元   さ   ん   の  山  紀  行
大 猫 山 (2,070㍍)
<富山県魚津市、上市町>平成18年09月18日






大猫山頂から剱岳を望む



   前夜に「宮ちゃん」から、「明日が何処へ?」の電話があった。
 台風も逸れそうだし、「もしかしたら、好天!」 を期待して大猫山とした。

 ところが、大猫山が苦手な「山ノ神」は、渋々了解をしたハズであったが、
 いつの間にか、テンションが下がり、不参加になってしまった。

 橋ちゃんと3人で準備をしていると、思わぬ人から声が掛かった。
 ネコさんのHPに、時々登場する奥氏であった。彼は、猫又山か赤谷山を、
 予定していたらしいが、強引に我々のパーティーに誘い込んでしまった。


標高1500mで休憩 標高1500mから一枚岩を下る 大猫山は登るのみ


   体調は、充分とは言えなかったが、皆が健脚で、後から追い立てられるような
 気がして、一生懸命歩かなければいけない。登りは何とか、持ちこたえられるの
 であるが、  いざ下りとなると、些か不安が生じる・・・・・・

 1500mのピークで、宮ちゃんから、「果物の支給?有り。」 この頃から、
 ちょっぴり、遠慮がちの奥氏も、皆の会話に入ってもらった。


大猫平を行く 大猫平を見下ろす 山頂から猫又山方面へ



   橋ちゃんも奥氏も、大猫山は初めてだという。思わず、何と幸運な人達だろう
 と思ってしまった。私などは、何度来ても、また晴れの予報の時にしても、
 なかなか剱岳を拝む事が出来ないのに・・・・・
 運の良い人・悪い人、世の中にはあるのだなぁ~。


所用のため先行していた「北ちゃん」と一緒に(大猫山頂で)

 母の看護・介護のため、今までのように、一日中、山に時間を費やす事が出来なく
 なった「北ちゃん」は、我々より、早く出発し、既に山頂に立っていた。

 その所要時間は、満身の力を込めて登ったのであろうか、何と2時間台であった
 と言う。それにしても、アッパレ!

 そして、我々と記念写真を撮って、颯爽と下って行った。
 「また、何時か一緒に登りたい。」 と思うのは、私だけではあるまい。


地塘越しに剱岳 釜谷・猫又山を眺められる草原で・・ 大猫山頂付近を見下ろす


 大猫山頂から猫又山に向かって、登山道が整備されようとしている。(現在途中!)
 登山口から、山頂までの急登を思えば、その稜線上の登山道は、まるで遊歩道である。
 その行為に対して、賛否いろいろであるが、本当にご苦労様ですと申し上げたい。

 しかし、ブナクラ修復グループの方々も、中高年の方々が殆どで、彼らが整備出来ない
 ようになれば、いずれまた荒れてしまう懸念もあり、あちらもこちらもと手を延ばしても、
 ダメではないかという仲間内論議もあると聞く。

 それにしても、猫又山に近付くに連れて、剱岳の形も変わり、大窓などが隠れようとす
 るし、赤谷山などは、その存在感も消えてしまいそうになる。
 でも、剱岳はより間近に見え、圧巻である。

 しかし、早月尾根が真ん中から、ず~っと、ずれるのが気に食わぬなどという方もある。
 剱岳は、何処に行っても、話題になるほど、何時も主役である。


猫又山への登山道を整備中の最終地点付近で




    ☆☆☆同行者☆☆☆
      橋本君・宮ちゃん・奥氏(ゲスト)