元   さ   ん   の   山  紀  行
猫 又 山 (2,378m)
<富山県魚津市、上市町、宇奈月町>
 平成17年10月10日







ブナクラ谷右岸を行く 岩屋を通過・・ ガスの中、ガレ場を登る 我々以外は、赤谷山へ向かう人達

「山ノ神」初めてのコースで緊張! 剱岳が浮かび上がってきた 猫又山頂方面を望む 草紅葉がいい

カール付近の紅葉が、ちょうど見頃であった

剱岳をバックに、猫又山頂で・・

カール付近から、剱岳が飛び出た感じであった

剱岳は見え隠れしていた 宴もそこそこにカメラを・・ 雲海に頭を出す剱岳

正に「雲上の人」であった 何度も、カメラのシャッターを切った



「10/10 コラム(山つれづれ・・・より)」

10/10 ゲストにH.fujii氏を迎えての猫又山行きは、始めからガスがかかっていた。しかし、休日とあってブナクラ取水口の駐車場は、今まで見た事のないほどの盛況ぶりであった。石黒・野開女史(赤谷山へ)と挨拶を交わしたブナクラ峠でも、あふれんばかりの人で、ぎっしり?の状態であった。

 「降らないだけでも良いとしよう。」と言いながら、高度を上げる毎に、ガスの切れ間から現れる「剱岳」に歓声をあげ続けた。それは、先月の赤谷山での「剱岳劇場」の再来であった。“わっ~”と言っては現れ、“わっ~つ”と言っては隠れる様は、まるで劇場の幔幕の開閉のようであった。これが、2200mの草原に出てからは、その草紅葉とあいまって、皆を唸らせる光景と変わっていった。3名の登山者を見送ってからの猫又山は、我々の独占状態となり、いつまでもその光景に酔いしれる事になった。雲海に浮かび優美に映る後立山連峰も、今日だけは剱岳の脇役でしかなかった。

 今春、猫又谷から、同頂上を踏んだ「北ちゃん」であるが、全く展望が利かなかったその時の事を思えば、それこそ今日は雲泥の差に思えたに違いない。前日のイベントで、体調が思わしくなかったH.fujii氏は、「素晴らしい!」を連発してからは、みるみる元気を取り戻し、下山時は飛び跳ねて先を行ってしまった。「山ノ神」に至っては、来れるはずのない猫又山からの光景を目の当たりにして、「泊まりたい。」などと戯けた事を言い出すくらいであった。「もういい加減に下らないと・・」と言いながら、下り始めても、カメラを手から離す事が出来ず、今日も出発から車に戻るまで12時間を要し、またまた暗闇になる寸前となってしまった。






 ■■■ コースタイム ■■■


 ■■ 同行者 ■■
         「北ちゃん」・H.Fujii氏・「山ノ神」