元   さ   ん   の   山   紀   行
小佐波御前山 (754.2m)
<富山県富山市(旧大沢野町・大山町)>
  平成27年09月08日






洞山を諦め、今日は、ここから・・


長い階段を行く。


祠のある頂上


開通記念碑のある広場。


小屋の掃除をしてきました。









  当初は、洞山を目指したのですが、爬虫類に脅かされたり、林道からの取り付きに戸惑ったりして諦めたのでした。それまでの記録です。



簡易水道施設が目印。 草が覆い尽くしていました。


少し登れば鉄塔工事のためか、
整備されていました。
春は、ワラビがいっぱいある。
そんな残骸の上を歩きました。


ここまで、2匹ヘビに出遭いました。 神通川沿いはかなりの絶景です。


林道に出て、300m程上に行くと、鉄塔建設工事用
なのでしょうか、待機所(へりーポート)がありました。
100m程下がるとミラーがあるカーブの所に、
点検道がありました。(おそらく、夏道を兼ねている。)


ナメコの偵察が、ミョウガ採りになってしまった。






   元さんの戯言・呟きから・・

9/8 雪の時しか行った事のない洞山だが、今冬(1/6)出掛けた時、あのナメコを思い出したのか、「山ノ神」の提案に乗っかった感じで庵谷に向かった。「こんなに急登だったか?」 の思いが大。そして、登山道沿いに電線コードが張り巡らされていた。新しい鉄塔に関しての作業用の物らしかった。

 途中、変な色をしたヘビが横切った。暫くして、別のヘビを踏んでしまったらしい。どちらかというとヘビが苦手な方であるが、「山ノ神」の前では、毅然した態度でなければ、すぐに撤退である。

 林道に出てからが厄介であった。雪の山では、シュートカットして、次の尾根に取り付くのが普通である。しかし、夏道は何処にあるのか分からなかった。林道を300mくらい(上)歩いたが見当たらない。それではと、今度は、反対側(下)を100mくらい進み、ミラーがある所に、点検道らしいものを見付けた。

 しかし、見るからの急登に「山ノ神」は止めようという。仕方がないので、下山を決意。林道経由を模索したが、とんでもない程歩かなければならないようで、来た道を戻る事となる。登山靴を履いたままで車に乗り小佐波御前山に行く事にする。

 展望レストラン(猿倉山経由)からのハズであったが、洞山で少し歩いたから、林道終点まで車を乗り入れる事にした。しかし、その林道は初めて入るようなものだから、何度となく道選びに迷ってしまった。

 歩き始めてすぐの獅子ヶ鼻への標識のある所で、突然、「ガオー」 と猛獣の声を聞いた。恐らく、クマがヤブからが登山道に出ようとしていた時に、私達が話し始めたものだから、クマが驚いて声を上げたと思えるのである。もちろん、鈴や凜を下げていたが、意外と人の声は、遠くまで聞こえるらしい。

 私は、首にぶら下げていたホイッスルを吹きまくった。そしたら、頭と足だけしか見えなかった黒い物体が、遠くへ消えていった。そのホイッスルであるが、なかなか、手でつかまえられなかったのだから、やっぱり動揺していた事になる。

 洞山のヘビに次いで、熊であるからして、「山ノ神」は、「それでも行くのか?」 と言いたげであったが、「もう出ないから・・」 と言うしかなかった。相変わらずの「山ノ神」の歩きであるが、今日ばかりは、何だか足早に見えたが、気のせいだったのであろうか?

 気になるような雨ではなかったが、視界を悪くするガスが掛かっていた。1時頃から2時頃まで、避難小屋(小佐波御前小屋)で、カップ麺の簡単な食事をして、コーヒーを嗜んだ。トイレに行ったと思っていた「山ノ神」が、なかなか戻って来なかった。

 「使えないくらいに汚れていた。」 らしく、その掃除をしていたようであった。残っている水を提供し、もう少し頑張ってもらい、落葉で汚れていた玄関も、きれいにしたのである。日頃の感謝の気持ちでもあるが、今日のいろいろな遭遇に対しての「お祓い」であったのかもしれない。





      ■■■コースタイム■■■
      

      ■■■同行者■■■
                    比佐恵