元    さ    ん    の    山    紀    行
僧 ヶ 岳(1,855.4m)烏帽子山(1,274.2m)
<富山県 宇奈月町 魚津市> 平成20年09月22日





お天気が悪かったが、ず〜っと、リンドウが咲いていた。




a.m.9:50 登山口(烏帽子口) a.m.10:55 宇奈月尾根との分岐


a.m.11:15 鉱山道との分岐(通行止) a.m.11:50 前僧ヶ岳


ニッコウキスゲの残骸 リンドウの多さに驚いた。


僧ヶ岳山頂 (p.m.0:20〜2:20) アキノキリンソウと戯れる。




「9/22コラム(山つれづれ・・・より)」

9/22 昨日の今日で、ブナクラ行きに山ノ神が渋った。夕方もしくは夜から晴れの予報であったが、出掛けから県西部は雨であった。山ノ神の「駒ヶ岳の山頂を踏んだ事がない。」 「駒ヶ岳の山頂から剱岳は見えるのか?」 から、僧ヶ岳・駒ヶ岳行きとなったのであるが、今日も出足が悪い。当然、ラッシュに引っ掛かり、高速を利用しても、登山口の烏帽子口発が午前9時50分であった。暑さで、すぐに雨具を脱ぐ羽目になったが、視界は全くない。おまけに足取りが遅く、山頂着が午後0時20分になってしまった。

 楽々ではないが、計算上では、駒ヶ岳まで届くと思っていたのが、大幅な狂いとなり、僧ヶ岳止まりとなってしまった。「駒ヶ岳にも行けない。ビールも飲めない。」 となると、レジャーシートを敷いて寝入ってしまった。この2日間は、3時間ずつしか寝ていないし、いびきをかいて寝ていたとか・・

 陽が差すかと思われたが、ほんの一瞬で、登山口近くに戻る頃まで、お天気の回復はなかった。それも、(20分ぐらい。) 駒ヶ岳まで行けなかった事もあって、登山口に戻る頃から、林道を越え、烏帽子山の頂を踏みたくなった。その山頂から、僧ヶ岳登山口(烏帽子口)までの間を、歩いた事がないからでもあった。

 「1時間もあれば、何とかなるであろう。」 と思っていたが、またまたガスに覆われてしまった。草木は伸びていたが、真新しい中部森林管理局の境界見出標が案内してくれた。小杉谷への分岐を過ぎ、少し登り返した地点で、午後4時半。

 烏帽子山に登ろうとは思っていないので、緯線・罫線の入ったカシミール地図も用意してなく、ちょっぴり不安であった。標高1274mだから、あと残り20mであったが、先が見えなく、降っていたので、諦め引き返す事にした。

 草木が伸び、熊と日没の恐怖が脳裏を過ぎったのが、引き返す最大の要因であったが、何かが、あってからでは、取り返しがつかないから・・ 家に戻って、GPSのデーターを見ると、もう10m降って、30m位登れば、山頂に達したのではと、思ったのであるが、「山を楽しむ」 を越えた事と自分を窘めなければならなかった。





 ■■■コースタイム■■■
高岡7:30=小杉IC8:15=黒部IC8:45=烏帽子口登山口(9:35〜50)=宇奈月尾根との分岐(10:55〜11:05)=鉱山道分岐11:15=前僧ヶ岳11:50=仏ヶ平11:55=僧ヶ岳頂上(12:20〜14:20)=前僧ヶ岳14:35=宇奈月尾根分岐15:15=登山口16:00 

 ■■■同行者■■■
       比佐恵