元   さ   ん   の   山   紀   行
小佐波御前山 (754.2㍍)
<富山県  大沢野町、大山町> 平成17年01月17日




今日も悪天を衝いて




 今日も雨。誰もいない猿倉の駐車場で、始めから雨具を纏う事になる。(前日の大辻山では、着衣の選択を間違え、冷たく寒い思いをしてしまった。)
 昨日は多くの方々が登られたのであろうか、立派な「雪の遊歩道」が出来ていた。展望レストラン付近から雨が雪に変わったが、黙々と猿倉山への階段状の斜面を登る。
 猿倉山頂にある「風の城」が、修繕のためか立派な足場が築かれていた。雪降る中、東屋でカンジキ装着となる。


煩い小枝を払って 前日の立派なトレース行く

 御前山下では、雪の重みで倒れている樹木を避けて、小枝の間を縫うようにトレースが付いていて、それに従った。(一番懸命なルートであるが、夏道でも行ける雪量であった。下山路はその夏道を辿った。)
 御前山付近では、その遊歩道に15cm前後の新たな積雪を見る。林道を小佐波御前山に向けて行くのであるが、次第に雪量が増えて来た。トレースは林道をショートカットし、林道終点を経由する事無く杉林の中に続いており、その道を頂く事にした。

 昨日の疲れがあるのであろう「山ノ神」のピッチが上がらず、今夕我家で親友と「新年の集い」と称して一杯やるのに、間に合うのであろうかと、心配しながらの歩きとなってしまった。「まだけ!」とだんだんイヤな顔になってきたのである。


お世話になった避難小屋を出る 避難小屋横で 記念碑がある付近で

 視界の悪い雪の中を歩くのであるから、まるで同じ所を歩いているような気がする。小佐波御前山付近では新雪が30cm近くになっていた。
 しかし、祠のある頂上に届けば、後は記念碑の所までは僅かであり、その先の避難小屋は、目の先である。
 雪降る時の避難小屋は快適である。それがまた立派な小屋であるから尚更である。


祠のある頂上付近を行く 雪壁を乗り越えて

 暖かいうどんを食べて、暖かいお酒を飲めば(私は飲まない!)いっぺんに元気が出、駆け降りて行く「山ノ神」の姿が可笑しかった。



 ■■■ コースタイム ■■■
高岡7:55=猿倉駐車場(9:00~25)=猿倉山(9:50~10:10)=御前山11:10=小佐波御前山頂上13:30=避難小屋(12:40~13:45)=御前山14:45=猿倉山15:20=駐車場(15:45~55)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
        比佐恵