元     さ     ん     の     山     紀    行
折立 ~ 室堂
薬師岳・北薬師岳・間山・スゴの頭・越中沢岳・鳶山・獅子ヶ岳・鬼岳・(龍王岳)・浄土山

< 富山県 >  平成21年09月07日~09月08日





中央尾根の真ん中が、スゴ乗越小屋。スゴ乗越はずっと下部に・・・
後方は薬師岳。雲下は北薬師岳。





午前5時出発! スゴ乗越は30分降った所にある 赤牛岳をバックにスゴ乗越で・・・


スゴノ頭から山並みを眺める 越中沢岳への登り 岩間から薬師岳を望む


青空の下、越中沢岳へ・・・ 左手前がスゴノ頭 越中沢岳


越中沢岳から赤牛岳を望む 五色ヶ原方面をバックに・・・ 薬師岳方面をバックに・・・


越中沢岳から五色ヶ原・立山方面を望む


越中沢岳を振り返る 鳶岳に向けて・・・ 鳶山 a.m.9:20着


中央奥 槍ヶ岳 中央奥 笠ヶ岳 ・ 右奥 黒部五郎岳


鳶山を過ぎると五色ヶ原が間近になる


五色ヶ原山荘の右は 針ノ木岳 五色ヶ原山荘でお水を頂く これからザラ峠へ・・・


五色ヶ原と離れてザラ峠へ・・・ 後方は鳶岳


鞍部がザラ峠 ザラ峠を振り返りながら・・・


獅子ヶ岳への途中、ザラ峠や五色ヶ原を振り返る


お昼前までお天気が良かったが・・ まだ立山(雄山)に登ろうと思っていた 歩いてきた縦走路をバックに・・


ガラ場を行く 鬼岳東面 ガスが出だしてから疲れも出てきた!


浄土山頂にはロープが張ってあった 室堂山展望台付近の標柱 室堂ターミナルが見えてホッとした





9/8 室堂最終バスが午後5時。少なくとも、4時半過ぎには着かなくてはいけない。コースタイム通りではやや危ない。早く出発するか、それとも速く歩くしかない。昨夜のラジオから流れた予報は、「曇り 所によっては雨。」 であったが、起きて見れば満天の星。小屋で作ってもらえる朝食では間に合わないので、外に出て、湯を沸かし簡単な食事をした。

 まだ夜が明けぬ薄暗い中にも山並みのシュルエットがはっきり見え、越中沢岳が際立って高く見えた。スゴ乗越小屋で泊まったが、実際の乗越は30分ほど降った所にある。降った分また登り返すのであるが、そのルートがピークに達せず巻いた感じになっている。地図もGPSも見ないで、「越中沢岳のピークを踏まずして、ここに来た甲斐がない。」 と、ピークを求める。ルートに戻ってから地図を広げてみると、私の踏んだのは、スゴの頭であった。

 また、120mほど降って、270~80m程登った所が越中沢岳であった。いつも下界から見ている立山~薬師岳間のピークの位置関係がイマイチであったが、これで忘れる事もなかろう。越中沢岳から鳶山までが、これまた長い。250m程降って、また同じくらい登らなければいけない。

 でも、鳶山の頂に立つと、すぐそこに五色ヶ原がある。「ここまで来られればしめたもの。」 とまたまたコーヒーを沸かした。五色ヶ原山荘で水の補給をお願いしたのだが、「あんた早いね。何時に出て来たの・・・」 と言われ、ちょっと嬉しくなった。でも、ザラ峠から辛かった。獅子ヶ岳まで1時間を要してしまった。

 しかし、そこでも、五色ヶ原に向かう若者グループに、スゴからやって来たというと驚いていた。「おじさん強いね!」 これまたちょっと良い気分になったが、その頃からガスが立ち込め視界が悪くなった。そして、靴底に金属が張り付いたように足が重たくなってしまった。

 それでも、このペースだと一ノ越に午後2時前に着くし、雄山まで登ろうと考えていた。しかし、浄土山の山頂に立ってから、また戻ったとしても、ガスの中では面白くもない。「早く家に帰って一杯飲みたい。風呂に入りたい。」 の気持ちが強くなり必然的に室堂に足が向いてしまった。



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  ■■■ コースタイム ■■■
    1日目
  折立6:50=三角点7:55=五光岩ベンチ8:55=太郞平小屋(9:35~50)=薬師峠10:05=薬師平(10:35~40)=薬師岳山荘(11:20~25)=薬師岳頂上(12:20~13:05)=北薬師岳(13:55~14:05)=間山13:35=スゴ乗越小屋14:25    

    2日目
  スゴ乗越小屋5:00=スゴ乗越5:30=スゴノ頭(6:05~20)=越中沢岳(7:35~8:00)=鳶山(9:20~30)=五色ヶ原山荘(9:55~10:05)=ザラ峠10:35=獅子岳(11:40~45)=鬼岳東12:30=一ノ越と浄土山の分岐13:15=浄土山(13:25~35)=室堂(14:30~15:00)

  ■■ 単独行 ■■