元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 令和03年02月01日



大地山に届かず・・・




朝日小川第2発電所前に駐車するだけでも大変だった。 夢創塾まで全部雪上を歩く。


カチカチで、スノーシュー刃の威力を感じる。 夢創塾から雪がびっしり着いていた。


歩きやすい筈なんですが・・・ 第1目標である赤松までもう少し・・・


標高薬500m付近から小川・黒部平野を見下ろす。 初雪山にレンズ雲があったが、だんだん大きくなっ
てきた。必ず雨が降る。(結果的には車に乗ってから)


638mの標高点を目指すが、「山ノ神」の足取り
が重い。サイドブレーキを掛けられている感じ。
「山ノ神」を638mに置き、鍋倉山が見える750m
くらいまで遊びに行く途中のブナ林(自由時間30分)


鍋倉山を眺めて、すぐに戻らなければいけ
ない。本当は、今日の通過地点だったのに・・・
初雪山が、かすかに見えた。
2月の初雪山を狙ってはいるのですが・・・


「山ノ神」が待機している638mが白く見える。 戻って、コーヒー1杯だけもらえた。


急な降りのスノーシューは辛い。 イヤな感じの所だが、雪着きがよく問題なかった。


赤松付近から負釣山を眺める。 杉林の中に入れば夢創塾すぐそこ。


雨降る前に第2発電所に戻る事が出来た。






  元さんの戯言・呟きから

2/1 「午前中は晴れ。」 の予報に、昨夜の「山ノ神」は、大地行きを随分迷っていた。結果的には「行く!」 という返事であった。しかし、朝になって動きが悪かった。午前6時台になると8号線は混みだして来る。ましてや放射冷却で気温が低いとなるとノロノロである。

 朝日小川第2発電所発が予定より1時間半も遅れてしまった。「この分では、山頂に届かないのでは・・」 の不安が付き纏った。しかし、雪質は締まっていた。これなら少しは可能性があると先を急いだ。しかし、直登は辛い。トラバース気味だとズルっといく。「山ノ神」は四苦八苦しだした。

 だんだんと陽が上がっていく。雪が緩むのを警戒しなければならない。そして、初雪山頂から白金の頭付近にレンズ雲が出だした。いつになるか分からないが間違いなく雨になる。さほど重くない「山ノ神」のザックを取りに降り、私の置いてきたザックより上まで担がなければならなかったが、それでも何とか赤松付近まで、ちょっぴり時間は掛かったが、まだ行けると思っていた。

 しかし、そこから、638mの標高点までピッチが上がらない。山ノ神は、何度も息継ぎをしなければならなくなった。雪がびっしり着いているし絶好のコンディションであったが、ダメなものはダメであった。昨日の疲れも残っているのは確か。

 まだ11時前であったが、638mで穴を掘った。本来なら、ここから私だけが先に行く事もあるのだが、完全に陽が雲に覆われてしまっていたからでもあった。「山ノ神」は、盛んに鍋倉山まで行って来たらなどと、申し訳なさそうにいう。でも、今日は偵察を兼ねてと、「山ノ神」が、キャンプに参加できる体力があるのかを調べる事にもあった。後は雨に遭わない事だけであった。

 それでも、カップ麺を食べてから、「山ノ神」のビールタイムの間に、ちょっぴり時間をもらった。「ちょっとだけ。。」 のつもりで。それでも、ブナ林を越え鍋倉山の手前まで行って来る事が出来た。午後1時前に撤収して降りる事にした。下りがまた苦手な「山ノ神」でも付き合うしかない。車に戻ったらポツリとなった。

   


 ■■■ コースタイム ■■■
  朝日小川第2発電所8:25=夢創塾8:50=赤松(10:15~20)=638m(12:00~50)=夢創塾14:10=朝日小川第2発電所14:40

 ■■■ 同行者 ■■■
         比佐恵