元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 平成26年03月04日




大地山頂で初雪山を望む。





車は朝日小川第二発電所まで。 夢創塾まで林道歩き。 前日の降雪に期待したが・・


やはり急斜面には雪が付かない。 赤松に近付くとべったりの雪。 赤松は、休憩ポイント。


ブナがいい。 638mの標高点で休憩。 降りて登ってブナ林。大好きな所。


初雪山が見えてくる。 鍋倉三角点まで、もう少し・・ 負釣山の後方に剱岳や毛勝の山々が・・


朝日岳方面 初雪山 これから向かう大地山


アップダウンを繰り返しながら・・ 目の前に大地山だが・・・ ここからが一踏ん張りである。


黒部の扇状地を背に踏ん張るのだが・・


大好きな初雪山。 後、標高差にして、70~80mだ!


朝日岳方面 剱岳や毛勝の山々。


山頂まで残り僅かなのに、「山ノ神」ダウン。点滴開始。我、単独行となる?




大地から初雪山を望む。


大地からの初雪山を、少しアップで・・・


これも、また山の楽しみ方かもしれない。






  元さんの戯言・呟きから

3/4 お天気が良さそうなので「大地」行きとした。普段なら高速を使わなくても良いのだが、保育所の送迎が課せられており、往路は黒部IC、復路は入善PAを利用する事とした。朝日小川ダムから登れば距離的には短いのであるが、「山ノ神」の嫌がる所があり、今回は、夢創塾の手前の北陸電力朝日小川第二発電所をスタート地点とした。

 まだ夢創塾まで車を乗り入れる事が出来なく、かと言って、赤松(標高500m地点)までは、所々にしか雪がなく、スノーシューを履いたものの歩きにくかった。638m、そして、鍋倉三角点までの「山ノ神」の歩きを見ていると、とても時間内に行ける状態ではないと思い、「装備一式を置いていくから、此処にとどまるか?」 と問うたが(提案したが)、「悔しいから行く。」 と言う。

 内心、「これは困ったぞ!」 と思ったが仕方が無いと諦める。しかし、執念というのであろうか、「山ノ神」の頑張りがあった。1時間余りで、山頂の目の先まで行けたのである。標高1,100m辺りであるから、残すところの標高差は60~70mくらいで、一生懸命歩けば、10分程度で山頂に達する位置であった。

 しかし、「山ノ神」は、「此処で止める。」 と言って聞かなかった。「予定退却時間まで1時間程ある。」 と言っても聞く耳を持たなかった。展望はまずまずだし、何と言っても、休む時間が欲しいというのである。(飲む時間なのであろう。) 「シャベルや炊事用具などを置いて行け。」 とも付け加えられた。

 何としても山頂に達し、初雪山を拝みたい自分であるから、その歩きは軽かった。何も口にせずとも、眼前に聳える初雪山を眺めそれだけで満足であった。雪庇が発達している黒菱山への稜線も好きな所である。そして、剱岳や毛勝の山々も、すっきりと眺められたのであるが、今日だけは全く脇役になってしまった。

 約束の時間の10分前に戻るから、「お湯を沸かしておいてくれ!」 と頼んでいたが、何故かガスだけ、置いていかなかったようであり、「山ノ神」にしても、炊事用具は無用の物になったようである。しかし、元々食材を忘れて来ているのであるから、コーヒーだけが楽しみだったのであるが致し方ない。

 時計と、にらめっこしながらの下山となったが、鍋倉三角点まで50分程度で降りられた事もあり、余裕と感じたのか、638mに帰る途中、「山ノ神」の姿が見えなくなってしまった。どうも、ヒラタケを採っていたようであるが、またまた、イヤミを発してしまったが、険悪な状況にはならなかった。500mの赤松からスノーシューを外し、壺足となったが、夢創塾に午後4時半くらいで降りる事が出来て一安心となった。。

 今度は、車デボ地点である朝日小川第二発電所に至る林道歩きは、朝方と違い腐った雪上を、フラフラして歩かなければならなかった。でも、今年初めてのフキノトウを、少しながら収穫しお土産となった。午後5時少し回ってしまったが、吹っ飛ばした事もあり、保育所の迎えに間に合った。





 ■■■ コースタイム ■■■
 高岡=小杉IC=黒部IC=小川朝日第二発電所(9:00~10)=夢創塾(9:30~35)=500赤松(10:35~40)=638m標高点(11:00~05)=鍋倉三角点(11:45~50)=1,100m地点(13:00~10)=大地頂上(13:20~40)=1,100m地点(13:50~14:10)=鍋倉三角点(15:00~10)=638m標高点15:30=夢創塾16:30=小川朝日第二発電所17:00=高岡18:30

 ■■■ 同行者 ■■■
            比佐恵