元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
鍬 崎 山 (2,089.7m)
<富山県 大山町>
平成16年05月03日




 大品山から一旦下るが、80m程だから大した事がない。しかし、疲れている時の登り返しは辛いかもしれない。 

弥陀ヶ原方面 毛勝の山々を望む 目指す鍬崎山 一旦下って、登り返し①

 相変わらず風は強く、ドンドン雲が流れ、先行きの不安を感じながらの登高となる。 大品山から、1時間経過した1630mで休息してアイゼンを着ける。


一旦下って、登り返し② 大日連山を望む 1630mからの鍬崎山

 10時50分、とうとう雨具を着る事になるが、風は益々強くなる。当然、あれだけあった青空が、何時の間にか何処かへ飛んでいってしまい不安だけが残る。
 「シュンちゃん」と筏井さんに偵察を頼み、「登頂組」と「待機組」に分かれる案が出たが、不慮の事故や思いが別々になるのもいかがなものかと、安全を期して11時10分、1750m付近で撤退する事になる。


1710m付近を行く 1715m雨具装着 強風の中、上部の偵察

 木の根の段差で手間取る所もあったが、無念の心を沈ませながら雪の上を歩いた。「また来ればいい」・・・・・・

撤退 ① 撤退 ② 撤退 ③ 



1415m位で休憩 登山道が見える所もある 1320mの鞍部に戻る

 鍬崎山上部だけが、風雨が強かったのだろうか!高度を下げるに従って雨が収まり 風も弱くなった。
 “もう少しで頂上に届いたのに!” と思う人、“ 怖かったから、あのまま止めて良かった。”と思った人、それぞれであったかもしれないが、今回は全員で登れないのなら止めて撤退する事にしたのが正解のようであった。
 「山は逃げない!」「山は逃げる。」考え方はいろいろであるが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 そうなると、風当たりの少ない平穏な所を早く探し、お得意の「宴会」である。チョット傾斜のある窪地で車座になれなかったが、ハレルヤの何時もながらの楽しい語らいであった。
 往路と同じルートを復路として、貯水池近くで山菜採りの時間まで考えてあった事務局の企画に絶賛しながら、送水管の階段を降りて厚生年金休暇センターで汗を流した。




  ★★コースタイム★★

高岡4:50=粟巣野車デボ地点(6:05~15)=送水管上部(6:50~55)=貯水池7:15=水平道分岐(7:45~55)=1140m地点・休憩(8:15~25)=大品山頂上(9:05~15)=1630m地点・休憩(10:15~30)=雨具装着(10:50~11:05)=登頂断念・1750m地点11:10=大品山頂上(12:15~14:00)=水平道分岐14:35=山菜採り・貯水池(15:25~50)=車(16:30~45)=厚生年金休暇センター(16:50~17:30)=高岡18:30

 ☆☆同行者☆☆
         小竹夫妻・筏井夫妻・「シュンちゃん」・比佐恵