元   さ   ん   の  山  紀  行
大 猫 山 (2,070㍍)
<富山県魚津市、上市町>平成17年10月24日





ブナクラ登山口の
「茂ちゃん」と「ねぎちゃん」
1500mのピークから
虎ロープを伝って降りるところ
所々に紅葉の名残を
感じさせてくれた

ガスの切れ間に、剱岳の上部が姿を見せてくれた 奥大日岳は真っ白であった



大猫平に着いて一息入れる 大猫平を行く 頂上まで、あと10分程地点を行く



大猫山頂上で 下山時ガスの合間から望める大猫平を見下ろしながら


「平成17年10月24日のコラム」(山つれづれ・・・・から)

10/24 イメージトレーニングまでして、この大猫山に挑戦の意欲をみせた近所の「茂ちゃん」と、大猫山から剱岳を撮りたい一心の「ねぎちゃん」との大猫山行は、予定よりお天気の回復が遅れてか、馬場島までワイパーを回しながらの運転となった。
 いつの間にか、「降らないだけでも良しとしよう!」とカテゴリーレベルを落としてのスタートとなったが、広がるかに思えた青空に、重荷を背負いながらも、頑張る足取りは、やはり剱岳見たさの一念であった。

 今年は今一つの紅葉は、1500m付近までであって、落葉した樹木が頭だけの剱岳を遠望させてくれ、1750m付近から笹の下に昨日来の降雪の名残を見せてくれた。
 やがて雪上を歩くにしたがって、「山頂では雪だるまを作ろう!」などと、初雪はいっぺんに童心へタイムスリップさせてくれるような気がした。
 しかし、チョッピリしか積もっていない雪のため、大猫平のぬかるみは、ズボンの裾を汚すほど歩き難いものであった。期待した山頂は全くのガスの中で、大型カメラを持参した「ねぎちゃん」が落胆するほど一度もシャッターを切らせて上げる事が出来なかった。

 しかし、その分まで雪上の宴となって変わった。雪化粧をした山頂は、やはり寒く、熱燗やおでんなど温かいものが大受けだった。「こんなのでは、痩せるわけがないよね!」などと言った「茂ちゃん」には、我々の山行スタイルがどのように映ったのであろうか?
   2時間の宴に終止符を打った頃、すーっと現れた長野県穂高町の女性は、まるで雪女のようであったが、この大猫山でテン泊との事であった。馬場島に戻ってどんどん雲が切れていく様子を見ながら「長野の女性はいい剱をみているのでは?」とたくさん歩いた満足度と剱岳展望の未練を抱えながらの帰宅となった。





   ★★★コースタイム★★★

高岡4:30=馬場島(5:40~6:00)=ブナクラ登山口(6:10~25)=1400mのピーク7:30=1500mのピーク(8:05~20)=大猫平9:45=大猫山頂上(10:55~13:05)=1500mピーク(15:00~10)=登山口(16:30~40)=高岡

    ☆☆☆同行者☆☆☆
              茂ちゃん・ねぎちゃん