元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 平成25年02月11日




降雪盛んの中、2枚のタープを連結し暖を取った。(大地山頂)







夢創塾ルートと合流し、ちょっと行った所。
(標高810m付近)
降りしきる雪の中を行く。(標高850m付近)


標高980m 鍋平付近を登高中。 雪庇を跨いで・・・


本来なら気持ち良く歩ける稜線なのだが、
ガスに覆われ何も見えない状況。
厳しいラッセルを強いられながら、
残り標高差40mの地点。


~ 雪降る中、大地山頂でシェルター造りに精出す。 ~


~ シェルターは、深く広々と掘る。 ~


~ 外に比べれば、シェルター中は、暖かく、まるで天国であった。 ~


~ 美味しい物を食べながら、山談義となる。 ~


下山前に取りあえず記念写真を撮る。(+1名)






  元さんの戯言・呟きから

2/11 我が家を発つ時は、雪が降り始めてが、富山市内に入ると殆どなし、しかし、黒部に入ると一気に雪量が増えた。慎重に運転した事もあるが、朝日小川ダム到着は、約束の時間ギリギリであった。そして、顔ぶれを見て、またビックリ。堀君と浜ちゃん、そして、K女史が加わり7名となったのである。

 雪量は少ないけれども、先週よりは増えているので、杉林の急斜面に取り付き、阿造谷に沿った尾根を伝い621mを目指した。その621mのピーク手前の赤松斜面が一番の難所であるが、超人達のエスコートで難無くクリア?でホッとした。

 浜ちゃんと堀君、そして、岩城君は、膝上ラッセルを課せられても、我々が歩くよりも速いのであるからたまらない。待ってくれても、着いた頃には歩き出すので、休憩がないのと同じである。時々は、年上の特権を行使しなければならなくなる。

 そのような行軍が続けば、自ずと山頂に届くのが早くなる。深雪・吹雪・低温を、はね除けてであるから、「凄い」の言葉以外見当たらない。山頂でのシェルターは、寒さを防ぐために背丈ほど掘り、二枚のタープで覆った。

 外はヒューヒューであったが、シェルター内は天国であった。そして、美味しい物が出て来るのであるから止められない。達成感に浸るだけでなく、ご褒美というのであろう。話も盛り上がる。無口の私だって、喋りたくなるのであるから・・・・

 降りっぱなしの雪は、トレースを隠そうとしていたが、そのような事も問題なくクリアする復路となったが、621m標高点を過ぎてからは、問題の赤松斜面を避け、杉林に突入した。

 「速いのは分かるが、これからいろいろな人達を、サポートしなければならなくなるから、そのような勉強をして欲しい。」 などと、何度も繰り返している私の事を理解してくれたのであろうか、超人達は、ノロノロと来る私達を待っててくれるし、これと思う所では手を差しのべてくれていた。

 20歳・25歳・30歳も若いのに、ロートルの事を聞いてくれたり、持ち上げてくれたりして、気を配っていてくれたのが重々分かった。「また機会があれば・・」などと、世辞だと分かっても嬉しく思った。そのような余韻に浸りながらハンドルを握っていた。





 ■■■ コースタイム ■■■
 朝日小川ダム6:45=相ノ又トンネル出口先取り付き7:05=621m=8:25標高750m曲がり(8:55~9:00)=夢創塾との分岐9:10=鍋平980m10:15=大地山頂(10:55~13:30)=分岐14:20=621m14:50=相ノ又トンネル15:35=朝日小川ダム15:55

 ■■■ 同行者 ■■■
            岩城君・堀君・浜ちゃん・Kさん・イマイチ女史・「山ノ神」