元     さ     ん     の     山     紀     行
大猫山(2,070m) ・ 猫又山(2,378m)
<富山県魚津市・上市町・黒部市(旧宇奈月町)> 平成19年10月29日





大猫山頂上で・・・




福井からのメンバー、
宮ちゃん、森本女史・前川氏と共に・・
今回は、ブナクラ取水口まで歩きました。 中山行きの黒川さんと中村さんが
見送って下さった。


紅葉の中を・・・ 急登を凌ぎながら・・・ 1500Pの一枚岩を降りる。


大猫平を行く。 大猫平を見下ろす。 山頂を目指して・・・


すっきりしない剱岳であったが・・・ 大猫山頂上へ・・・


~~ 猫又山を目指して ~~





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  山つれづれ・・・から

10/29 薄暗い内に馬場島に入ったのであるが、白萩川の木製の橋を渡った所に、ユンボが立ち塞がっていた。それは、取水口駐車場までの舗装工事と思われるための警告処置に思えたから、橋手前に戻ってから準備をした。そこへ、福井から超人達(5人)が現れた。

 中山登山組2人を残し、取水口駐車場にある登山口に向かって、歩き始めたのであるが、その時点では、何処まで行くかは、まだ決まっていなかった。そして、次第に明るさを増す毎に、素晴らしい紅葉が目に入ってきた。

 錦繍のブナクラ谷を遠目で眺めながら、また大猫山・標高1400m辺りまでの紅葉は、予想以上のものとなった。午後からの雨を予想しながらも、色付いた木々に、陽が当たらないものかと、欲張ったりもした。

 前週、大いに楽しんだ剱岳の山容も、今回は、必ずしも格好は良くなかったが、それでも、その姿を、ずーっと見せてくれていたのには、感謝しなければならなかった。

 大猫山頂までは、決して速いペースとは言えなかったが、宮ちゃんに、宮ちゃんのマラソン仲間の前川氏、そして、森本女史であるから、口に物を入れなくても、ドンドン先に行ってしまう。カメラのシャッターを切る度に、ハーハー言いながら、後を追いかけなくてはいけなかった。

 大猫山に着いた時点でも、この先の雲行きが、怪しかったのであるが、何となく、猫又山に足が向かって行ったようである。前週と違い雪によるスリップもなかった事から、やはり1時間半で、猫又山頂に辿り着く事が出来た。

 山頂は、風が強く、カールの下まで、食事場所を求めて降ったのであるが、完全に風を遮る事が出来ず、上衣を纏い我慢となった。火とは、有り難いもので、温かい物を頂くと、やっぱり口がなめらかになり、愉快な雰囲気になる。

 小一時間を費やしたものの、猫又行きの時点で、半ば諦めていた町内の所用に、この健脚者を持ってすれば、間に合うかもしれないと思った。結果的には、急かすことなく、適当な休憩、見所では足を止めての写真撮影などがあっても、登山口には午後3時半に届き、駐車地点に戻り、中山登山組の黒川・中村女史にも、それなりの挨拶を交わす事が出来た。また、車に乗り込んだ時点から、雨が降り出すという、これもラッキーであった。

 去年に勝るようなブナクラ谷の紅葉、時間制限の中で、またまた行けた大猫山・猫又山、遠方の友人達に、不義理をせずとも良かった事、そして、町内の役目も無事済ませられた事など、丸一日を有意義に過ごせた事に感謝である。

 「好山病・・」の面々と、楽しく過ごせて、ご満悦だった「山ノ神」も、終始和やかな表情であり、我が家は、しばらく平穏な日々が送れそうである。






 ■■■ コースタイム ■■■
 車デボ地点6:00=ブナクラ取水口6:15=1500mP7:50=大猫平8:40=大猫山頂上(9:35~45)=猫又山頂上(11:20~25)=昼食(11:40~12:30)=ブナクラ峠13:30=ブナクラ取水口15:40=車デボ地点15:50

 ■■■ 同行者 ■■■
         宮ちゃん・森本女史・前川氏