元 さ ん の 山 紀 行
前大日岳(1,778.8m)・早乙女岳(2,050m)
<富山県立山町・上市町> 平成21年04月13日
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前大日から早乙女岳へ向かう |
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藤橋のゲートが開放されていて、クムジュンまで・・ |
人津谷のゲート |
林道は一部決壊していた |
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雪解け水が・・・・ |
ようやく雪上を・・・・ |
ちょっとだが、徒渉もあり |
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雪量が増えてきて歩き易くなる |
人津谷も終盤 |
文登研前進基地への最後の急登 |
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文登研前進基地の積雪は2・5m |
文登研前進基地から雪見平へ向かう |
一番奥が大辻山 |
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雪見平で一息つく |
前方の前大日岳に向かって・・ |
鍬崎山が大きい |
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ゆっくり楽しみながら歩いた? |
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真っ青な空の下で軽やかに・・・ |
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この斜面を登れば前大日岳山頂 |
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早乙女岳・前衛峰と大日岳(右) |
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峡谷を覗く岩城君 |
弥陀ヶ原と称名渓谷 |
前大日岳山頂で・・ |
「4/13 コラム(山つれづれ・・・) より
4/13 人津谷から前大日岳・早乙女岳へ、そして、コット谷・小又川へ降りる企画に乗せてもらったが、あの元気者達に付いて行けるのだろうかの不安と共に、谷筋の雪が残っているのかも心配であった。
藤橋付近のゲートが開けられている幸運に、クムジュンまで車で入れる事が出来、30分程の歩きが助かった。さすがに、人津谷への歩き出しは雪がなかったが、奥に入るに従って、雪量が増え、スノーシューの有り難さを感じる。
文研前進基地の積雪は、2m50cmであるから、例年に比べ凄く少ないように思われた。雪見平への急登を凌げば、称名峡谷を挟んで、弥陀ヶ原の後方に、薬師岳や鍬崎山の雄姿を眺めながらの稜線漫歩となり、振り返れば、臼越山や七姫山・大辻山の山並みが、ちょっとだけ雪を乗せて連なっている。
朝方、雲に覆われ、ポツリと一滴頭に落ちたが、前大日岳への稜線では、予報通り青空が広がった。この分では、早乙女岳山頂に意外と早く届くのではないかと思われた。しかし、あの元気者のねぎちゃんが、前大日岳で身体の不調を訴えた。「迷惑を掛けるから、一人で下山する。」 と言いたげであったが、「山頂までは、もう少し、コット谷を降りた方が、楽で早いよ!」 の甘く巧みな言葉に、ついつい・・・・・・
でも、ねぎちゃんは、頑張った! メンバーも励ました。荷を分け合って担ぎ、励ましのエールを送り続けた。また、シェルターを造りに走った。2倍も3倍もの時間を掛けて山頂に辿り着いたねぎちゃんは、雪のベットに倒れ込んだ。そして、食べ物も喉を通さなかった。
しかし、鍛え上げた身体だからであろうか、1~2時間を経過すると、見違えるように元気を取り戻した。コット谷では、快走という言葉が当てはまるような歩き、そして、小又川の徒渉では、若い衆の導きで難なくクリアしていた。車に乗ると、もうすっかり元通りになるほどの回復力は只者ないと思った。
前日、笈ヶ岳に出向いている長勢・岩城の両君は、口では筋肉痛だと言ってはいたが、それを感じさせない脚力で、今日のコースに、大日岳や大熊山を加えても何ら問題がないようであった。また、残雪が殆どない小又川でのルート選びも難なくやってのけ、我々を導いてくれた。本当に感謝である。
この企画をした北ちゃんは、上手く若い衆を持ち上げ、パーティーを纏めていた。もっと速く歩きたかっただろうに、これまた感謝である。久し振りに強者達の仲間に入れてもらったが、楽しく勉強になった山行であった。持久力だけの山行であれば、まだまだと言いたいところであるが、バランス感覚を必要とする危険を伴う山行は、私にはもうダメのようである。
■■■コースタイム■■■
高岡4:20=藤橋ゲート(5:25~50)=クムジュン横P(5:55~6:10)=文登研前進基地(8:20~40)=雪見平(9:10~20)=前大日岳頂上(10:10~20)=早乙女岳(12:40~14:15)=鞍部14:55=コット谷出合15:35=小又橋詰(17:10~20)=クムジュン横P=(18:20~35)=高岡
■■■同行者■■■