元   さ   ん   の   山   紀   行
僧 ヶ 岳(1,855.4m)北駒ヶ岳(1,914m)
<富山県 宇奈月町 魚津市> 平成17年04月25日





駒ヶ岳を眺めながら 僧ヶ岳を目指して

駒ヶ岳をバックに僧ヶ岳山頂で


   長い林道歩きでも行くと言う「好山病」感染者達の集いとなった。片貝第2発電所発が午前4時半である。南又谷との分岐を過ぎ第4発電所、その先の成谷堰堤までは、車の乗り入れに何の支障もなかったが、当局の規制で仕方がなかった。この往復2時間半程が結果的には行動を制約し、また疲労を拡大するものであった。
 成谷堰堤からは、デブリを含めビッシリと雪が林道を覆っていた。第5発電所の片貝山荘の状況も気になりチョット覗いて見たが、昨年ボヤ騒ぎがあった割には整然としていた。しかし、入口には使用禁止の貼り紙がしてあった。
 片貝山荘から、東又登山口までには、予想通り大きなデブリがあり、慎重に渡らなければいけなかった。


林道歩き@ 林道歩きA 片貝山荘〜登山口間のデブリ デブリを渡る

東又登山口 南斜面の雪解けは早い やがて雪が現る 急斜面を行く

登山口には、いつになく雪が残っていたが、南斜面だけに、高度を上げれば、雪解けが進んでおり、イワウチワの群落が我々を歓迎してくれた。でも、今年は残雪が多く30〜40分もすると雪が現れた。

登り始めて1時間大明神が大きい この先目指す駒ヶ岳が・・・ 主役が大明神山から毛勝山に

毛勝山の左にウドの頭や滝倉山が・・ 成谷山を目指して まるで吊尾根のような感じ!

「おお〜っ」と声が出るのは、大明神山が大きく見えてくる時である。しばらくは、その姿が毛勝山にちっとも引けをとらない山容を見せてくれ、「何処から、あの山に登るの?」の話題になる。
 こちらから伺える宗次郎谷・大明神沢、何処から登るにしても、余程の幸運がなければ一筋縄ではいかないようである。やっぱり、南又谷から入るのが距離は長いが、楽で安全なような気がする。

 やがて、毛勝山が主役になると、ボーサマ谷の話題になる。登った事のない人にしてみれば、「あんな所にどうして登れるのか?」になるかもしれない。
 成谷山(1,600m)付近からは、木々もなくなり、アルペン的な様相になる。毛勝山や駒ヶ岳を眺めながら、贅沢にもサンナビキ・滝倉山の奥に、薄っすらと後立山の山々が浮かび上がって来る。
 重い足取りも、もっと先に、もっと奥にと、何時しか軽やかに動くように感じたのは、私だけではなかったであろう。


成谷山から・・@ 成谷山から・・A 駒ヶ岳と対峙しながら

僧ヶ岳までは、まだまだ・・ 毛勝山を眺めながら・・ ピラミットの上のような感じ・・

アップダウンを繰り返しながら もうすぐ僧ヶ岳 僧ヶ岳頂上で

 成谷山から僧ヶ岳頂上までは約1時間、小さなアップダウンをこなし、スリリングな痩せた尾根を過ぎれば僧ヶ岳の頂上に着く。




 ■■■コースタイム■■■
高岡3:15=片貝第2発電所(4:40〜35)=成谷堰堤=(5:55〜6:00)=片貝山荘(6:40〜50)=東又登山口(7:00〜05)=934m(7:35〜45)=1223m8:20=成谷山(10:05〜20)=僧ヶ岳頂上(11:30〜45)=北駒ヶ岳頂上(12:30〜14:05)=僧ヶ岳(14:50〜15:05)=成谷山(15:40〜50)=東又登山口(17:40〜50)=片貝山荘18:00=成谷堰堤(18:〜3035)=片貝第2発電所(19:45〜20:00)=高岡21:10


 ■■■同行者■■■
      「北ちゃん」・長勢君・eiko女史・イマイチ女史・「山ノ神」