元  さ  ん  の  山  歩  き
大 辻 山 (1,361㍍)
<富山県  立山町、上市町> 平成20年01月07日~8日




好天に恵まれた大辻山頂は素晴らしかった。




 

城前峠までは、踏まれており歩き易かった。 鍬崎山 26キロの荷を担いで・・


今日の目的地(宿泊地)の大辻山。 城前峠で一休み。 登山口からは、トレースがなかった。


③の奥長尾山は、一つの目標地点。 山ノ神も、16キロ担いで頑張る。 p.m.1:10 ⑥


山頂から称名・弥陀ヶ原方面を望む 山頂から、大日岳と剱岳を望む


設営開始。シャベル一丁では仕事が捗らない。 お天気が良いので、何度も休憩を交えて・・ テントの次は、食事処を造らなければ・・


30年以上使用しているテント。外張りで覆って・・ 食事処には、タープを張って・・


何と神秘的な光景だったのだろう・・ 剱岳に夕日に映えていた。
 

今回は、お銚子や燗ポットを用意してしまった。 雪の中で、キャンドルの灯もいいものだ! 「この魚は何だ?」 これから調理です。


つづく




「1/7コラム(山つれづれ・・・より)」

1/7 「この車はどうしたのだろう?」 となると困るから、立山少年の家に、「泊まるから・・」 を、伝えてからの出発となった。しっかりしたトレースを、辿ったのであるが、26kgと16kgの荷は、やっぱり肩に食い込み、お互い顔を見合わせた。私は、体重・着衣・スノーシュー・担ぐ荷を合われると、軽く100kgを超えるのであるから、「ぶくっ」 と予期せぬゴボリには、些か参ってしまった。

 長尾峠まで、2時間、それから、山頂まで2時間半程と、予定を遙かに上回るペースは、剱岳の出迎えまで加わった。時間の余裕は、週末に造られたであろうシェルターを利用して、倍の大きさの物を造る事が出来た。(テントの前に、テーブル・ベンチ)

 山頂まで届かぬ事も想定していただけに、超展望は、大自然からの我々への大プレゼントとなった。夕暮れに近付くに従い、山々は、くっきりし、やがて赤く染まっていった。

 下界では、さほど珍しい物でなくても、山では大変なご馳走となる。こんなに担がなくてもと思ったお酒も、スイスイと身体の中に染み込んでいった。「重荷を担いで来た甲斐!」 と言うのであろうか? 2Lのお酒も、4時間で飲みきってしまった。

 満点の星も、我々に感動を与えた。「寒い」 「きれい」 が、交互に連発された。テントの中は、暖かいのであるが、地べたが冷たく、ジワジワと浸透し、何度も何度も目を覚まさせた。そして、時折、サラサラと小雪が舞う音が、また眠りを誘うのであった。




 ■■■ コースタイム ■■■
  一日目
 高岡=立山少年の家(8:55~9:15)=城前峠(9:55~10:00)=⑨の登山口(11:35~40)=③奥長尾山(12:10~15)=⑥(13:10~15)=大辻山頂上14:20

  二日目
 大辻山9:10=七姫山への1310mで撤退10:05=大辻山(11:05~12:20)=⑨登山口(13:45~50)=立山少年の家(15:35~50)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
             「山ノ神」