元   さ   ん   の  山  歩  き
白 鳥 山 (1,286.9m)
<富山県朝日町 新潟県糸魚川市・青海町>
平成16年12月13日





国道8号線から大平分岐まで2.7キロ、上路最終集落まで4.2キロ。
更に、林道・橋立上路線と山姥線の分岐まで3.4キロ。坂田峠登山
口駐車場まで2.4キロ。  標高約760mの最終地点まで2.1キロ。



 都合がついたという「北ちゃん」と、eiko女史・「山ノ神」・私の計4人で、今年4回目の山行が実現した。山行選定にいろいろ意見があったが、12月中旬である事を考慮し、白鳥山とした。白鳥山も本来なら厳しいところであるが、今年は、まだ雪が少ないであろうというのが決定の材料であった。
 坂田峠から先に延びている林道が、何処まで行っているのかも興味があったので、今日はそこからのルートを行く事になった。


急登の階段から始まる 山姥の洞の前で 中にいるのは「北ちゃん」です

 林道・橋立山姥線から、坂田峠駐車場まで2.4キロ、その先舗装された真新しい林道が2.1キロ延びていた。終点には広い駐車スペースがあり、案内板が立っていた。そして、白鳥山まで所用時間が90分と記されていた。従来の山姥コースを辿ってくれば、この地点から洞まで20分くらいの所が取付きである。
 いきなり急な階段から始まる。ちょっと汗を掻けば、すぐ山姥の洞に着く。「山姥ノ洞」は、地形図に記載されているよりも、かなり南東ずれているように思えたのだが・・・・・・?
 洞に入った「北ちゃん」に、“ 何処までも続いているのかね?” と尋ねたが、“ そうでもないとの返事!”


鼓ヶ滝をバックに 雪が現る 栂海新道に合流

 洞が標高920~30m、それより10分、標高にして50m程登ると鼓ヶ滝がある。尚も、15分標高にして60m(標高1030m)で、鼓ヶ滝の上部にあたると思われる沢を渡る。その頃から雪が現れ、次第に雪が舞うようになって来た。

 樹木の中の登山道は、雪に隠されてくるが、恐らくしっかりした登山道である事は間違いない。1128mに大きな杉の木があり、「鳥居杉」の看板がかかっていた。その鳥居杉から、すぐ小さな沢を渡ったら、完全に雪道となった。鳥居杉から15分で標高1205mの栂海新道に出た。


白鳥山頂上まで、あと一息 白鳥小屋に着いて 白鳥小屋でミニ宴会

 栂海新道に出れば、もう白鳥山に着いたようなものである。白鳥小屋前のアーチの前で写真を撮ったり、おどけたりしながら、それでも1時間50分で着いた事になる。
 すぐに小屋に入った。一階はチョッピリ暗いので2階へ上がった。明るいのであるが天井が低く、うっかりすると頭をゴスンと打つ。でも雰囲気もよくやはり暖かかった。
 午前10時前の到着で、時間はたっぷりあった。キムチ鍋やらおでんやらご馳走もいっぱいである。4回目の山行は、忘年会山行のようであった。そして、何故か4本のローソクが灯ったケーキまでが用意されていた。
 外は、ヒューヒュー風雪が強い。“ 誰かやってきたのかな?” などと下へ降りてみたのが2回。それほど風が強かったのである。


何故かケーキに4本のローソク 風雪の中、下山開始 沢を渡る

 あ~っという間の3時間。下山準備をしながら、グループの名を付けようという事になったが、なかなか思い当たらず悩んだが、誰ともなく出た「好山病」のインパクトが強く、それを採用する事になった。好山病だけではゴロが悪いので、友の会を付ける事にした。「好山病友の会」の発足である。
 外に出れば、トレースの上に新たな雪が積もっていた。少し歩けば、また暖かくなる。




 ■■■ コースタイム ■■■
高岡5:45=朝日IC7:00=山姥線最終地点(7:40~55)=山姥洞(8:10~20)=鼓ヶ滝8:30=鳥居杉9:10=栂海新道9:25=白鳥山(9:45~12:25)=最終地点(13:25~45)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
      「北ちゃん」・藤井女史・「山ノ神」