元    さ    ん    の    山    紀    行
人 形 山 (1,726m)
<富山県南砺市(平村、上平村、利賀村)、岐阜県白川村>
平成23年05月16日







~~ 山頂へは、時間制限下の一人旅。 ~~





心配していたが、難無く登山口まで車を
入れる事が出来た。登り始めは雪もなく。
煩く枝木が邪魔して歩きにくく、第一
休憩所まで結構時間を要してしまった。
第一休憩所を過ぎると、残雪量も増え、
枝木の煩さが次第に少なくなっていった。


雪に埋もれた第二休憩所の標識。 第二休憩所から人形山の稜線を望む。 宮屋敷まで、べったりの雪が続いた。


前日に続いての山行の疲れか、宮屋敷
まで3時間半を要してしまった。「山ノ神」
正しく疲労困憊で、リタイヤ宣言をする。
「4時間は歩け。」と「山ノ神」を引っ張る。
展望が良く風当たりのない所を探そうと
言いながら・・・
梯子坂に向かって歩いているが、前面の
三ヶ辻山を眺めながらの歩きは、
雪の人形山のメーンのような気がする。


「山ノ神」休憩場所を求めての歩き。 三ヶ辻山との分岐から人形山方面を望む。 三ヶ辻山をバックに、人形山の山頂で。


山頂と三ヶ辻山への分岐までの稜線から、「山ノ神」が待機する場所を見下ろす。


私の稜線歩きを眺めながら、
1時間たっぷりと休息を取った 「山ノ神」
今回も、「山ノ神」は山頂を踏まなかった。 「時間があれば山菜採り」の提案を
すると、俄然元気が出た「山ノ神」






 元さんの戯言・呟きから

5/16 2日連続の山行は、やはり「山ノ神」には、きつかったようであった。煩い木々を振り払っての歩きであったとはいえ、宮屋敷まで3時間半も要してしまった。宮屋敷で、リタイヤを宣言した「山ノ神」であったが、私は、「4時間は歩け!」 と、まだ妥協はしなかった。

 風当たりが少なく、しかも、稜線歩きが見通せる所を、梯子坂手前の高台に求め、「山ノ神」の休憩処とした。「山頂に行きたければ、1時間もいらないだろう。」 と、「山ノ神」は、私をけしたてた。そして、「炊事用具と飲み物は置いて行け」 と言うのである。「行き30分、戻り20分。山頂滞在10分。」 の段取りを組んだが、ロートルには、ムチが必要になった。

 ビールを飲みながら、下から眺めるのである。歩いているか走っているか分かるのであるから、しょうがない。しかも、三脚なしで証拠写真を撮るにも手間が掛かる。そして、腹ぺこの状態であった。しかし、恐ろしいくらいに、ピッタリの時間に戻る事が出来た。もっとも、若者や元気者に叶う訳もないが、今の私の実力からして、目一杯のところであろう。

 気分が良くなったとは言え、「山ノ神」の脚力に不安があったが、「山菜採りをしたければ、早く降りないと時間がなくなるよ!」 を言い続けた。その山菜採りには、ちょっとばかし時期が早いのであるが、偵察山行を兼ねていたにしては、コシアブラ・ウド・ワラビを、それなりにゲットする事が出来た。採り始めたら、止まらないのが「山ノ神」。家に戻ったら午後7時半を回っていた。




 ■■■コースタイム■■■
 

 ■■■同行者■■■
          比佐恵