元   さ   ん   の   山   紀   行
高落場山 (1,122m)
<富山県南砺市(旧城端町・平村> 平成19年11月06日





若杉登山口 弁慶の膝付き石 新しい標識が整備されたよう・・


唐木峠で・・ 濡れて滑りやすい登山道 ブナ林の中を・・・


最後の登り・・ 草沼山との分岐 雨が降っても・・(一人儀式)




 「コラム (11/6 山つれづれ・・・)より 」

11/6 予報通り雨になったが、なかなか行き先が決まらなかった。雨の日は、牛岳・小佐波御前山・中山辺りが定番であったが、この頃はどうしたわけか、他の山の良さを、より知りたくなったのであろうか、今までの歩き方と変わってきたような気がする。

 私がそうであるから、「山ノ神」にしてみれば、尚更そのように思うのは必至である。「希望?」を聞いても埒があかず、このところ福寿草の時期以外、ご無沙汰している赤祖父山とした。ちょっと寄り道をしたこともあり、登山口に着いたのは、午前11時半くらいであった。しかし、その登山口の様子を見た「山ノ神」は、あまり良い顔をしなかったので、更に林道を西方面へ、目的地を13キロ移動して高落場山とした。

 高落場山のイメージは、ちょっと雪が来て、「葉を落とした名残の赤が、その雪に映えるシーン。」 そんなのが、私は好きである。今日は、打って変わって、始めから雨。そのロマンの到来には、まだ時間があるようで、濡れた落葉を踏みしめるに至った。それがまたよく、何故か赤い絨毯を歩くような様。

 思いもよらぬ、ミツバツツジとの遭遇。紫式部の青い実も雨に冴えていた。何といっても、高落場山は、ブナ林であり、素人の私でも、雨とブナの関わりを感じてしまう。

 一向に止まぬ雨に、一時凌ぎにタープを広げた。「山ノ神」のビールタイムだけでもの思いである。今冬、同じ高落場山の山頂を踏んだのであるが、これほど、きれいに整備されているとは、思いもよらなかった。

 下りは、何度も転がりながら、意外と早く降りる事が出来たのであるが、その転び方をみて、お互い大笑いした事が、帰りの車中で、ケンカとならなかったように思えるのである。




■■■ コースタイム ■■■
 夫婦滝12:00=若杉登山口(12:10~25)=唐木峠=(12:55~13:00)=高落場山頂上(14:30~15:20)=登山口16:20

■□■ 同行者 ■□■
        比佐恵