元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
僧ヶ岳 (1,855m)
<富山県魚津市 ・宇奈月町> 平成16年04月26日





駒ヶ岳をバックに僧ヶ岳山頂で 毛勝山(左)と、大明神山(右)の雄大さに
圧倒されている「山ノ神」



 


工 事 中
  予想を覆すお天気になった。1200〜30m付近から週末の新雪を踏みながらの登高となる。登り始めから大明神山がアップで現れ、次第に毛勝山や駒ヶ岳が主役になり滝倉山や後立山の山々も浮かび上がって来る。今日ばかりは大日岳や鍬崎山は完全に小さく脇役であった。果たして登れるかと不安にかられていた「山ノ神」も、トレースもない真っ白な山と、スケールの大きな光景に怖さを忘れ「ビューティフル!」の連発であった。林道歩きも含めて6時間で僧ヶ岳山頂に達してからは、毛勝山や大明神山を眺めて本当に登れるのかと聞き直していた。天候と体力を考え僧ヶ岳までとしていたのだが、私に「駒ヶ岳」行きを勧め、「山ノ神」はビールを飲みながら「高みの見物」と洒落込むというものであった。往復2時間の猶予を与えられたが、新雪や空腹に苦しみられ(本当は体力が落ちている。)かなりのタイムオーバーとなってしまった。またまた僧ヶ岳山頂発が遅くなり、林道で山菜採りに時間を費やした事も手伝って、車に辿り着いたのが日没寸前になってしまった。先月から「山ノ神」抜きで、「白金ノ頭」「高杉山」「大明神山」などへ出掛けるために、“僧ヶ岳東又コースに連れて行く。” と言ってしまった事から今回の山行となったのであるが、大猫山と共に残雪期の僧ヶ岳も、「山ノ神」の登れない山のフォルダから外れてしまいそうである。素晴らしかった今日の山行と変な自信に、帰路の車の中では恒例の喧嘩もなかったくらいに頗るご満悦のようであった。私もあれだけきれいな「僧ヶ岳・駒ヶ岳」行きは初めてであった。






 ■■■コースタイム■■■
高岡3:40=成谷堰堤(4:45〜5:05)=片貝山荘5:40=東又登山口(5:50〜55)=二回目の休憩(1085m)7:15=1325m(アイゼン8:05〜20)=1465m(9:00〜10)=成谷山(9:40〜45)=僧ヶ岳頂上(11:05〜20)=北駒ヶ岳12:00=駒ヶ岳(12:45〜13:00)=北駒ヶ岳13:30=僧ヶ岳(14:10〜50)=成谷山(15:35〜40)=1315m(アイゼン16:20)=登山口17:35〜〜山菜採り〜〜成谷堰堤(18:40〜50)=高岡20:20

 ■■■同行者■■■
         比佐恵