元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
御前山 (559㍍)
<富山県  大沢野町、大山町>
平成16年01月26日



「山ノ神」は新年会で単独行。予想に反して、お天気となった。登り始めは、スキー場にも誰もいなかった。すぐカンジキを着けて歩き出すが、膝まで沈みなかなかペースが上がらない。45分後、前日のものであろうが、リフト終点からのトレースと合流しホッとする。(積雪70~80cm)真っ青な空と真っ白な雪の照り返しで目が痛い。サングラスは持参しなかったが、日焼け止めクリームを塗る。猿倉頂上に向かってまっすぐトレースに沿って歩き続ける。
展望レストラン前の積雪は80cm。お茶を飲んで一息入れた。トレースがあると、こんなにもペースが違うものかと思ってしまう。猿倉山頂上の「風の城」を目掛けて只管歩く。トレースの横にスキーのトレースが平行して並んでいる。無雪期に一気に登れば5分ほどで登れるが、雪があると、トレースがあるといえども10~15分程かかってしまう。フーフー言いながらでも、山頂に立つと、とても気持ちがいい。神通川に架かる笹津橋、その下流は、ダム湖なのだろうか? 青空の元に、富山平野は実に広く感じる。
神通川を挟んだ対岸の笹津山(532m)。41号線を大沢野町に入ると、右手に迫ってくる反射板のある山である。笹津山から、南に大乗悟山・カンナ尾山・御鷹山へと続き、雪が締まった頃には、快適な尾根歩きが出来そうである。その先の、西新山や唐堀山までも地形図を見ている限り行けそうである。でも、私が笹津山に登った感想は、雪が降りしきる中で、杉だらけの山だった。しかし、私は未だ一度しか登った事がなく、いつの日か、その尾根歩きをしてみたいものだと、胸を膨らませている。


猿倉山から御前山を望む 私の真新しいカンジキの跡 登山道に覆い被さる樹木 疲れて山頂でぐったり

 猿倉山頂上から、御前山を眺めた時、トレースがあるからその先の「小佐波御前山」に当然行けるものと思った。しかし、猿倉山から林道を下って、また登山道(遊歩道)に入るわけだが、5分も歩かないうちにそのトレースは止まっていた。ここまでと思って引きかえしたのかもしれない。下の林道にはスキーのトレースが付いていたが、長い林道を歩くつもりにはならなかった。
 事前の予報では、晴れなど、とても思えないものであったが、どうした事か好天に恵まれた。先程の猿倉山から、すっきりとは見えないものの北アの一部が姿を現していた。しかし、稜線が雲に覆われているため山座同定はなかなか難しい。それよりも、もっと高いところで、その勇壮な山並みを見たいと思って、ピッチを上げるが、重い雪に阻まれる。登山道に覆い被さるように木枝も「とうせんぼ」である。
 雪を枝から落としたり、その木を回り込んだりするから、時間も大いに掛かるのである。チョット早めに登山道から離れてブッシュに飛び込んだのがアダになって、御前山到着に4時間近く要してしまい。小佐波御前山へは諦めざるを得なかった。




  ★★★コースタイム★★★>
高岡7:25=猿倉スキー場駐車場(8:50~9:10)=展望レストラン10:00=猿倉山(10:15~20)=御前山(13:05~55)=猿倉山(15:05~10)=駐車場(15:35~45)=高岡
   単独行