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7/31 場合によっては、スコールのような凄い雨に見舞われる可能性がないではないが、明日・明後日は、何とかなるような気もする。久しぶりの剱沢、そして、剱岳だけに心が躍っている。もちろん、仲間との交流が一番の楽しみである事は間違いない。
7/30 明後日からの好山病剱沢合宿は、5人になるか6人になるか微妙であるが、とても楽しみである。合宿と銘打っているが、剱沢でキャンプをし、別山尾根をピストンするものであり、特別のものではない。しかし、休日の違うもの同士が、目的を同じにして集うのであるから、それは意味深いものである。
私自身は、31回目の剣岳となるが、5年ぶりである。その5年前は、早月尾根であったし、6年前は、長次郎雪渓を登り別山尾根に降りたが、別山尾根を登るのは(今回ピストン)、実に8年ぶりになる。この歳になると、あまりやりなれていない事には、不慣れな緊張が走るのである。
歳とっても、毎年のように出掛けておれば、それなりの対応が出来るのであろうが、私の記録を振り返ってみても、10年に3回くらいであるから、だんだんと遠のいていっている。若い頃は、必ず出掛けなければと思っていたのに、いつの間にかこのようになってしまった。どうであれ、お天気になって欲しい。
7/29 友人の百名山達成記念のツアー的山行で、太郎小屋に着いたと杉原女史からメールが入った。今日(29日)、折立から入山し、明日は、目的の薬師岳に登頂の予定とか・・・ 後の詳しい事は承知していないが、1日に内蔵助・2日は大日と聞いているから、スゴ・五色をゆっくり歩くのであろう。羨ましい企画である。
我々好山病は、1日~2日の剱沢であるから、ニアミスにもならないのではと思っている。一日早く山に入るねぎちゃんとは、少し可能性があるのではと思っているが、それも分からない。ところがである。eiko女史一行が、2日、大日泊まりである情報が入った。二人の面識はないが、何かで盛り上がってくれたら嬉しい。
7/28 暑い! とにかく暑い。 山に行くにも暑い。山に行っても、泊まらなくては涼しくない事になる。かと言って、何日も泊まるわけにはいかない。時が過ぎれば、その内涼しくなる。いや寒くなる。
7/27 立山黒部アルペンルートの富山県民感謝キャンペーンなるものがあると知り、ネットで探してみたが、なかなか見付ける事が出来なかった。昨年のもの、また、ファミリ割引なるものを見付けたが、どうも、それではダメなような感じである。
そこで、思い切って当局へ電話してみた。やはりその割引は申込書がないとダメとの事。北日本新聞に載って(付いていた?)いたらしいし、最寄りのあいの風鉄道駅に置いてあるとも言われた。もちろんネットでも。
アルペンルートオフシャルサイトを開けば、乗車券申込書がある。購入の際に身分証明(運転免許証などで富山県在住を確認)を提示しなければならない。実施期間は、7/23(土)~8/31(水) 立山駅⇔室堂往復が、4,310円が3,460円になるのであるから、利用しない手はない。
7/26 自分の思いを、そのまま当欄に綴っているからに、誤字脱字の他に、意味不明の事もあるかもしれない。そして、学が乏しいため、誤った言葉使いがあるやもしれない。しかし、その文責から逃げようとは思わないが、”言葉のあや” と感じ取って欲しい時もある。
長い間やっていると、マンネリというのであろうか、ダラダラ、或いは、無神経に綴っているのかもしれない。でも、例え、酔っぱらっていて、感情を優先したとしても、そう誤って述べている事もないと思う。以前、学校時代の友から、注文をもらった事がある。その時に、「嫌なら、気に食わなければ、見てもらわなくてもよい。」と言った事がある。今、思えば、大人げない事を言ってしまったと思うのであるが、そう思うようになった現在は、少しは大人になったのかと思っている。
歳を取ると、面倒な事が嫌になる。特に嫌になる。そこから逃げるのも方法であろうが、逃げたらお終いのような気がする。誤りは直す謙虚さが必要であろうが、何もかも平謝りする事もなかろう。”私には、チョッピリであるが、ファンがある。” の後押しが、ここまで続けて来れたのである。来月の誕生日まで何とか持ちこたえたい。もし、元気があれば、認めてもらえるのであれば、古希までの目標が出来る。どうなる事か・・・・
7/25 今日は、「ちょっと歩いて、お風呂に入って、何処かで食事を・・」 我が家ではあり得ない計画をもって臨んだ城ケ平山であったが、大岩の駐車場に着いたら「北ちゃん」の車があった。どちらにしても、単純に下山して来ないだろうから、出会う可能性は薄いと思いながら歩いた。
ところがである。ミョウガ畑が過ぎたベンチ辺りで、「北ちゃん」と遭遇。「もう帰るの?」 と尋ねると、「今から・・」 との答えが返ってきた。取りあえず、城ケ平山に向かう。どちらも今日は、簡単な歩きを想定していて、食材やコンロを持参していなかったのであるが、何でか知らず、ハゲ山に向かう事になる。
途中、ブヨに刺された。不覚にも長袖を忘れて来たのである。背に腹は代えられず、雨具を着込んだ。まるでサウナ状態である。しかし、城ケ平山からハゲ山への歩きでは、さすがに雨具を脱いだ。快速だった(?)せいか、ブヨが寄って来なかったのかもしれない。
雨の予報も何処かへ行ってしまったのか、強い日差しに、汗が滲み喉が渇いた。でも、木陰は涼しく、風が伴うところでは、気持ちが良いものであった。城ケ平山~ハゲ山間は40分くらいである。全行程4時間余の山行は、身体に活力を与えてくれ、来週の備えになったような気がする。
しかし、お風呂と食事は、時間的に無理ではないかと、高岡に帰る事になった。ちょっと、膨れる「山ノ神」に、ビール(今回は、チュウハイ)を、買ってごまかしたが、おつまみまで買わされた。私は、相変わらずアイスとお茶だけ・・・
7/24 「朝早く出てもいい。」 と言ってくれている娘であるが、ちょっと無理しているようにも取れ、こちらから、「明日は、簡単な山にするから、孫達の送迎を任せろ。」 と言ってしまった。何が何でもであるが、ごり押ししてまで出掛けたくないのである。
上の孫ミーの夏休み初日で、ラジオ体操が始まるし、お花の水やりもあるらしい。しかも、育成クラブ(学童保育)の開始時間が、通常の登校時間より遅くなり、そして、送迎が義務付けられているのであるから、尚更そのような気になった。まあ~、お天気予報は、あまり良くないし、納得の決断と思っている。
7/23 新婚さんの杉原女史が、広島からやって来る。山友達の百名山達成記念登山で、その対象が薬師岳なんだそうだ。7/29折立から入山し、8/3大日岳から富山に戻るという企画らしいが、何と贅沢な計画である。8/1~8/2に、好山病剱沢合宿の予定がある。もしかしたら、ニアミスになるかもしれない。
山梨のY女史から美味しそうな桃が届いた。昨秋、山で事故に遭い膝が完治していないようだが、山への執念が伝わって来る。山の友として、僅かな機会しかないが、話はすぐに盛り上がる。だんだん友達が増えていくか(増やしていく)、減っていくか(減らしていく)は、その人の考え方であるが、私は熱くなるそんな機会(時間)を大事にしたい。
7/22 飯豊山から帰って、毎日毎日、当欄に綴らなくてはと思いながら、虚脱感なのか飲み過ぎなのか分からないけれど、今日に至ってしまった。資料(写真やGPSなど)を紐解いて、過日の行動を記せばいいのかもしれないが、今はその元気がない。筋肉痛でもなければ、肺炎の後遺症もないのであるが、何故か機運が乗らないのである。
今回の飯豊山に関して、昨年の立山会の資料を参考にさせて頂いた。初めての飯豊山であったし、予報は悪い。また、「山ノ神」の頑張りを、そんなに当てにも出来なかった。それ以上に、いつもの如く、人一倍荷を担がなければならないのであるから、果たしてというところもあった。
私達の行程は、大日岳への往復が、私の単独行となった以外、タイムも含めて、立山会の行程とほぼ同じようなものであった。しかし、我々には、3日目の後半以外お日様がなく、肝心のところでは、風雨に晒されてしまったのである。でも、なかなか行けない所(山)に出掛けられ、それなりの感慨がある。立山会の資料に、弥平四郎登山口が記されて事に感謝! 前泊に宿は取らなかったけれど・・・
7/15 迷いに迷っている。全国的にゲリラのような大雨が降っている。このお天気では、見合わせた方が良いに決まっているが、この機会を外すと、なかなか行けない飯豊山である。明日は、休みではないが、今のところ、臨時休業を考えている。娘が3連休だから、それに合わせての山行なのである。
これからの事を考えると、ワンチャンスかもしれない。ダメだったら引き返す。そんなつもりで出掛けようと思っている。計画では、最高点の大日岳も意識しているが、そのような幸運が訪れればいいのだが・・・
7/14 大雨は九州だけかと思っていたら、富山にもやってきた。でも、私の高岡では、殆ど降らず、県東部に偏っていたようである。大雨や土砂災害の危険があるのは、山沿いである事から、大事にならなければと願うしかない。
今度の連休を利用して、東北の山に色気を持っているが、関東の北部や東北の南部も、局地的に凄い降り方をしているらしい。少々怯んでいる。東京の水瓶に雨を降らせるだけなら万々歳なのであるが、災害で他人様を苦しめるようにならない事を願うのである。
7/13 「百の山頂に百の喜びあり。」 高くても低くても、遠くであろうが近くであろうが、それは季節が変わろうがである。深田氏は、短い文節で実に上手い表現をしている。日本百名山を読んでいると、ガイドブックではなく、”文学” であることがよくわかる。山を志しても、時間・体調・天候によって、その頂きに立つ事が出来ない時がある。しかし、その人の心には、各々の山頂に匹敵する頂きがあるような気がする。
百瀬慎太郎氏の「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し。」 も好きである。これは、山だけでなく、生き様にも通じるような気がするからである。一つ一つの出会いがあろうし、一人では生きていけないという事でもあろう。
7/12 「次行く山は何処?」 雨の白山で痛めた膝痛も、大日岳では左程気にかからなかった。炎天下だったから、水分補給に気を付けていた事が奏功したかもしれない。一方の「山ノ神」は、膝痛にならないのは良しとして、家に戻ってから、ずっと筋肉痛だという。治った頃に、また出掛けるのであるから、それこそ、ずっと筋肉痛だとも言う。
しかし、負けん気からか、「快い痛み」 「快い疲れ」 などと、何処かで聞いた言葉を吐く。でも、限界を試すような山行は、性格上、また、体力上、好まないのは明らかである。ならば、「ちょっとくらい遠慮したらどうか?」 と言おうものなら、それこそ大変で、我が家は暗い雰囲気に包まれてしまう。
今度の海の日を入れた連休は、晴れれば何処へでも行けそうなのであるが、計画を立てるにも、あの重い足(山ノ神の足)と、何年山をやっているのかと問いたいくらいの臆病さに、どうしても、計画が縮小されてしまう。今のところ、予報は決して良くない。
7/11 「午後3時過ぎに駐車場に戻れるか?」 「果たして山頂まで行けるか?」 「どの辺で終了とするか?」 の他に、「私の膝は大丈夫なのか?」 など、多くの不安を抱えての大日岳行きとなる。
早朝なのと飛ばした事もあり、ゲート前に20分も早く着いた。登山靴を履いていると、橋ちゃんがやってきた。5分前にゲートが開き、一番上の駐車場に入ったところに、北ちゃんとねぎちゃんが現れる。お互い「えぇ、どうして・・」 となったが、行動を共にする事となる。
午後3時過ぎに駐車場へ戻りたいという希望があるため、何処まで行けるか? そして、同行のメンバーと、何処で分かれるか? との不安と期待が同居するスタートとなった。しかし、意外と速いペースに、大日平小屋に着いても、更に上を目指すのが、当たり前という雰囲気になっていた。
「山ノ神」の頑張りがあったから、必然的に、そのような事になったと思われるのであるが、二人だけの山行であったなら、怪しいものである。この事で証明されるように、同行のメンバーに感謝である。最も、彼らが合わせてくれるから奮起するのかもしれないが・・・・
でも、最後は、やや失速気味は歪めなかったが、大日岳と大日小屋とのコルに、辿り着けたのであるから万々歳であった。折しも、剣岳が待っててくれたかのように雄姿を現したのであるから堪らない。「此処で充分。山頂に上がれば休む(飲む)時間が無くなる。」 と言う「山ノ神」を残して、4名は山頂を目指した。
刻々と変わる雲の流れと、高度を上げる毎に変わる角度を気にしながら、毎度眺めている剣岳であるのに、更に酔いしれてしまうのは何故? 山やる者、しかも、富山県人であれば、どうしても、崇拝するように剣岳となってしまうのであろう。
本来なら、山頂でゆっくり過ごすのが当たり前なのであるが、暫しの時間を費やした後、「山ノ神」の待っているコルに降りる事になる。しかし、そこでも、そんなに余裕時間がなく、ちょっと口に入れ、ちょっと話をして、メンバーとの別れを惜しみながら、正午に10分程前に下山する事となる。
長い下りである。二人になると、どうしてもお互い我が出てしまうからであろうか、ちょっとした事に虫の居所が悪くなり、またまたお互い単独行となってしまった。しかし、「山ノ神」苦手な所に来ると、そうは言っておれないから可笑しなものである。大日平でコーヒータイムを入れたとは言え、駐車場に戻ったのは、3時50分頃になって慌てたものの、ラッシュに掛かるわけでもないので、孫達の迎えには支障がなかった。
7/10 橋ちゃんが荷揚げのお手伝いとかで、今日完了すれば、明日の山行に付き合ってくれると、先日の中山行きで言ってくれていた。お天気だったので、大日岳行きが実現しそう。「7・8月の山行に協力する。」 と言う、娘の言葉を何処まで受け入れて良いものかと、嬉しい反面、親として悩んでしまう。
朝、学校と保育所に送り出してから、勤務先に出掛けるわけだが、一列車遅れれば、遅刻になるし、二人とも保育所なら、延長保育というものがあり、残業さえ凌ぐ事が出来れば、ギリギリ迎えに間に合うかもしれないが、上の子が小学校になったことから(育成クラブ=学童保育にお願いしても)、どうしても、一時間以上早く戻らなくてはならない。
「本当に行ってもいいのか?」 の返事が鈍く受け取った親として、やっぱり早く(5時過ぎまで高岡へ)戻る事を決意、橋ちゃんに伝えた。明日の計画は現地に行ってから・・・・ そして、「山ノ神」の頑張り次第である。まあ~、山頂に届かなくてもいいじゃないか!
7/9 叔母の四十九日法要。
7/8 このところ、我が家(当店)を訪れる友人・知人、そして、お客さんから、「あの時は酷かった。ガン末期かと思った。」 「もう、お終いかと思った。」 と言われ、それほど酷かったのかと、改めて思った。5/13~5/19くらいに、お越しになった方々が、本当にそのように思われたかと思う。
医者嫌いにも程があるが、「医者は、何もかもを治せるわけがないし・・」 「医者も必ず死ぬ。」 と思っているから仕方がない。でも、時々、耳を傾ける事は必要な気がしないでもない。ここでは、あまり述べられないが、寿命には自分なりのポリシーというものがあるから、あまりジタバタしたくないのである。
7/7 今夏も空調のない部屋で寝ている。と言っても一年中同じ部屋で寝ているだけ。一か所だけ網戸があるが、風通しは決して良くない。家の周りは駐車場で、一軒家のようなもの。しかも、我が家の外壁はトタン張りなので、夏はヤケヤケである。その2階に上がっていくだけで、汗がタラタラ流れてくる。朝方でも、27~28℃を下らない。
「さぞかし耐暑訓練では・・」 と、言われた事もあったが、最近は、「お歳を考えなさい。」 と言われようになってきている。冷暖房がない部屋なのであるが、変わると何だか落ち着いて寝られない。2ヶ月くらいだからと思っているが、一年一年長くなって来ているように感じる。
寒さなら、お湯を入れたペットボトルを抱える方もあるが、暑い時に氷を抱いて寝ることなど出来ない。扇風機やファンヒーターなどの人工風に違和感を覚える私であるから、今しばらく我慢である。この我慢が、訓練になればいいのであるが、消耗だけになれば、修行としては辛い事になる。
7/6 膝なのだろうが、何処がどう痛いのか分からない。今度の休日前に、近間の低山(二上山)でもいいから、歩いて来ようかと思っている。リハビリなのか、メンテナンスになるのかもわからないが・・ そうしないと、長時間歩く山には、怖くて行けないというもの。
4~5日の2日間は、本当に遊んだという気がする。暗い内から出掛け、その夜には、飲み会に参加し泊まり、翌日は、簡単な山とは言え、また出掛けたのであるから・・・ こんな時は、全くストレスなど感じない。歩ける幸せに勝るものなどないのではと思ってしまう。
7/5 昨夜の飲み会(好山病・夏を語る会)で、橋ちゃんが、「明日は休みです。何処か行きますか?」 と言ってくれたので、最近、そんな機会がめっきり少なくなっているだけに、すぐさま 「Ok!」 とした。「中山」 となったが、一度、高岡に戻ってからになる。眠い目を擦りながら・・・
午前10時半、登山口集合であったが、そんなに余裕の時間がなかった。3人でゆっくり歩いた。特別な話もなかったが、何となく話す事も、しょっちゅう会うわけでもないから、割と新鮮なものに感じられた。「今日も、ブヨがいなかった。」 「瞬間的に剣岳のてっぺんが拝めた。」 の”おまけ” も付いた。
下山路は、東小糸谷ルートを辿った。やっぱり、左膝が思わしくなかった。ゆっくり歩いてくれた2人であったが、かなりの遅れをとった。平地に戻れば、どうって事はないのであるが、「困った!」 「困った!」
この2日間、久しぶりに大腿四頭筋が痛い。快い痛みとは言えないまでも、痛いだけなら、どうって事はない。実際、日常生活では何ともないのであるから。連日の寝不足であるから、早々に寝る事になった。
7/4 起きたら雨だった。車を走らせている間も、雨は降り続いていた。濡れるのが嫌だった事もあって、461号白山公園線に入る前の「道の駅飛騨白山(大白川温泉しらみずの湯)」で、雨具や登山靴を装着した。予定通り午前6時登山開始出来たが、周りには車がなかった。
歩き始めて、すぐに雨具(上)を脱いだり、傘を差したりしたが、大降りはしなかった。そして、心配していたブヨも気にならず、気温も適当に低く快適?に近い歩きが出来たような気がした。大倉山に近付いた頃から、お花が現れだし、ホッとな心になる。
ニッコウキスゲ・ハクサンチドリ・ヨツバシオガマ・ハクサンフーロ・ミヤマキンポーゲ・グンナイフーロ・キヌガサソウ・コイワカガミ・シナノキンバイなどなど、次々に・・・。そして、ハクサンコザクラは、これからという感じで、雨の中、また雪渓近くで縮んで見えた。
賽の河原に入って、クロユリの群落に迎えられた。「一面に咲いている。」 という感じながら、雨足が激しくなっては、上手い事シャッターが切れない状態になってしまった。傘を差せど盃になったりし、カメラ自体が水浸しになってしまったのである。
取りあえず、室堂センターに入ったのが、正午くらいであった。従業員だけの閑散とした状態だったが、ストーブが点けられていて暖かだった。あまり登る気のない「山ノ神」を置いて、私だけが山頂に臨む形になったが、高度を上げる度に、風雨が激しくなり、ちょっぴり、たじろいだりしたが、後は根性というのか、執念だけの歩きになってしまった。
もちろん、山頂には誰一人いないわけで、シャッターを切るのも大変であった。何処を撮っているのか分からない上に、その度にカメラが濡れていき、仕舞には、レンズ前のジャバラが開かなくなってしまった。これが致命傷になったのかわからないが、下山には、カメラ自体、ウンともスンとも言わなくなってしまった。
午後1時前に、ずぶ濡れになって、室堂センターに戻ったが、帰りの事を思う(孫達の迎え)と、すぐにでも戻らなければならなかった。ずっと、休んでいないし、もしかしたら、水も飲んでいなかったかもしれない。雨の中、欲張りにも。室堂周辺の散策路を余計に歩いた事もあり、余計に時間を費やした。それも、川になっている状態の中である。
急がなくてはならないけれども、滑ってケガをしては、元も子もない。そんな時に、膝に違和感を覚えた。痛み出したのである。「ずっと歩いていたから・・・」、「水分を取っていなかったから・・」 などが原因だと思われるが、これくらいの事で参るとは情けなくなってしまった。
一年一年弱っていくのが当たり前なのかもしれないが、まだ認めたくないし、「弱るのにも弱り方がある。」 と思っているのである。雨の中の階段を、3時間も降りなければならないのだから、それはそれは応える。「何故、山ノ神より劣るのか!」 も腹立たしい一つである。
左足をかばえば、やがて、右足にも負担が掛かってくるのは当たり前である。でも、激痛という程のものではないだけに、それなりに歩けるから未だいい。一番心配したのは、この先の事である。「このような事が、これからも起きるのでは・・」 である。
しかし、頑張り通して、予定より15分程遅れて登山口に戻る事が出来た。育成クラブ(学童保育)と保育所の迎えには十分間に合った。それから、富山へ、好山病・夏を語る会(飲み会)に向かった。もちろん泊まりである。足を引き摺りながら・・ 久しぶりに会える仲間もあり、「だやい!」 とは言っておれない。
7/3 降るという予報であったが、意外に降らない。それどころか、午後9時半現在、星まで出ている。午後5時まで、高岡に戻ればいい条件になったので、白山決行である。しかし、意地悪い予報は、明日の高岡の予報は、ずっと雨である。
「行ってみなければ分からない。」 「起きてみなければ分からない。」 が、私の考えであるから、意外と山に関しては楽観的である。そうでもしなければ、行きたいところへは行けないのである。凶と出るか吉と出るか、天に任せるしかない。
7/2 雨予報の割には、多くは降らない。しかし、明日の日中は、降るようである。では、明後日の予報はどうなのであろうか?明後日の夜は、好山病の飲み会(1/2忘年会)があるが、早立ちして、白山への考えもある。しかし、晴れないまでも、多く降らないが条件である。
しかし、7/4当日が降らなくとも、前日からの雨量が、基準をオーバーすれば、ゲートを超える事は出来ない。過去に大白川側からも、白峰側からも、シャットアウトされた事が何度となくある。それをクリア出来、午前6時前に登山口をスタート出来れば、悠々飲み会にも間に合うというものである。
大雨でなければ、白山も雨の日のレパートリーに入っている。展望がなくても、お花があるというのがその理由である。もちろん、無理する事などないのであるが、後の山行に影響してくるから、明日、日中の雨が気になる。
7/1 仕事の関係上娘の帰宅が遅い。「その代り、7・8月の月曜日は、何とかする。」 と言ってくれているのだが、最初にやってくる月曜日の予報は悪い。空梅雨模様なのに、「何で私の休日に限って・・」 と言いたくなるが、これも当たり前の事と割り切れば、そう騒がないでもよい。
山ばかりが人生ではないし、やる事はたくさんある。家の片付けもあるし、県内でも行った事のない所、知らない事も多い。そればかりの人生も良いが、ちょっと視線をかわすのも良いのかもしれない。