元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 平成27年03月09日




一週間後のキャンプの荷揚げでやって来た。





除雪機に避けてもらって、トンネル前の橋を渡る。 発電所から、くろべ平への直登。


くろべ平の廃屋。 621m付近を回り込んで一休み。


帰りが気に掛かる所・・ イヤな所を乗り越えて750m付近に・・


もう山頂を諦め休憩処を模索中! 黒部の扇状地と富山湾。


剱岳も少しは見えるのだが・・・ 初雪山を眺めるが、ぼんやりとしか見えない。


大地山頂まで時間との競争! 僅かな時間で写真と荷物のデボ作業をしなければ


「山ノ神」の待機場所に戻る。 もう一度大地山頂を振り返る。


剱岳や毛勝の山々が眺められた。






  元さんの戯言・呟きから

3/9 「遅い!」 「速い!」 と言い合いしながら登ったが、結局は3時間半で大地山頂に届いた。今回の目的は、雨を気にしながら食材の荷揚げであったが、「もうちょっと担げば良かったか?」 と少々後悔。(6キロ全て水類)

 時間制限の中、どちらから登るかとなったが、「山ノ神」からみると、夢創塾からの最初の急登。そして、朝日小川ダムからは、621m付近の赤松の急斜面と、左折する感じの750m一つ手前の細い急斜面がイヤなところである。

 結局は、621mのピークを外してという事で、朝日小川ダムからとした。発電所までの林道は、ブルで除雪が行われていたが、ダムサイトの駐車場は、雪崩発生の危険からであろうか、かなりの部分が駐車禁止になっている。

 廃屋が残っているくろべ平へ直登し、621mのピークを外すため、杉林を横断するようにして、(大きな谷に達するまで) その稜線の先に出た。もう一つの難題も何とかクリアしたものの、降りは、スノーシューを外させ、私が確保する事になった。

 海側から、黒い雲が迫って来た事もあり、すぐ、止まる(歩くのを止める)「山ノ神」に、「また休む。」 と言ってしまったため、またまた、いつもの ”お互い単独行” になってしまった。そして、前回(2/3)と同じように、「山ノ神」は、1000m付近で止めてしまった。

 しかし、今回は、私が先行していたため、シャベルも炊事用具も、全部私のザックの中となれば、「山ノ神」に、ひもじい思いをさせた事になったが、それでも、ビールとつまみだけは彼女が担いでいたので、それなりに満たしていたようである。(もしかしたら、清酒を隠し持っていたかも・・)

 一人立つ大地山頂は、風もなく穏やかであった。青空がないから、初雪山は白い割りには、ぼんやりしていて、あまりステキな山容とは思えなかった。でも、好きなのである。時間が無くても、何とかしても山頂に立ちたいのであるから・・・

 1,167mから、「山ノ神」が待機している所までの標高差は160~70mであるが、滑り降りる感じで、5~6分程で着いたから、さっと、お湯を沸かし、カップ麺とコーヒーを頂けるだけの余裕があった。そして、僅かな時間であったが、陽が差したのには驚いた。山のお天気は分からない。ホッとしたのも束の間の事であったが・・・

 高岡午前8時発だったから、仕方なく高速を使った。(1,540円) 朝早く出る事が出来れば、このようなお金を使わずとも、同じような時間で行けるのにと思うのであるが仕方がない。帰りは失敗してしまった。雨になった事もあるが、大きな渋滞に巻き込まれ(下道)、予定の時間に戻れなかったのである。

 デボしたものは、全部が水物。ここ2~3日は雪模様であるし、四つ足の動物に食される事はないと思っている。2本足の方々も、どうか、せっかく苦労して上げたものだけに宜しくお願いします。





 ■■■ コースタイム ■■■
 朝日小川ダム9:30=発電所9:45=くろべ平10:15=621m付近11:10=750m付近11:45=1,000付近(山ノ神待機)12:45=大地山頂上(13:10~25)=1,000m付近山ノ神待機場所(13:35~14:15)=夢創塾との分岐付近14:45=750m付近14:55=621m付近15:30=発電所16:20=朝日小川ダム16:40

 ■■■ 同行者 ■■■
               比佐恵