元 さ ん の 山 紀 行
白 木 峰 (1,596㍍)
<富山県八尾町 岐阜県宮川村>
高層湿原、ニッコウキスゲの群落、日本三百名山などで、今や山好きで知らぬ人がいないくらいに知名度が高くなった。大長谷の改修工事や1300mの駐車場まで舗装された事もあり、手軽に楽しめるようになっている。山頂のパラポラアンテナやその付随施設もなくなった事も大きいかもしれない。
最初に白木峰に出掛けたのは、昭和51年5月3日。その頃はあまり知識もなく、八尾の奥に、ミズバショウやニッコウキスゲが咲く山があるという事で出掛けたのであるが、舗装されていない林道も残雪のため途中でアウト。何処を歩いたのか覚えていないが、笹薮を掻き分け辿り着いた所に、ガスの中から、宇宙ステーションのような巨大アンテナが現れて、びっくりした事を今も覚えている。