m.2:00  標識のあるところで、記念写真!


「もう一度ヤブの中に入って・・」 三等三角点 コースを外れた分岐。


JR高山線46番の横を通って・・ 階段を上がって、トンネルの中へ・・ p.m.3:40  加賀澤トンネルの中を・・







5/18 「唐堀山のススダケ採りと新規購入のGPSの使い方」 また 下山後 「GPSとカシミール講座」 の企画に是非とも参加したかったが、それも娘の身体次第で、返事は相変わらずギリギリのものであった。今朝も、そっと起き 「何ともないようだ・・・」 と午前5時過ぎ我が家を出た。

 平成16年10月20日の台風23号がもたらした集中豪雨で、高山線の鉄橋が4ヶ所も流されたのを始め、道路もズタズタにされた事を聞き及んでいたが、それを目の当たりにして、自然災害の恐ろしさを改めて実感した。さて、過去に登った事のある唐堀トンネル番号46付近の登山口に、どうしたら行けるかとなった。

 加賀澤トンネル手前から宮川左岸がダメなら、同じトンネル手前から山側(トンネル上に)に延びている道も考えたが、地図上では上手く繋がらないように思い、飛越トンエルを抜け、再び旧360号線に入ったが、やはり、こちらも崖崩れ(道が流れで抉れている。)で通行不能であった。

 ルール違反(JR鉄橋を渡る事)もイヤだし、いやはや途方に暮れた。ちょっと戻った所の石垣に長い鉄製の梯子が架かっていた。地図を広げると、境界の点検道のように思われた。そこは、ヤブの得意な北ちゃんの出番となる。「何とか行けるような気がする。」 のGOサイン。イザという時は引き返すの条件付きでの出発となる。もう午前8時になっていた。

 始めは踏跡らしきものがあったが、だんだんとヤブ化していき、急登で滑りやすくなっていった。しかし、30~60分ほど我慢をすると、ブナ林になり穏やかな傾斜となっていった。所々で、ススダケを採りながら・・・・

 1時間半で鉄塔に出た。ここからは通常の登山道になり、皆の顔がホッとした表情になった。「鉄塔とススダケの山」 と表される唐堀山であるが、まだ収穫には早過ぎるようであった。高度を上げるとだんだんとその姿がなくなり、この時点でのコシアブラやタラの芽は伸び過ぎであり、ちょっぴり残念!

 遠くに毛勝山から黒部五郎岳を眺めながら、汗を流して新緑の中を歩く。時々、す~っと冷気が流れ気持ちが良い。

 標高1100m辺りのもう少しで山頂という所で、見出し表があったかどうかは分からないが、整備された登山道から外れ、またまた境界線上を歩く羽目になる。(何故かわからない。おそらく新型のGPSの精度を試す為と思われる。) まだ顔を出していないが、おそらくススダケの宝庫と思われるヤブの中の彷徨である。時たま、コシアブラの大きな樹木を見付けては、歓声が上がり、どっと群がるにこやかな顔がいい。

 そのヤブを抜けた所(山頂とされている所)で、偶然にも池原氏と出遭う。そのまま、へりーポートで食事となる。採った山菜を食すのであるから、これは美味しい。「北ちゃん」は、ススダケを焼く。「ねぎちゃん」は、コシアブラやウドなどを、天ぷらにしてくれた。(正午から1時間半程楽しんだ。)

 へりーポートから、山頂直下まで、コシアブラを見付けては採った。「全部採らないで、てっぺんは残す。」 を守りながら、ワイワイ言いながら袋に入れるの様は、子供の頃の姿とちっとも変わらないような気がする。

 下山路は、最初の鉄塔から、従来の登山道を辿った。「今朝登って来た所には、大きなススダケがあった。」 と言っても、「あのルートに戻りたくない。」 が本音のようであった。46番のトンネル登山口に辿り着いてから、池原氏の後に続いた。飛越トンネルの非常口からトンネル内を歩くものであった。尚かつ、我々の車デボ地点まで送って頂いたのである。

 何もかもを終えて、富山に向けて出発したのが、午後4時を大幅に超えていた。「ゆーとりあ越中」 で汗を流し、「GPSとカシミール講座=講師北ちゃん」 を受講して家に戻ったら、もう午後9時近くになっていた。途中電話をした時、山ノ神の声の響きが良くなかったように感じていたが、家に戻ってみると、角は出ていなくホッとした。

 


 ■■■コースタイム■■■


 ■■■同行者■■■
        北ちゃん・田村氏・ねぎちゃん
        池原氏(下り)