元   さ   ん   の   山   紀   行
人 形 山 (1,726㍍)
<富山県平村、上平村、利賀村、岐阜県白川村>
平成16年12月07日




人形山登山口駐車場
 お天気も良さそうだし、前日の金剛堂山に続いて人形山に行く事にした。先週も同業の仲間達と、この人形山に来たのであるが、その時はあまり良いお天気ではなかった。

 中根山荘かなり手前から路面が凍っていた。雪が少ないと言っても、12月の事であるから当たり前なのかもしれない。登山口の駐車場では15cmくらいの積雪を観測出来た。
 自分の手で修理したカンジキを試すために持参したのであったが、片方のバンドを忘れて来てしまっては、どうにもならず車の中にしまい込み出発となった。


 第一休憩所の積雪は20~25cm、第二休憩所では30cm程であった。一向に良くならないお天気でも、雨や雪でなく、北方面の視界はまずまずであった。樹木の間からは人形山の頂上を見る事が出来た。
 やっとの事で登って来た宮屋敷跡は、風が強く寒かった。
 「やっぱり行くの?」とでも言いたげな顔をした「山ノ神」であったが、「何のために来たのか!」と言い返されるのが必死と思ったのか、すごすごと歩き出した。その前に、先週全く見えなかった人形山をバックに一枚パチリ!


人形山を背に宮屋敷跡で 向かいの大滝山

 雲行きが怪しくなる中、三ヶ辻山が見え隠れしている。三角で結構格好が良い山に見えた。
 人形山は9回目になるが、三ヶ辻山は、未だ2回しか登っていない。同時に2座は嫌だと言う「山ノ神」と一緒では、どうしてもそうなってしまうのである。今日の雪の状態では、あまり良くないであろうから、来春または来秋の単独行の時までお預けである。
 梯子坂を登って三ヶ辻山との分岐に来たら、三ヶ辻山方面以外の視界が開けた。しかし、帽子が飛ばされそうな強い風に、山頂まで行かずに引き上げる事にした。
 笈ヶ岳や大笠山の展望は素晴らしく、震えながらも、しばらく見入っていた。


三ヶ辻山をバックに 三ヶ辻山との分岐に向かって奮闘!

 どこか風当たりの少ない所を求めて下っていたら、宮屋敷跡に、後5分ほどの所で、食事をする事になってしまった。小雪舞う中、私達の食事タイムとしては35分間の異例の短さであった。

三ヶ辻山との分岐で笈ヶ岳や大笠山をバックに 人形山頂上をバックに




 ■■■コースタイム■■■
高岡6:05=登山口(7:30~55)=第一休憩所(9:00~10)=第二休憩所(9:50~55)=宮屋敷跡(10:40~50)=三ツ辻山との分岐11:55=食事休憩場所(12:40~13:15)=宮屋敷跡13:20=第二休憩所13:35=第一休憩所13:50=登山口(14:20~45)=高岡

 ■■■同行者■■■
         比佐恵