元   さ   ん   の   山   紀   行
僧 ヶ 岳(1,855.4m)
<富山県黒部市(旧宇奈月町) 魚津市>
 平成22年04月18日〜19日





駒ヶ岳をバックに僧ヶ岳山頂で・・・ 



 
タープを利用した食事処。 雪山で初めて使用した3〜4人用テント。 広くて快適です。


風もなく穏やかに過ごす事が出来た。


ちょっと出遅れて、キャンプサイト発が
午前6時40分頃となる
まずは、伊折山・成谷山を目指して・・・ キャンプサイトを振り返る。


伊折山を目指して快適に・・・ 伊折山を越えた所で・・・


自然は大きいし偉大である。 いつもの事ながら雄大な光景を楽しむ。


スイスイとミズスマシのように・・・ 息を整えつつ・・・


成谷山に駆け上がる。




 
これから行く僧ヶ岳山頂方面をバックに・・・ 駒ヶ岳がだんだん大きくなってくる。


山頂へはまだ遠い。 ちょっと、雲行きが怪しくなって来たが・・・


真新しい雪の上を・・・・


毛勝山・西北尾根を真ん中に・・・ 右に、駒ヶ岳を眺めながら・・・


〜〜〜 狭い稜線のアップダウンを乗り越えて 〜〜〜


〜〜〜 僧ヶ岳山頂での一時 〜〜〜


こんな場面も・・・・


成谷山から快適に降る。


下山は、時間との戦い。


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  元さんの戯言・呟きより

4/19 「もうそろそろ準備しないと・・・」 とシュラフなどの寝具を片付けに掛かると、「えぇ〜、もう行くの?」 いつもの通りなかなか起きようとしない。午前6時には出発したいと思い5時前から準備をし始めたが、軽い食事・後々の事などに時間がいたずらに過ぎ、出発は6時半になってしまった。

 「山ノ神」 は、嗜好品などが入った小さなサブザック、私は一通りの物を考えれば、普段の重さになってしまった。ピッケル・アイゼン何もかもが二人分に、三脚やシャベルなどもある。そんな事を思えば、寝具類がないだけで、普段の私のザックより重たかったかもしれない。

 冷え込んだから、「山ノ神」 は、スノーシューを履いてスイスイ行く。その後は、体重や荷の事もあるから、ずぶっと沈む、いわゆるモナカ状態である。それでも、上がフワフワで、下が固くなった状態より遙かに歩き易く、急斜面では安全であった。

 「山ノ神」 の元気だったのは、約1時間。やはり燃料切れではなかろうか・・・ 食べられないのであるから、「山行きには不向き!」 を証明したかのようであった。それでも、成谷山到着が午前8時過ぎであったから、その先の事を考えられずにはおれなかった。「僧ヶ岳山頂まで3時間」 の もくろみ通りの可能性が残されていた。しかし、前方を眺めると、「4月寒波の贈り物・白い山」 であったが、トレースのない稜線は、眩しさと不安が同居する何とも言い表せない心境であった。

 何でもない所でも、凹凸が分からず、から足を踏む状態になったり、吹き溜まりは膝までの新雪でもあった。距離は長く感じたが、ピッケル・アイゼンを使用する事もなく、山頂に辿り着く事が出来た。この時点(タイムオーバー)で、この先に行く事を諦めたが、食事処を求めなければならなかった。もう少し戻ってと思ったのであるが、「山ノ神」 にしてみれば、とにかく休みたいの一心であったに違いない。

 山頂には、宇奈月方面からのトレースがあった。今日のものか昨日のものか分からないが、単独行のようで、すぐに戻って行ったような感じられ、山頂をウロウロした様子などはなかった。山頂に長くいればいるほど、後々に応えるのであるが、1時間半以上滞在してしまった。

 2時間掛からずして、キャンプサイトに戻ったが、撤収に時間を費やしてしまい午後3時半の下山開始となってしまった。登山口に戻ったのが5時50分頃。片貝山荘までのデブリでも、また2往復しなければならず、ドンドン暗くなっていった。その後にも幾つもの大きなデブリを乗り越えなければならない。どれだけヘッデンを点けていても、真っ暗の中では、上も下も注意しなければならず、方向感覚も鈍ってしまいがちで、第四発電所の舗装道路に出てようやく一安心となった。でも、その後も長く、車に辿り着く頃は、足の裏に大きな水ぶくれが出来たのではなかろうかと思う程に足が痛くなっていた。





 ■■■ コースタイム ■■■
  一日目
 片貝山の森(7:10〜30)=片貝山荘(10:55〜11:05)=東又登山口(12:00〜05)=伊折山1350m付近

  二日目
 伊折山下キャンプサイト6:40=成谷山(8:15〜45)=僧ヶ岳頂上(11:05〜12:30)=成谷山13:50=キャンプ撤収(14:25〜15:40)=登山口(17:50〜18:00)=片貝山ノ守キャンプ場(21:05〜〜)


 ■■■ 同行者 ■■■
                比佐恵