元   さ   ん   の   山   歩   き
大 熊 山 (1,628m)
<富山県 上市町> 平成29年04月10日








今回は、「北ちゃん」 に、いろいろと、助けてもらいました。





林道歩きから(馬場島公園線) 小又川は想像以上の雪量でした。


スノーシューを装着して・・・ デブリのガタガタの雪上を歩く。


大きなデブリは、最初の関門です。 雪が抜けない事を願いながら・・


凄い数の堰堤群です。 渡渉はこの地点と決めて・・


 コット谷に入って・・・


鞍部を目指して・・・ 後方にブナクラ谷が見えて来る。


高度を上げると、剱岳が浮かび上がって来る。 だんだんと傾斜がきつくなって来る。


この壁を乗り越えれば鞍部に到達。 鞍部でコーヒータイム。




コット谷鞍部(早乙女岳と大熊山の分岐)にて・・・・




剱岳とコット谷


 大熊山への稜線歩きに入る。


今回は外したが、早乙女岳への稜線(右端)を眺める。 




 剱岳を眺めながらの気分の良い稜線歩き。




雲の色が変わりました。 ワクワクしながら山頂に向かっています。


 暑いくらいの好天に恵まれ、1時間半程、ゆっくり山頂で過ごしました。


剱  岳 早乙女岳


毛勝の山々 ズームアップの大日岳


山頂を後にして・・・ 鞍部に行かずショートカットする事に・・




急斜面を降りる。






各自、思い思いの歩きで急降下する。





山は荒々しいけれど、凄くきれい。


幾つかの難所を乗り越えての下山。








  元さんの戯言・呟きから
4/10 小又川の取り付きから雪でスノーシューを装着。久し振りの小又川遡行であるが、想像していたよりも残雪が多いように思えたが、それでも温暖化のせいなんだろうか、以前と比べれば断然少ない。そして、デブリの凄さと堰堤の多さにびっくりである。

 コット谷に入っても、その堰堤は上へと延びていた。今回の遡行で難儀したのは二か所(左岸)と、ルートを選んで渡渉が一か所。後は、広い谷を芋虫のようにコツコツ歩くだけ。「山ノ神」は疲れたようであったが、そこは、自分から行きたいと言っただけに我慢するしかなかったようである。

 コット谷の鞍部 (早乙女岳と大熊山の分岐)でコーヒタイムとしたが、登って来た谷を見下ろし、その調和の良い美しさに何度もシャッターを切った。少し未練がないでもなかった早乙女岳への稜線と、その山肌も真っ白で目を見張った。

 小さなアップダウンを繰り返す大熊山への稜線から、早乙女岳の上に、真っ白な頭を覗かせていた大日岳も印象的であった。何でもないと思っていたそのアップダウンの下りに、「滑り落ちたら・・」 の恐怖心が、頭をよぎったのは私だけではなかった筈。

 私は、大熊山から眺める剱岳は、そんなにも魅力を感じていなかった。理由もなくである。もしかしたら、ゴツゴツして黒っぽいからかもしれない。でも、今日の剱岳は、雪を付け少し白かったからであろうか、何だか格好良く見えた。同じ山容なのに、それ程違わないはずなのにである。やっぱりお天気の他、一緒してくれる山友にも関係しているのかもしれない。

 剱岳が主役に変わりはないが、脇役の毛勝の山々は、それ程ピリッとして見えない。まだ早乙女岳の山容(斜面)と大日岳方面が、準主役のような気がした。風もなく暑いくらいの山頂で、また登れた事への幸せを感じた。

 記念の写真を撮ってから下山となるわけだが、コット谷鞍部まで戻らず、山頂から4~5分程降りた斜面(標高差約300m)を一気に降りた。降り始め(取り付き)こそ、ちょっと不安であるが、慣れてしまえば結構楽しく、スイスイ行けるのである。

 広いコット谷へ出て、あれやこれやと話をしながら歩くのも楽しい。問題の所も、北ちゃんの助けをもらいながら、難なく乗り越えられた。不安も乗り越えられたら、何もかも楽しく、その達成感も膨らむものである。





 ■■■ コースタイム ■■■
   小又川取付き7:05=コット谷出合8:30=980地点休憩(9:00~15)=コット谷鞍部(10:55~11:25)=大熊山頂上(12:15~13:40)=山頂近くのショートカット地点13:50=コット谷途中14:20=小又川取付き地点16:00

   ■■■ 同行者 ■■■
              比佐恵