元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
黒菱山(1,042.4㍍)  焼山(910㍍)
<富山県 朝日町>
平成10年03月02日






 初雪山を知ってから、何故か黒菱山の存在も非常に気になり始め、二人の山友を誘った。未知の地で、しかも3月2日は、言い換えれば2月30日で未だ冬の様相。 しかし、当日は快晴のお天気に恵まれ、低山なれど、今までにない山の醍醐味を味わう事が出来た。そして、初雪山がますます好きになっていった。

黒 菱 山 か ら  初 雪 山 を 望 む。




新雪を踏んで

 境川流域の大平集落から水上谷沿いの林道入口で雪のため車をデボする。雪の林道を根気欲歩くとダムが見えてくる。
 地形図をみながら、左手の斜面に取り付く。何度も自分たちの位置を確認しながら2時間程で、左から来る尾根と合流する。(標高740㍍付近)

1031㍍のピークから
痩せ尾根を越えて黒菱山へ


 これが、「とやま山歩き」に載っている大斜面らしく、今では植林された樹木が大分大きくなっているが、晴れている限り快適な登行を約束してくれる。
 海側には大鷲山が見え、反対方向には、犬ヶ岳や初雪山が見えてくる。なおもジグザグに登り続けて1時間余りでなだらかな焼山との分岐に出る。
黒菱山頂上で(1,042.4㍍)


 焼山登頂を後回しにして、広い尾根を標高1,031㍍のピークを目指して登る。1時間程過ぎて一寸曲がった所に1,031㍍のピークを踏む。
 もうこのあたりから、正面に初雪山が堂々と聳え「ヤッポー」「ヤッポー」の連続である。ピークを下った所から暫く痩せ尾根が続くが、緊張より感激の方が上回り、不謹慎かもしれないがルンルン気分のまま1時間で黒菱山頂上に着いた。
1,031㍍の痩せ尾根を行く


 奥深い山稜の上で如何に穏やかだと言え1時間20分もの大宴会をやってしまった事を反省している。それも午後3時までである。

 帰路、なおも欲張って、焼山登頂も試み遅い時間の下山となってしまった。大斜面を駆け降り林道歩きでは、口数も少なくなってしまうほど疲労の色は隠せず車に着く前に日は落ちてしまった。







焼山頂上より黒菱山への稜線



 ◇コースタイム◇   平成10年3月2日

高岡4:30=《8号線経由》=朝日IC出口(5:40~6:15)=大平(6:30~55)=ダム7:50=
標高740㍍の尾根の合流点10:10=焼山分岐点(11:30~40)=1,031㍍のピーク
12:40=黒菱山頂上(13:40~15:00)=焼山分岐点(15:50~55)=焼山(16:10~20)=
林道(Ⅱ)17:40=林道(Ⅰ)18:00=車(18:40~55)=朝日IC(19:05~15)=《高速経由》
=小杉=高岡20:25


    同行者  中山、今井