2/28 大好きな大地に行って来たからには、「山ノ神」にも、何処かへ連れて行かなければならない。金剛堂山を選んだが、果たして行けるのかとの弱気を打ち砕かなければならない。 「フォローするから・・」 「どれだけ時間が掛かってもいいから・・ 」 「雪量が多いから、カチカチではないから・・」 などと、言いくるめてのスタートとなった。

 最近の「山ノ神」は、喘ぎ喘ぎが多く、途中で止めてしまう事がしばしばである。でも、「今は2月・・」 「最後かもしれないよ!」 などと言いながら、また、「今日は、調子がいいのでは・・」と、 煽ても入れながらであった。他の人達に抜かれても、自分達の歩きに徹したのである。

 曇りがちのお天気も、徐々に回復になる後押しがあったのも幸いしたかに思う。エビゾウ?グループに出会った。金沢から来られた女性にも・・立山町と南砺市の男性にも・・  それなりに会話を楽しませてもらった。
 でも、「山ノ神」は疲れ切ったようであった。 降りは焦らず焦らず、そして怒らせないように。今日も、またまた最後の登山者になった。でも、暗くならなかったよ!



2/27 雨・雪・強風かもしれない大地行きに、急遽、堀君とまりちゃんが駆け付けてくれた。まるで私の大地行きを手助けしてくれる感じ。 雨は、すぐに雪に変わり、稜線に出ると、強風に見舞われると共に視界が急激に悪くなった。誰もが山頂に届かないかもしれないと思ったに違いない。

 しかし、4人の誰の口からも、そのような言葉は出ず、唯、只管に前進した。でも、1000mを超えると、時折、身体がもってかれるような爆風に ストックを刺し身を屈んで耐えなければならなかった。山頂に達しても、何処がなんだか分からない状態であった。
 GPSで確かめても、急激にバッテリーが消耗する有様。シェルター造りも難儀した。サラサラの雪でブロックが出来ないし、風が強くタープを張るにも苦労せざるを得なかった。

 シェルターの中に入っても、しばらくは手が悴んで細かい作業が出来なかった。でも、内と外は、天と地ほどの違いであった。温かいものを食すると気持ちも和らいだ。 これが本当の大地だと皆で笑った。良い時だけの大地ではないという意味である。何処を歩いたか分からないというのが本音かもしれない。
 実際広い大地山頂からの降りで方向を間違ったからである。 嵐の一日かと思いきや、やっぱり高度を下げる毎に次第に穏やかになった。でも、凄かったね! 貴重な経験! 厳冬の大地並であった。 など想い出の一日になったことは間違いない。 I君を始め今回参加して頂いた諸君に感謝し、こうなれば何が何でも大地100回を目指さなければなるまい。



2/26 2時間毎に予報を見ているが、一向に予報は改善しない。それでも、何せ大地に行きたい私と、何処へでも行く(悪天もヤブも大丈夫)I君と出掛ける事になった。 もしかしたら、それを嗅ぎ付けて参戦してくれる輩もあるかもしれない。
 そして、出来れば、雨やミゾレは辛いからあまり降らないで欲しい。歩きやすい雪質とか、展望などと 多くは望まない。ちょっぴり樹氷が見れれば良いし、久し振りの友(ずっと若いが・・)と語り合えればそれでいい。



2/25 明後日の日曜日の天気は悪い。変わらないかとの思いも打ち砕かれている。でも、まだ一日の猶予がある。そんなところに、救世主が現れた。好山病のI君である。 何処へでも行ってくれるようである。平地が雨でも、山では雪を想定したいが、強風に付き纏われては、何の楽しみもない。



2/24 このところの山行日は、お天気が悪く、ラッセルが伴ったり、その悪天を凌ぐのに、タープを張ったりする機会がある。それが珍しく思われるのか、あまりにも非日常に感じ取られるのか、 「一度そのような状況になってみたい。」とか、「シェルターを掘って過ごしてみたい。」などと、私にとっては、嬉しいコメントを数件頂いた。

 バカなアホな事と思われがちだが、興味をもってもらえるのは、この上ない喜びである。でも、それは状況が良くない時(お天気が悪い時)であって、なかなかお誘いできるものではない。 皆お天気の良い時の山行を望まれるのであって、何も雨や雪の降る時に出掛けようという方はない。でも、サバイバルでないにしても、いろいろな事を経験しておかなと、 イザという時には困ってしまう可能性が高い。

 この先のお天気は、日曜日だけが悪い、でも、大地は諦めていない。雨が、曇りや晴れに変わらないかと思っている。 せめて気温が低ければ雪になるのだが・・・・。 今のところ、「どうしてもダメなら月曜日がある。」と思っている。



2/23 私が初めて大地山に登ったのは、23年前の3月1日。それの大地山を知ったのは、「とやま山ガイド」10ジャンル100コース佐伯郁夫・佐伯邦夫編であった。 それまでは、境川の支流大平川を遡り、寝入谷から大斜面を登り初雪山に達するのが主流であった。
 幾度か、膨大なデブリに遮られ、なかなかその初雪山に達せなかったが、 大地山に登った前年に、ようやく山頂に届いていた。どれもこれも、GPSなしだったし、地形図とコンパスの時代である。
 大地山には、親友の春ちゃんと臨んだ。記録を振り返ってみると、6時間を要している。しかも、山頂の雪が固くピッケルが刺さらなかったと記してある。

それからというものは、(大地山を知ってからは)その眺望や初雪山の雪庇、またあの高さでアルペン的な山容に惚れ込んでしまった。キャンプもした。日帰りもした。黒菱山へも繋いだ。 でも、白金の頭とは繋いでいない。もうそのような機会はないかもしれないが、出来る限り大地に通いたい。



2/22 最近の雪山グローブは、テムレスが主流。デザインは兎も角、低価格だし暖かい。また、登山以外の除雪にも重宝している。唯、山行中で写真を撮ったり、細かい作業をする時など、 手袋が大きい故に、ポケットに入らなかったり、ストックに掛けたりする際、雪上に落としたりし、手袋の中に雪が入る事がある。

 それを防ぐ工作を常々考えていたが、手に脱落防止の紐を括り付けるのが一番となった。それをするのに、穴あけパンチや、ハドメパンチなどを用意しなければならない。  いつも使うものではないために、出来るだけ安価な物をと思い、100均へ行ってみたが見当たらなかった。
 DYIやネットで買う手段があったが、今日になって、キリで穴を開け紐を通した。これで大丈夫だと思っているが、不都合が生じれば、また何か考える事にした。



2/21 遅いスタートとなった。こんな日に登る人はいなかった。当たり前か?(笑) 私(達)は執念である。イヤ、それは私だけなのかもしれない。  御前山では膝ラッセルになってしまい、しかもお昼過ぎになってしまった。「山ノ神」の顔を見ると、好きなようにとは裏腹に何で・・が漂っていた。

 まあ、イイヤになり穴を掘ってタープを張るのであるが、降雪が強くキレイな仕事は出来なかった。それでも、屋根があれば別天地になる。  あの人は、寒いのにビール。私はコーヒー2杯と甘い物。もちろん食事としてカップ麺を頂いていた。非日常のこの一時は、何物にも代え難い。  中心のハリをいい加減にしていた事もあり、予想外の降り(降雪)にタープが緩んだが仕方がない。こうして、今日も ”ままごと” をしてしまった。



2/20 昨晩から雨。「山ノ神」は、またまた休業を決め込んだ。「山ノ神」が行かないとなると、私の荷は、確実に2~3キロは軽くなる。雨の中を車を走らせた。「大地に行かなくて良かった。」 登山口の閑乗寺に着いたら雪に変わった。先行者に追い付いたと思ったら、久し振りにお会いした新明君であった。何年経っているか分からないくらい久し振りだった。 おそらく大倉山以来であろう。調子に乗って東屋の屋根に登った写真を撮ってもらった。

 今日は日曜日であったが、お天気が良くなかったからか、彼らを含めて、出会ったのは、2パーティー4人だけであった。他に旧ゲレンデに着いてから、またまたナカミチ君にあった。 一時青空が出て、雪も小降りになった時、「やっぱり大地の方が・・」と思ったが、その後は本格的に降り出した。 大地、そして、初雪山は、きっと待っててくれるはず。この歳になっても、これだけ恋焦がれているのだから。



2/19 雨だ!ミゾレだ! 全然面白くない。意気消沈である。大地も諦めた。どうしようか頭の中に何もない。お天気の悪いのに行く年齢ではなくなったのか誰もいない。 ステキな光景を求めて行く気持ちは分からないわけがないが、それでは、その山の一部しか分からない。自分もそうなりつつあるのか、そうでなければ行けなくなるのだろう。 また、同じ山になる。(近間の低山)歩けるだけましか。

 今日は、「山ノ神」の誕生日であった。しかし、誕生会は、県内・市内のコロナ感染者の推移が下火になるまで延期となった。「山ノ神」は、どう思ったか分からないが、  いつもと変わらぬ平凡な夕食となった。私は、過日「山ノ神」に、なけなしの財布から、山用品をプレゼントしているから、今日はなし。二人で143.5歳になった。  「山ノ神」は、まだ60代である。



2/18 明日は晴れるのに、明後日は良くない。雨やミゾレ予報である。山に入れば雪となるのだろうが、水っ気多い雪だと辛い以外なにものでもない。  でも、お天気がズレる事はよくある事なので、明日になってみなければ判断はつかない。明後日は、雪量が増えそうなので、近間の低山になる可能性が高い。  2日間もそうなるのは、あまり面白くない。



2/17 高岡はそうでもなかったが、山(山沿い)は降ったようである。明日後半から、雪は止むような予報であるが、雨やミゾレになったら元も子もない。 また、強烈なラッセルを強いられるようでは、今の私では覚束なく諦めるしかない。それでも、大地を含め、僅かな可能性を、いつまでも求めていきたい。
 そのラッセルが簡易なものなら、単独であっても、まだまだ行けるような気がする。私が、何かに諦めようとすると、「140歳まで生きるのでしょう。」  「80歳になっても、雪中キャンプをするのでしょう。」と友人達が励ましなのか、オチョクリなのか分からないが、私は「天の声」と受け止めている。



2/16 昨日の午後、3回目のコロナワクチンを接種してきた。接種した腕がちょっと痛いくらいで、特別の副作用はない。 それでも、今回は、念の為アルコールを控えた。朝晩の入浴も控えてみた。当然、ライフワークが崩れる。しかし、その時間を充てれば、何でも出来るという事がわかった。
でも、やっぱり寂しい。仕事のご褒美としてお酒が飲める。体を癒やすのにお風呂に入っているのだから、無理して止める事は無いように思った。

 雪が降り出した。そして、予報は、ずっと雪である。しかし、この時期にしか行けない大地。少々の事があっても、今の私でも行ける可能性があったら、やっぱり出掛けたい。  途中挫折しようが、その山域にいるだけで私は幸せなのかもしれない。それこそ、穴を掘って、タープまで張らなければならないにしては、私の食材は惨めなものになる。



2/15 私は何かに付け大地・大地と叫んでいる。「大地が好きなんです。」 「大地からの初雪山素晴らしいのです。」 「毎週行っても飽きない。」 などと、機会があったら話し込んでしまう。 終いには、「大地に行けなくなったら山を止める。」 とまで、言うようになってしまった。
 昨日は、その大地に、ようやく行く事が出来た。出来れば、この先の一ヶ月は、毎週のように出掛けられたら最高なのですが、そう上手くはいかない。今度の日曜日の予報は良くない。2週間前先の日曜日も良くないようだ。

  しかし、予報は当たる時もあれば、当たらない時もある。それでは、行く日がなくなるではないか?予報だから、早回ったり、遅れたりする事があるから、今から落胆する事もない。 今までは(もうちょっと若い時)、計画を立てておれば、必ずに近い確率で歩いていた。だから必然的に、タープなどを活用しなければならない事も多かった。それはそれで楽しかったのである。

 今は、単独行の膝ラッセルは到底出来やしない。距離が長ければ尚更である。でも、何とかして行きたいと願っている。気のあった仲間と一緒出来れば最高なのであるが、  「故障者よ早く戻って来てくれ・・・。」 若い人達との山行も楽しいのであるが、身体も話も着いていけるようにならなければ、ハードルが上がってしまう。



2/14 昨日の牛岳の帰り、「明日は晴れる。大地に行きたい。」と私が言うと、「山ノ神」顔を顰めた。「またか。」と思ったのであろう。「2月・3月は、好きなようにさせてくれ!」と 既に了承済みのハズであったが、私だけが楽しむとか、ずっと置いていかれるのが居たたまれなくなったのか、「私も行く。」と言ったのである。

 最も、「山ノ神」自身、大地には何度も行っているし、初雪山へも、日帰りもあるし、キャンプをしながらも出掛けているのである。唯、朝起きが悪い。食べるのが遅い。動作が鈍い。のであるから、私の足を引っ張るのは間違いない。 しかし、私も単独行では、この歳になると味気ないし、写真を撮るにしても面白くない。

 我が家を発つスタートから躓いた。予定より30分も遅れた。朝日小川ダム堰堤の除雪されていないのにびっくり。そして、相ノ又トンネル手前のデブリを怖がられてしまった。  くろべ平までの直登を拒否されてしまった。杉林から621mPの稜線に至る急登には、ステップを切らなければ登れないとまで。そして、750m地点までの嫌らしい所は、行く前から懸念があった。  やはり時間を取られて、750m地点に着いたのは午前11時であった。

  大地に届かないかもしれない。届かなくても良いと思っていたが、私の心の虫が騒いだ。やっぱり間近で初雪山を望みたい。山頂に行きたい。もしかしたら、100回を目指しているのだから 、行かなくてどうするのだ! になったのか、シェルターを掘った。タープも持参していたが、今日のお天気なら大丈夫だと踏んだ。
  そして、2時間程の時間をもらった。遅くとも午後1時半まで戻るからである。もっと、若い時なら、1時間ほどで山頂に立てたかもしれないが、言ったもののあまり自信がなかった。  でも、大地山頂に立ちたい一心で歩いた。写真も撮らなければならないし、足を攣らせないように歩かなければならない。修行である。
 最後は、10分・20分遅れてもイイヤになってしまった。 ちょっとガスが掛かりそうになったが、僅かな時間であっても、いろいろ考えて撮った。自分を撮るのに、少々手間取り10分ほどであったが、私の納得得のいく時間であった。

  後は、真一文字に降りなければであっても、立ち止まってシャッターを切るのであるからどうしようもない。でも、山頂から40~50分くらいであったろうか、   午後1時31分に「山ノ神」の所に着いたのである。それまでは、予定通りであったが、やっぱりお腹が空きカップ麺を食べなければならないから、少々遅れたのは仕方がなかった。
  「山ノ神」にしてみれば、ビールを飲んでいても、あの嫌いな所をどうして降りようかと、それ以上は飲めなかったとか。  その後も、時間を掛けて降りたのであるが、登りとは全然違うのであるから、「山ノ神」も驚いていた。話せば、登れるものなら、大地山まで行きたいらしい。  ならば、もっと陽の長い時期に、タイミングが合えば行こうとなったのであるが、先の事は分からない。



2/13 久しぶりの牛岳。故郷に戻って来た感じになる。予報は良くなかったが、山中では降らなかった。時折であるが、剱岳や立山・薬師岳などの北アの山々を望む事が出来、まずまずの山行となった。 三角点の雪面ギリギリに横穴式のシェルターを造った。
 その間、「山ノ神」に権現様が祀られている山頂に行かせた。シェルターが完成し「山ノ神」が戻って来る間に、お湯を沸かそうとしたらコッヘルがない。 「参った。」 「山ノ神」にその事を告げると、「それじゃ、何も出来ないじゃない?」 といっぺんに不機嫌になった。

 しかし、たまたまであるが、無線通信をやられる方がおられ コッヘルを借りる事になった。その紳士最敬礼であった。また、私も後から、山頂に出掛けたのであるが、鍋谷からやって来たという若い男性に声をかけシャッターを切ってもらった。 今日は、山で出会った方々は、全て優しい方々であった。



2/12 明日の大地を止めて、牛岳に行く事にした。午後からお天気が下り坂だし、早めに出掛けて早く帰って来ようと思っている。何もかも「山ノ神」次第である。 明後日は、明日のお天気を見てになるが、これも「山ノ神」次第で、大地にするか金剛堂山かになる。



2/11 明後日の大地行きは、同行予定者に不都合が生じ流す事になった。どうしようもない事だったので仕方がない。あまり良くなさそうなお天気だったので、丁度いいのかもしれない。
 さて、何処へ行く。やっぱり大地か? でもこの先ずっと大地になるのだから、無理して行かなくても良いような気もするし、不参加だった「山ノ神」にお伺いするのも一つの手かもしれない。
 どちらにしても、明晩まで待って決めたい。八乙女山や小佐波御前山への可能性もないではないが、違ったところへも行きたい。例え何も見えなくても・・・。


2/10 このところ、変わった画像も無いので、過去の大地を載せている。それは、自分への意識の高揚、そして、意欲の増強でもある。大地詣でと称してもいるが、私の全休日を、それに充てでも13回しか無い。  実際、今まで一年に4~5回程度しか、その機会を得ていなかったのは、お天気もあっただろうし、所用もあったのかもしれない。また、他の山にも出掛けていたに違いない。

 でも、最近は、休日を増やしているし、  来年には、もう少し休日を増やしたいとも思っているから、その機会は、ドンドン増える事になる。しかし、私の体力が問題である。条件が揃わなければ敵わないかもしれない。  でも、私は狙う。今回(来週)強力な助っ人が現れる事になった。(決定は明日の予定) しかし、そのような強者に頼ったら、尚更、我ペースで行けなく挫折の可能性もある。でも、来年・再来年の事を思うと、今の方が元気に決まっている。  
 

2/9 システムが変わったので戸惑っています。(更新出来ないでいました。) ボケボケなので新しい事が、なかなか身に付きません。 「イヤになったら負け。」 「この年で頑張っている。」 とでも思っていなければやっておれません。



2/8 日頃から大地・大地と言っているからであろか、もちろん初雪山もであるが、かなりの人達が興味をもって、「行ってみたい。」 「行きたい。」 と言ってくれている。ロートルながら頼りにされるのは有り難いのであるが、その私が足を引っ張るのではないかと、不安にもなるこの頃である。

 最も、「大地に行けなくなったら、山を止める。」 と豪語しているわけだから、まだまだのつもりである。大地から眺める初雪山が好き。初雪山に向かって歩ければもっといい。そう言いながら、過去の山行を振り返ってみると、晴ればかりではない。ガスで何も見えなかった事もしばしば。雨の日もあった。ミゾレで衣服が濡れ震え上がった事もあった。ガスの中、GPSを頼りに初雪山頂に立った事もある。

 3時間で登れる事もあれば、強者達と一緒でも、深雪のラッセルに6時間を費やした事もある。「山ノ神」を途中で残して(もちろんシェルターを造って)、私だけが山頂に行った事もある。また、次週のキャンプのために、山頂に荷をデボしてきた事もある。大地山頂で何回テントを張っただろうか? 一緒してくれた人達も含め、何もかもが素晴らしい想い出として残っている。

 大地50回を突破している現在(58回) 100回を目指したいと、ハードルを上げている。しかし、年に4~5回では、やっぱり届かない。初雪山もしかり。(19回) まず20回にしてしまいたい。3月後半になると、陽が長くなり、雪も締まって来て歩きやすくなるが、大地からの初雪山を眺めてキレイなのは、それよりずっと先でないと望めない。昨年の3/7は、好条件の恵まれ、これ以上ないという素敵な山行になったが、今年もと、なかなか上手い具合になれないものだ。



2/7 行くのか行かないのか分からない「山ノ神」。この先、大地詣でになるかもしれないので、ここで点数を稼いでおかないと、後々都合が悪い。でも、約束の時間になっても起きて来ない。起きて来るまで、昨日の残りの除雪に時間を費やした。

 行き先の希望を聞いても言わないので、城ヶ平山方面とした。予報では、ちょっと晴れ間があるようだったが、車を走らせる毎に、ドンドンと良くなって来る。大岩の駐車場で、雪山の経験は少ないという単独の女性と出会った。でも、行動は別。

 夏道でないところをシュートカット気味に急登したり、他の登山者と言葉を交わしたりしながら山頂に着いた。剱岳こそ望めなかったが、久々のお天気にほだされ、山頂からの展望に気分を良くした。しかし、「山ノ神」に、この先(ハゲ山)に行くかと尋ねると、NOと言う返って来た。

 またまた、「行きたかったら・・」 だったが、今日は、「山ノ神」に一緒してやろうと思っていただけに、すんなりと山頂シェルターを造る事にした。駐車場であった女性と、愛犬を伴った地元の女性を、シェルターに誘ってコーヒープレゼントをし、山談義で盛り上がった。途中、シンさんに声を掛けてもらったが、時間がないとの事で、長くお話する事が出来なかった。

 いつもの通りお喋りばかりしていて、食べる事がお留守になってしまった感あり。でも、楽しかった。その時、お二人を撮ったハズなのに、家に帰って見てみたが、何処にもない。シャッターが切れていなかったのか? 残念! そんなところに、北ちゃんが現れた。またまた、ゆっくりは出来ないという。ならばと、下山を一緒にして、北ちゃん珍道(藪の中)を降りる事になった。お二人の女性も、きっと楽しかったと思う。



2/6 昨日からの雪は、今日も降り続いていた。その時点で、「山ノ神」は休業。呆れられても私は行く。(身近な八乙女山) 先行トレースに沿ったが、僅かな時間でも積もったのか、それとも私が重いのか、沈んで、なかなかペースが掴めなかった。

 トレースから外れると、腰まで沈む程の積雪に、体調がイマイチなのと重なって、足取りは重かった。三角点まで行って引き返した。東屋で休憩をと思って座りかけた途端に、山頂から降りて来られた6名のパーティーに遭遇。錚々たるメンバーであった。私は、その方々の東屋パーティーに入れてもらった。

 今まで食べた事のないような料理に、目を丸くするしかなかった。私は、何も提供出来ず、オヨバレになっただけ。嬉しかった。そして、喋らなければ良かったのに、また余計な事を喋ったかもしれない。ご馳走様。そして、嬉しかったです。

 今日で、「元さんの山歩き」が、満22年である。よくもまあ~続いているものだ。消えかけた時もあったが、何とかやって来ている。オールドファンは,今でも、「元ちゃん」と呼んでくれる。今は「元さん」。もしかしたら、これから知り合いになる方々に、「元じい」と呼ばれるかもしれない。それは、それでいい。生きている証拠。元気でいる証拠なのだから・・・



2/5 どれだけ降るのかと思っていたけれど、夜が明けた頃の高岡は、除雪をしようか、しないくてもいいのかと思うほどであったが、それから降り出した。積雪・降雪情報を見ていると、1時間に5cmや6cmの降雪が2度もあった。したがって、店をしている事もあり、3度も除雪をした。

 何が何でも山に行く私であるが、車が出なければ、休まなくてはならなくなる。裏から車をもって来ておけば良かったのであるが、その時はその時である。この雪で、いっぺんに選択肢が狭められてしまった。小佐波御前山か八乙女山になるが、行き先は起きてからになる。



2/4 大雪だと報じられているが、本当に降るのだろうか? でも、そろそろ降るような気がしないでもない。またまた、私達の休日のお天気が悪いが、それでも行くのだろうと言われるに決まっている。行くには行くが、また同じところなってしまう。行ける事に(歩ける事に)感謝しているが、もうそろそろ、バシッと良いお天気になって欲しいものだ。

 最近、ドラマの一部分であっても、また、流れる曲の歌詞に感じたりすると、涙が出てしまう。荷を整理していて、昔の手紙を紐解く時に、ウッとなる時がある。強がりが無くなったからであろうか?、それとも、正直な人間になったからだろうか? 涙腺が弱くなった事は、力が無くなった事と同じなのだろうか?

 しかし、過ぎし日の嘆きを語っても仕方がない。それは、当事者のみの想い出として、そっと胸にしまい込んでいてこそ値がある。どんなに年老いても、思いは(頭は)先を見ていなければ、世を渡っていけないし面白くもない。傷を舐めてもらうより、新しい想い出を作る事に思いを馳せたい。



2/3 ようやく年賀状の整理を終えた。一等賞は、なかなかであるが、切手シートが12枚当たった。「切手を貰ったって・・」 と思われる方もあるかもしれないが、私は、結構重宝している。金額にして、1,700円くらいになるが、ゆうパックを送る時に使っている。

 しかし、今は止めているが、切手収集歴のある私は、なかなか、その種の切手を使えない。それでも、過去の物と混ぜ合わせ、少しずつであるが使っている。資産としての価値は、あまりないにしても、額面はあるので、それなりに使い勝手はある。

 そんな事もあって、宅配便の利用は少なくなっている。山菜の時期になると、その効力を発揮する。何故ならば、以前貯めていた切手だが、お金は掛かっていても、送料が、タダのような感覚になるからであろう。そして、その切手を眺めながら、歴史を感じる時がある。



2/2 3連休が終わって、心は大地。毎週でも行きたい気持ちを、どうしたら抑えられるのか分からない。今度の休日は、お天気が必ずしも良くない予報。その翌週からのチャレンジになるかもしれない。しかし、大地に行きたくない (行けないと思っている) 「山ノ神」との折り合いも有り、表から攻められない。

 その間、初雪山にも足を延ばしたいし、キャンプとの兼ね合いもある。また、金剛堂山や小白木峰など、この時期に行きたい山もある。休日が全部晴れれば叶うのにな~ぁ。 大地50回を突破した現在、100回を目指したい。私の欲は限りなく続く。(続けたい。)



2/1 欲張りの私は、会食料理を残さず食べ、「山ノ神」が食べ切れなかった分まで食べてしまった。その上、生ビールも何杯か美味しく頂いた。今朝の食事も残さず頂いた。だが、お腹はパンパンになっていた。それでも、欲深い私はコーヒーまで頂いた。

 160号線・能越道小矢部東を経由して、午前10時過ぎ閑乗寺に着いた。今日は、始めから八乙女山としていた。予報は悪かったし、前日は宿だし、簡単な所へと決めていたからである。結果的には、3日間とも悪天という日はなかったのであるが仕方がない。

 「山ノ神」は例の如く東屋止まり、その間、私は山頂周回に出掛けた。東屋に戻って来ると、八乙女山の主・直江氏がおられた。たくさんのお話を伺った。そして、一緒に下山させてもらった。直江氏は、私より10歳も上の方である。尊敬し直さなければいけない。