元    さ    ん    の    山    紀    行
白 木 峰 (1,596m) 
<富山市(八尾)、岐阜県宮川村> 平成27年07月06日





神奈川の由利香女史の訃報が飛び込んできた。何だか力がはいらない。白木峰
へ出掛けたものの、浮島や小白木峰に行かず、山頂でボーッと過ごしてしまった。







山に出掛けてみたものの、何だか力が入らなかった。何語る事もなく、故人との想い出を思い浮かべていた。








   元さんの戯言・呟きから

8/4 白山から戻ってPCを開いたら、何だかどういう事なのか分からない。山友の由利香さんに、何かがあったらしい。その後、「亡くなった。」 というから、「何よ!何故!」 と叫びたくなった。その後も、facebookを通じて山の事故だと知る。

 それならと思って、「山口由利香」と「事故」をキーワードにして検索をしてみると、「山梨県大月市の滝子山で沢登り中、滝壺に滑落して亡くなった。」 と各新聞社が報じていた。北日本新聞にも、彼女の事故の事が載っていた。現実であると思い知らされた。

 13年前だったろうか、私の金峰山紀行文に対して、メールを頂いた事がきっかけで、時々であるが、メールのやり取りが始まった。北陸遠征を高岡合宿として、我が家に3泊を願った事もあった。また、私共が、大山・丹沢山に出掛けた時、途中からであったがご同行を頂いたりしていた。

 ここ1~2年は、岩登りの講習会に出掛けられると聞き及んでいたが、彼女の負けん気の強さから、そうさせているのかと思っていた。昨年も、北アの帰りに我が家に寄ってくれた。今年も、雲の平辺りにやって来ると聞いていたので楽しみにしていたのに残念でならない。まだ57歳であった。



8/5 由利香女史の事故死に関して、友人・知人から、いろいろなコメントを頂いた。その度に、悲しさが込み上げて来て仕方がなかった。彼女とは、振り返ってみると、12~13年の間に、そんなにも一緒した事もないし、メールや電話を頻繁に、やり取りする事もなかったのであるが、何故か気になる人であった。

 でも、「死んでしまったらダメだ!」 どんなに良い人でも、どんなにステキな人でも、やがて忘れられてしまう。お互い元気だから、「次はいつ?」 とか、「今度は何処へ・・」 などと、夢みたいなものが湧いてくるのではなかろうか?

 目を細めながら、口元も、そんなに大きく開けないのであるが、ニコニコしている姿が、何回となく、よみがえって来る。私達は、そんな貴女の想い出を、心奥にずっと留めておきたい。





  ■■■ コースタイム ■■■
   

  ■■ 同行者 ■■
            比佐恵