元  ち  ゃ  ん  の  山  歩 き
千石城山 (757㍍)
<富山県 上市町> 平成15年03月17日




 前日の小矢部水系(順尾山~赤堂山)への山行の疲れや、所用があり午後からの遅い出発となった。午後からではそう選択肢もなく、時間がない時の「千石城山」行きとなる。
 「山ノ神」の前日は、同地区の「ハゲ山」行きで、帰路に車が剱親公園配水場まで入れる事を確認しており、ロータリー車がきれいに除雪してくれた回廊のような道を進んだ。

長い林道歩き
 配水場付近の積雪は未だ1㍍くらいあるが、良いお天気が続けば、一気に溶け始めるのではなかろうか!
 通常の登山口までは15分程だが、昨日に13時間も歩いた後遺症の膝痛が足を引き摺らせている。先に行く「山ノ神」が私を気遣って何度も振り返るが、好きで来ている山なのだから痛さを我慢するしかない。

 朝方まで降っていた雨も、すっかり上がって青空が所々に現れて来る。多く登られているようで、あちこちにトレースが付けられているが、昨夜の雨でそのトレースに、僅かながらの新雪を積もらせていた。

 通常の登山口から、杉林を抜けて、小沢に架かっている小さな橋を渡り、鉄塔を目印にして、稜線に出るのが一般的だが、今日は杉林抜けてから、鉄塔を右に見て直接稜線に向かった。しかし、このところの高温で、至る所で雪が崩れていた。


一般ルートを外れて直接稜線へ もう少しで稜線へ 稜線に出て

 急登と言えるのか、どうか分からない短い斜面なのだが、こんな場面の「山ノ神」は一気に遅れてしまい、何時の間にか私の方が先に進んでしまっていた。 崩れた雪が気になって仕方がなかったのかもしれないが、それなら、もっと早く歩けばいいのに!
 今日は、カンジキに「てんぷら油」を塗ってきたからか、雪が纏わり付く事もなく、稜線に出たタイムに、「山ノ神」が結構ご満悦だったように思えた。


山頂への稜線で 雪が多く疑似木の棚に頭が・・・ 案内板に腰掛けてラーメンを・・

 稜線に出たが、大倉山のてっぺんや剱岳・大日岳はガスの中でちょっぴり寂しい感じで、「山ノ神」は、もっぱらマンサクに御執心。
 千石山頂は、ベンチが全部雪の下に隠れ、棚に腰掛けられるような積雪量であった。今日の食料は、遅い出発だったため昨日の残り物と袋めんの簡単なもの。もちろんビールはなし。展望は利かなくても、また、少しの時間でも、山頂に立てる喜びに感謝しなければいけない。


快適に斜面を下る 夕日を浴びながら林道を行く




 ■■■ コースタイム ■■■
高岡12:20=剱親公園配水場(13:20~50)=通常の登山口14:05=稜線14:50=千石城山頂上(15:15~16:05)=登山口16:35=配水場(16:50~17:00)=コージツなど・・・=高岡19:30

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵