元    さ    ん    の   山   紀   行
称名~八郎坂~松尾峠
<富山県立山町>   平成20年09月01日







弘法から追分へ・・・




飛龍橋を渡る 八郎坂登山口 称名滝展望台(1270m)






バス道路に出る。 弘法にはトイレがある。 遊歩道入口の標識。


弘法から追分へⅠ 弘法から追分へⅡ 大日岳を望む。


弘法から追分へⅢ 天狗岳と弥陀ヶ原ホテル・立山荘 追分・松尾峠との分岐


大日連山をバックに快適な遊歩道を行く。 1971.5mの三角点



左から、鬼岳・獅子岳・ザラ峠・鷲岳



松尾峠展望台



帰路、久しぶりに称名滝に行く。







「9/1コラム(山つれづれ・・・より)」

9/1 お天気が良ければ、飯豊山とその近くの山を引っかけて、出掛けるつもりもあったが、予報は良くない。テン泊や現地からの日帰りを検討していたが、このところ、ちょっと経費を掛け過ぎた事もあり、「無理する事などない。」 となった。

 「ならば何処へ?」 となったが、なかなか候補が思い浮かばず、未明に持ち越した。我が家は、二人の合意がないと、後々に問題が残るので、言葉も選んでの駆け引きとなる。先月末、「称名~弘法~雷鳥~室堂乗越~大日~称名」 の案があっただけに、それに沿ったものとなった。

 只でさえ、そのコースが、行けるか行けないか分からないのに、秋時間のゲートが、早朝1時間繰り下げ、夕方は1時間繰り上げとなり、2時間短縮の11時間では、とても無理と悟り、八郎坂から松尾峠、または、弥陀ヶ原・天狗平までのコースとした。

 もっとも私は、八郎坂や材木坂を歩いた事がなかったから、この機会に歩くのも良いと思った。「山ノ神」 は、一度歩いた事があり、それも、美女平方面の大観台辺りまで出掛けているようである。安定していないお天気だからであろうか、誰とも出会う事もなく、正しく静かな山歩きとなった。

 弘法からの木道歩きは、時々、自動車道に沿っている所があり、「何で・・」 と思わざるを得なかったが、その自動車道から離れると、静寂な弥陀ヶ原高原を、我が物のように思いながら歩けるから良い。追分から松尾峠へは、二つのコースに分かれているのであるが、そう大変わりするものではなかった。

 大きく見えた大日岳や、反対の鍬崎山や薬師岳が見えた時は、その素晴らしさに「おお~っ」 と声を上げたくなるのほどであったが、次第にガスに巻かれてしまうと、只ひたすらに木道を歩くだけになってしまった。松尾峠の三角点に触れた頃、ヤッホーと言う声が聞こえた。展望台にいた人の声である。私達が行くと、「今まで見えたのに・・」 と、大展望を拝んだだけに、私達に申し訳なさそうに話て下さった。

 それでも、1時間程展望台に留まっていると、竜王岳・鬼岳・獅子岳・鷲岳・鳶山が、ガスを払い除けるように、姿を現した。その時間は短いものであったが、獅子岳と鷲岳の間に、ザラ峠がはっきりと確認出来た。昭和44年の豪雨で、旧立山温泉までの登山道が廃道となったようであるが、遠いロマンを、ちょっとだけ感じたような・・・

 私も昭和44年の豪雨には、幾つもの想い出がある。その時の想い出を、一つ一つ想い出しながら、来た道と違った方の道を降った。午後からの雨を予想して、早めに降ったのであるが、八郎坂の途中から、小雨が降り出した。その雨降る中を、久しぶりに、称名滝間近の称名橋まで出掛けた。




■■■コースタイム■■■
高岡6:00=称名駐車場(7:20~35)=八郎坂7:55=展望台(8:30~40)=バス道路9:35=弘法9:50=松尾峠・追分分岐(1850m)10:45=松尾峠(11:20~12:40)=分岐13:10=コーヒータイム(13:25~45)=弘法14:15=登山口15:45=称名滝15:55=駐車場(16:15~25)

☆☆☆ 同行者 ☆☆☆
               比佐恵