元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167m)
<富山県  朝日町 > 平成20年02月25日




初雪山をバックに大地山頂で・・・




車は発電所まで・・ 夢創塾に向かって林道を行く。 夢創塾から斜面に取り付く。


はじめは、急斜面が続く。 赤松で展望が開ける。 638mで休憩!


638mピークから降りて・・ また斜面を登る。 ブナ林の中を・・・


初雪山を遠望する。 細尾根を辿って鍋倉山へ。 鍋倉山で・・


鍋倉山から大地を望む。 アップダウンを繰り返して・・ 疲れちゃって、休憩!


大地山頂まで、あと40~50分。 初雪山が伺える。 えっ~、降りられるかな?


もう少し、(後、20~25分) 雪庇が気になって・・ もう、山頂の域に達して


遅~い、昼食となる。 セルフタイマー、間に合わない。 シェルターの中に・・


午後3時頃の大地山頂で・・・


早く帰らなくちゃ・・・


「富山湾が光る。」 光景のプレゼントがあった。






「2/24~25コラム(山つれづれ・・・より)」

2/24 明日も大地。何処まで行けるか分からないが、昨日・今日のお天気よりは良いだろうから、少しは期待が持てる。後は、何処まで沈むかである。膝上なら、早々にダメであろうが、膝下なら、二人でもかなりの望みがある。

 この時期なら、毎週出掛けても、飽きる事がない。昨春、5週の間に4回も出掛けた。そのペースで出掛ければ、50回も夢ではないのであるが・・・ 



2/25 未明の星空も、魚津・黒部を通過する頃には雪が舞い路面を白く覆ったが、小川流域に達した頃からは、青空が覗いてきて、ラッキーな一日の始まりとなった。

 夢創塾までの林道の雪量は、2週間前と比べてもそれほど遜色はなかったが、高度を上げる毎に、雪が深まって行った。懸念した新雪も10~20cmくらいで、その下の雪が締まっていたから、比較的歩きやすかったのである。しかし、急斜面では、やっぱり「山ノ神」が、四苦八苦していたかのようであった。

 時折、真っ黒な雲が頭上に来たかと思えば、すぐに消え、風もなく穏和な山行としてくれた今日の大自然様に感謝! 二人で400枚以上の写真を撮りながら、山頂どころか、何処まで行けるのかとの思いがあっただけに、何もかもが素晴らしかった。

 山頂に達する最後の登り40~50分は、高度にして170~180mの間が一番絵になった。(eikoちゃんが喜びそうな風景と二人の意見が一致!) 只、不覚にも、私の前途に、ミシミシと亀裂が入り、縦3m横2m雪庇が崩落した時は肝を潰した。

 咄嗟に反対側に逃げたのであるが、スノーシューが、ひっくり返るように靴と乖離した様を見るに付け、瞬時であったが、異様なエネルギーが動いたように感じずにはいられなかった。その場所は、仮に落ちていも這い上がる事が出来る所であったが、肝を潰したのは事実であった。たまたま「山ノ神」が、カメラを構えようとしていたらしいが、やはり驚きが先で、シャッターを切る事が出来なかったようであった。

 山頂に立ってからは、大好きな初雪山の頭が、見えたり隠れたりの繰り返しであったが、私には充分満足の出来るものであった。来週は初雪山を狙うのであるが、大地山頂付近まで、荷を担ぎ上げられるかと、いろいろな気象条件下を想像してしまった。

 帰路の夕日が富山湾の県西部付近を照らす様は、「まるで黄金色の海」 として目に飛び込んできた。その事が象徴するように、何もかも満足が出来る一日であった。その証拠に、「山ノ神」との言い争いが、一度もなかったのであるから・・




 ■■■ コースタイム ■■■
発電所(7:50~8:00)=夢創塾8:20=赤松(9:20~25)=638m(10:05~15)=鍋倉山(11:05~25)=大地頂上(13:25~15:05)=発電所17:45~ 

 ■■■ 同行者 ■■■
        比佐恵