元   さ   ん   の   山  紀  行
大 倉 山(1,443m)
<富山県上市町・魚津市> 平成31年04月08日







ガリ君とは、2月の大地キャンプ以来です。





登り始めは、相変わらず急登です。 1/2の標柱を過ぎると雪が現れました。


この辺は雪がなくて楽でした。 稜線に出る最後の急登。




ガスに覆われていたのですが、1054mの標高点に向かう頃に、
雲間から陽が現れるという幻想的な雰囲気に包まれました。


尖ったてっぺんを歩くのは緊張するものですが、今日は少し緩んでいました。


こんな場面もあります。 (ここも、ガスの中という感じです。)


広い山頂に着いてもガスの中だったのですが、一瞬でしたが、山々が顔を出してくれました。




風除けにシェルター造りに励んでいる時、パッと展望が広がったので、今の内にと記念写真を撮りました。


必ずしも暖かくは無かったのですが、風を凌ぐにはGOODです。




「また、視界が広がった。」 と立ち上がってパチリ。




外から見たシェルター。


始めはいい気分だったのですが・・ ちょっと、震えています。




時間がたっぷりあったので、たくさん話しをしました。




雲行きが怪しくなってきたので、正午前に下山開始です。






この斜面を降りるのに、四苦八苦している様が、手に取るように分かります。








飛んだり跳ねたり、面白いように楽しみながら・・・






下山中、1,054mの標高点から、山頂方面を振り返る。






   元さんの戯言・呟き

4/8 赤祖父山・大寺山から戻ったところに、ガリ君から、「明日は何処に行くんですか? 参加希望!」 とLINEが入っていた。桑首林道入口からの歩きを想定、しかも、「山ノ神」と一緒で、高岡に午後5時まで戻らなければならない。「自宅を午前4時に出るつもり。林道入口を午前5時半スタートでもいいですか?」 と返した。

 そんなガリ君と上市役場前のコンビニで一緒になり、桑首林道に向かった。通行止めの看板が無かった。しかも、ブルが入った感じがしたので、途中まででもイイやのつもりで、恐る恐るゆっくりと車を進めた。倒木がギリギリの所まで倒れていたり、尖った石も落ちていたりしていたが、何とか林道交差点まで行けたのである。

 此処まで入れば、「山ノ神」の大失速さえなければ、山頂まで行けそうだし、それどころか、山頂でゆっくり出来るのではと思った。それは、登山口駐車場まで無理して入れる事もなかろうにも繋がった。雪は、標高1/2の標柱がある所までなかった。その後から稜線まで、雪を踏み抜いたり、小枝を跨いたりの残雪期特有の歩きとなる。

 登り始めからガスの中の登高となったが、稜線に出て1,054mの標高点に向かう時に、太陽が輪を描いたように現れた。すぐに消えたが、上市の今日の予報では、お昼頃3時間の晴れマークが付いていた事を思い出す。もっと、高度を上げれば、青空が抜けるなどと良い方に期待を込めた。

 今日は、ちょっぴり雪が緩んでいたが、カンジキ・スノーシュー、そして、ツボ足など何でも良かった。冷え込んでいたら、あの狭い所を渡るには、ちょっと嫌かもしれない。一瞬、大日岳方面が雲間から現れて歓声を上げたが、あっという間に隠れてしまった。でも、まだまだ諦めてはいなかった。

 あの広い山頂に出て、最高点に向かうのに一瞬違った所へ向かいそうになるくらいガスの中を歩いた。しかも風が伴っていた。でも、ちょっとは展望を楽しませてくれるだろうと、風除けのために穴を掘った。(ベンチ・テーブル) 「山ノ神」は、これでは、見えないと言ったが・・。  その作業中、いっぺんに展望が広がった。剱岳はもとより、猫又谷から駒ヶ岳や僧ヶ岳、右には立山の一角から、大日連山や鍬崎山まで。それに、雲が纏わりつくのであるから堪らない。そして、見え隠れ毎に、此処でも歓声がこだました。

 心配された「山ノ神」の脚力も、何とか予定の時間で上がれた事もあったが、辛抱強くその後に付いてきてくれたガリ君に感謝である。お天気の崩れを感じて、正午前の下山となったが、それでも、2時間は山頂にいた事になる。「また、来るからね。」 と大倉山に思ったのか、剱岳に述べたのか、各自いろいろであったろうが、気分良く降りる事になった。





 ☆☆☆ コースタイム ☆☆☆
 上市役場4:45=桑首林道乗入れ=林道交差点(5:20~40)=登山口5:50=1.054m(7:30~40)=大倉山頂上(9:35~11:55)=1、054m(13:05~15)=登山口14:35=車14:50      

   ■■■ 同行者 ■■■
               ガリ君・「山ノ神」