元    さ    ん    の    山    紀    行
大地 (1,167m) 初雪山 (1,610m)
<富山県 朝日町>  平成28年03月20日~21日








始めから雨だった。40~50分程、小降りになるまで夢創塾で待機した。
重荷に、スノーシューまで担ぐのであるから、それぞれ2キロくらいまで増えたのである。


全く雪が無いのは珍しい。 夢創塾ルートは、急登から始まる。


赤松付近で、ようやく雪が現る。 しかし、その先は、このような状態。


夏道に沿えば、笹は煩くない。 638mで、スノーシューを装着。


ルートを外すと、笹が煩い。 ブナ林を行く。


鍋倉山方面を望む。 此処に来ると、鍋倉三角点は近い。


アップダウンを繰り返すが、この辺は快適な歩行。 標高1,000m付近を行く。


まずは、食事処を造る。日が暮れれば、居酒屋「おおち」になる。
テントを張る前の荷の一時預かり所ともなる。


設営が終わって一息です。 左は、食事処。右は私達のテント。


雪量や雪質の関係で、高い雪壁を造る事が出来なかった。
結果的には、強い風が吹かなく良かったです。


隙間がないようにタープを張りました。 入口を何かで覆うようにしなければいけませんね!


通路に壁を造りました。 二人とも、気分が良いようです。


~~ 夜中は、ずっと雪が降り続いていました。 ~~







  元さんの戯言・呟きから

3/20 いきなり雨だった。夢創塾で40~50分ほど待機し小降りになってから歩き始めた。赤松付近に、ちょっぴり雪が残っていたけれど、638mまでスノーシューを担いだ。自宅測量では、私が26キロ、「山ノ神」が16・5キロであったが、それに、スノーシューを括り付けるのであるから大変であった。仕方なく、「山ノ神」の片方のスノーシューも私が担ぐ事になる。

 前週に荷揚げが出来なかった分、「山ノ神」にしわ寄せが来た感じであったが、それでも全部を収容出来ず、周さんにも1・4キロくらい担いでもらう事にした。しかしである。少雪が幸いしたのか、それとも、「山ノ神」が踏ん張ったからであろうか、大地まで5時間10分で到達したのである。

 7時間超えや、山頂まで行かずの設営も想定していたが、最悪のパターンを回避出来、展望のない曇りがちの空模様であったが、「明日晴れる!」を信じて、ベースキャンプを設置した。テント設営前に、まずは、食事処を造った。後に、「居酒屋おおち」に変わるのであるが、テント設置中に、雨や雪に見舞われてはたまらないので、避難場所を兼ねてである。

 ブロックになりにくい雪質で、風除けの壁造り難儀し、終いには、「風は吹かないだろう。」 と勝手な判断をするに至った。(結果オーライであったが・・・) 何時頃になったのだろうか? 担ぎ上げた2Lの清酒は、瞬く間になくなった。その間、ビールも少々飲んでいるのにである。私は、日帰り山行では飲まない事にしているが、泊まるとなると別である。でも、美しい酒、楽しいお酒に心掛けているから、「もうちょっと・・」 というところが、いいのかもしれない。

 午後9時過ぎであろうか、お互いテントの中に入った。隣の周さんは、気分良く寝ているようである。暫くすると、パラパラとテントを叩き付ける音がした。ずっと、続いたので、テントから顔を出してみると雪であった。音が消えても、優しく降っていた。夜中にトイレに起きると、その積雪(10cm以上)にビックリ。その後、朝まで降り続いた。



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  ■■■ コースタイム ■■■

 一日目
 朝日小川第2発電所6:30=夢創塾(6:50~7:40)=赤松(8:50~9:00)=638m(9:30~40)=鍋倉三角点(10:30~45)=ダムルート合流地点10:55=鍋平周辺(11:55~12:00)=大地山頂キャンプサイト12:45

 二日目
大地キャンプサイト7:40=1,223m8:20=白金ノ頭との分岐10:00=初雪山頂上(10:15~30)=白金ノ頭分岐10:40=途中軽食(10:50~11:35)=1,223m12:40=大地キャンプサイト(13:05~15:05)=鍋倉三角点(16:15~20)=638m16:45=夢創塾17:35 

   ■■ 同行者 ■■
           周さん・「山ノ神」
                    二日目から河原氏