元    さ    ん    の    山    紀    行
白木峰 (1,596m) 前白木峰 (1,521.9) 小白木峰 (1,436.7m)
<富山市(八尾)、岐阜県宮川村>  平成24年06月25日





白木峰の風衝草原を行く。





急登を凌いで林道へ・・ 林道から再び登山道へ・・ 2回目の林道で、北ちゃんパーティーが・・


ニッコウキスゲは見当たらず・・ 白木小屋を眺めながら・・ 山頂を目指して・・


ニッコウキスゲの開花はチョビッと・・ 北ちゃんパーティーと山頂で・・


白木峰山頂から、浮島・前白木峰方面へ・・ 地塘周辺にも、ニッコウキスゲは見当たらない。


ワタスゲが風に揺られて、気持ちよさそうでした。


~~ 前白木峰のヤブに負けて退散。浮島で小休止。 ~~




~~ 再び白木峰に、そして、小白木峰へ・・・ ~~


前白木峰へ
小白木峰へ



  元さんの戯言・呟きから・・

6/25 「白木峰・前白木峰・小白木峰の3座の内の2座に登ろう。そして、ススダケが採れれば尚更良し。出来れば、早々に下山し、久し振りに、ゆっくりした休日の午後を過ごしてみたい。」 そのような気持ちで、ちょっと出遅れたが、それでも、午前5時50分に我が家をスタートとなった。

 朝方の気温が低かったからか、いつも悩まされる「小さな虫」も差程気にならず、小さなススダケを見付けながら急登を凌いでいたら、二箇所目の林道に出る手前で、声が掛かった。「おお~っ、好山病富山組である。」 その頃から、やっぱり虫が気に掛かり、ネットか被った。ねぎちゃんが、「ネット仲間」 だと言った。座布団一枚。

 北ちゃん・ねぎちゃん・田村氏の3人は、もちろんススダケ狙いで、今回は前白木峰方面に行くと言う。ならばと、我々も同行を申し出て後に着いた。しかし、前白木峰への道は、何時になく、凄いヤブで、登山道が不明瞭であった。しかし、猛者の3人は、そのヤブを掻き分け、ここぞとばかりに消えて行った。

 ヤブの苦手な我々は、ギブアップし、前白木峰のピークも諦め、浮島に難を逃れた。暫しコーヒータイムとして身体を休め、小白木峰を目指す事にした。しかし、山菜採りの好きな 「山ノ神」は、ススダケが気になり、なかなか前には進まなかった。

 白木峰山頂から、小白木峰まで、3時間を要してしまったのである。お腹は空くし、暑いし、虫はいるし、荷は重くなるし、時間は遅くなるし・・・・途中、「どうしても小白木峰まで行くのか?」 との「山ノ神」の問いに、私が、「行く」 と返してから、「山ノ神」の表情が可笑しくなった。

 山頂に着いても口も利かず、「また登り返すのか?」 と言いたげであった。ススダケだけでも15キロ程になっていたのでは、「帰りは採るな!」 と言わざるを得なかった。しかし、「山ノ神」 は採るのである。「暗くなるよ!」 と脅しても、「もうちょっとだけ・・」 である。収穫したものは、全て軽トラ代わりの私の背にのし掛かるが、これも修行かと諦めるしかなかった。

 小白木峰から、白木峰は本当に遠くに見える。でも、それなりに歩けば意外に早く辿り着くのである。怯めば、「ホワイトアウトの中、重荷を担いで歩いたではないか・・(H.21.02.02~03)」 などと、持ち上げながら、汗びっしょりになって、山頂とヘリーポートとの分岐に出た。

 車に戻ったら、前白木峰のヤブで紛失した「山ノ神」の防虫ネットが、サイドミラーに掛けてあった。 (ねぎちゃんが見付けてくれたらしい。) 靴を脱ぎ、着替えをして車に乗り込んだら、何かに刺されたかのように、右手首が少し腫れていた。「あれよあれよ!」 という間に浮腫むようになり血管が見えなくなった。「あれ~っ」









  ■■■ コースタイム ■■■
 

  ■■ 同行者 ■■
               比佐恵
               一部(白木峰→前白木峰付近)  北ちゃん・田村氏・ねぎちゃん