元    さ    ん    の    山    紀    行
僧 ヶ 岳(1,855.4m)三ッ倉山(1,480.5m)
<富山県 宇奈月町 魚津市> 平成19年04月23日





邪道かもしれませんが、僧ヶ岳から降って、念願の三ッ倉山に登る事が出来ました。




成谷堰堤手前の雪渓でストップ。 林道は落石がいっぱい。 片貝山荘のある片貝第5発電所。


登山口は標高730m。 雨に濡れたイワウチワがお出迎え マンサクも・・・


伊折山を過ぎたところ・・・・ 成谷山(1600m)を過ぎたところ・・・


〜〜 山頂への稜線には、たくさんクレパスが出来ていました。 〜〜


裂けて崩落しそうな所もありました。


僧ヶ岳を通り越して、前僧にやって来ました。 これから、三ッ倉山へ降ります。


〜〜 雨と風の所為なのでしょうか、雪面がガタガタでした。 〜〜


「越中の百山・三ッ倉山」 の頂きに立つ事が出来ました。


〜〜 三ッ倉山から、また前僧へ登り返します。 〜〜


前僧に戻りました。


前僧から僧ヶ岳を望む。


ポッカリと穴があいています。 所々切れています。 僧ヶ岳山頂に戻りました。


僧ヶ岳から仏ヶ原方面を望む。


僧ヶ岳山頂で戯けてみました。


〜〜 ズタズタに切れていました。 〜〜


〜〜 気を付けていましたが、穴に落ちてしまいました。 〜〜


成谷山にて・・・・





「4/23コラム(山つれづれ・・・より)」

4/23 やはりお天気は、私の懸念してした通りであった。歩き始めからの霧雨は、着衣を濡らし、足元の可愛いイワウチワが歓迎してくれても、全く見通しが利かない状態であった。
 単独行故に、荷を軽くしても良かったが、何もかもが万全でないと、有事の時は悔いるだろうと、どうしてもフル装備になる。ましてや、久しぶりの「越中の百山」であれば、三脚までもとなる。

 私には、今まで三ツ倉山に縁がなかった。ヤブ漕ぎが苦手では適期は短い。それならばと、僧ヶ岳から下るルートを、昨年から考えていた。一つのピークを目指すのに、より高い山頂から下り、しかも、また登り返して・・・・なのであるが、山を親しむに当たって、それも、一つの方法であろうと割り切っていた。肉蔵山を大辻山から目指し、また戻るという感じのコース取りである。

 僧ヶ岳山頂到着が9時45分であったから、「山ノ神」に、「視界がないが、三ツ倉山を目指す。」 とメールを打った。一瞬パーッと、開けたから、前僧ヶ岳までは、難なく辿り着けた。
 問題は、視界のない下りを、支尾根を避けて、上手く何の変哲のないピークに、辿り着けるかであった。

 尾根の北側は、ズタズタに大きく亀裂が入り、イヤな感じであったが、南側は雑木があり恐怖感はない。唯、この尾根筋は、冬期に一部の岳人達が入り込む以外、あまり利用されていないだけに、何と言っても「熊」がイヤであった。見通しが悪く、一人であるから尚更であった。
 そして、GPSの使い勝手が上手でない私でも、その座標から、方向を見出す事が出来凄く助かった。

 写真を撮り、昼食として、うどんを食した。「遠回りで独り三ツ倉山頂。何も見えない。帰りの方がいやな感じ。」 今春、別又谷から、三ツ倉山に登っているネコ君に、メールを打って、山頂を後にした。それでも、45分くらいの滞在であった。

 ルートファインディングに手間取ったと言っても、僧ヶ岳山頂から、三ツ倉山までは、1時間で到達した。帰路は400m弱を登り返さなくてはいけなかったのであるが、思ったよりも容易く、前僧ヶ岳には、1時間で登り返す事が出来た。僧ヶ岳山頂で、コーヒーを沸かしながら、「午後から晴れ。」 を期待したが、一瞬の開きはあったが、カメラを構える程の余裕もなかった。

 僧ヶ岳から、成谷山の稜線で、深み(雪が抜けた)に嵌り、腰まで落ちた時、痛めている左膝に、「これでもか・・」 と思うほどの激痛が走った。また、伊折山付近で、スノーシューの滑りで転倒して、、樹木の根にぶつかり、腰骨に近い臀部を強打してしまった。その煽りで、雪のない登山道を降りるのに、随分時間をかけてしまった。






 ■■■コースタイム■■■
 車デボ地点(5:20〜35)=片貝山荘6:05=登山口6:15=伊折山7:55=成谷山(8:35〜40)=僧ヶ岳頂上(9:55〜10:05)=前僧ヶ岳(10:20〜25)=三ッ倉山頂上(11:00〜45)=前僧ヶ岳(12:50〜55)=僧ヶ岳(13:30〜14:00)=成谷山(14:50〜15:05)=登山口(16:55〜17:05)=車デボ地点18:30

 ■■■単独行■■■